ShihoSeji Blog

イラストレーター瀬島志保子のブログ
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クーポンヘア。

栗の渋皮煮じゃありませんよ。私の頭部です。昨日髪をばっさり切りました。

かなり長くてうっとおしかったんです。お風呂の排水溝掃除をするのが憂鬱で憂鬱で、長〜い髪が排水溝にはりついているのは、ホラー映画の主人公になった気持ちがしてイヤだったのです。なぜか長い髪を切ろうとすると、美容師さんは決まって「なんかあったんですか〜〜〜?」とか話題作りの為に聞いてくれるんですが、(たいして興味もないくせに!キー!)暑いし排水溝につまって嫌だからですよ。

三重から越して来て一ヶ月、美容院を探さなきゃ!と思ってオバケのようなボサボサヘアーで近所をふらついてみたら、あるわあるわ。徒歩圏内に美容院がどっちゃり。三重の山奥では考えられなかったことなので、素直にありがたいです。といっても、どうせこまめに手入れをするような性質ではないので、あれだな。ネコに小判だな。ブタに真珠だ。

それでももったいぶってなかなか行かなかったら、近所に住むヨーコちゃんが「クレヨンっていう地域の雑誌についてるクーポン券でめっちゃ安くなるで!」と関西弁でお得情報を垂れ流してくれたので、クレヨンが配られるのを待っていました。う〜〜ん!主婦っぽくて素敵!!クーポンって素敵!

クーポンを握りしめて一番近くの美容院へ。クーポンがなかったら絶対に選ばなかったであろう、ヤングでギラギラでイケイケな感じの美容院でした。髪の毛切ってもらうのは女の人がいいと思ってたけど、女の人は逆に話を弾ませなきゃと思い過ぎてしんどくなる事がわかった。男の人に切ってもらってる時は、ず〜〜〜っと雑誌読んでてもなんか許される気がして、ここぞとばかりに情報収集に専念しました。お兄さんの「髪染めチケット」についてのセールスや、お嬢さんの「ネイル&ハンドケア」についてのセールストークもすべてトンネルのように私の耳を突き抜けていきましたが、ご説明ありがとうございました。私も早く働かなきゃ、と思わされました。金髪やロンゲの若い男女が一生懸命働く姿というのはそれだけで胸を打ちます。

最後にメンバーズカード的なものを渡されてびっくり!「チホコさま」ってだあれ?シホコだよ。多分私をメンバーにする気はないのだろうな。

  • 2012年4月27日
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138タワーにのぼる。

まるで世紀末のような不穏な光景。トイレや建物のデザインからはそこはかとなくバブルのカオリが。

私は一宮市に越して来たんですが、なんと一宮市は住民登録をしに市役所に行くと「ウェルカムチケット」なるものをプレゼントしてくれるのです。それは一宮市の様々な施設を無料で使用できるというチケットなんです。それを利用しない訳にはいくめえ、と思って手始めに「138タワー」という展望台に夫と行って来ました。なぜかこんな曇天の日に。

曇りの方が人も少なかろうと、景色を楽しむという本来の目的から逸脱してでも、人混みを避けたい人見知りな夫婦なのでした。(よく結婚式を挙げたものだと思います)その想いは届き、子煩悩な父親に連れられた少年と、純粋に景色を楽しみたいおじさんだけという閑散とした光景。これだよ、ローカルの魅力。

ほらね、すごい曇ってるよ。一回しか有効でないチケットを曇りの日に使っちまった。こういう展望台には必ず100円を入れて観る望遠鏡みたいなのがありますよね?私は今まで、これを利用する人っているのかな?とぼんやりと思っていました。そしたら隣で小銭を入れる音が。なんと夫が利用しているではないか!!

「私も見せてくれー!!」と初めての事に私は興奮して夫から望遠鏡を奪い取った。観覧車にどんな人が並んでるかまで見れるのだ。向こうから走ってくるトラックの運転手がハナクソをほじっているのまで見れるのだ。これはとんでもない道具である。FBIになった気分だ。

ここで本日最大のミステイクをおかしました。「展望台でランチをしたい」と私が叫んだので、展望台にあった小さな喫茶店で500円のカレーライスとハヤシライスを注文してしまったのでした。これはレトルトやないか!!??違ったら申し訳ないけど。夫のカレーには福神漬けがあるのに私のハヤシにはない。自分で言いだしておきながら文句を言いつつ、お腹が空いていたのですごい勢いで吸引する。

展望台を後にして、地上まで降りたら、、、。たくさん魅力的な食べ物が売店で売っていた。オサレな移動カフェまである。カツカレーもある、肉巻きおにぎりも、、、。いや、あれで良かったんだ。景色がごちそうなのだ。曇ってたけど。

さようなら、138タワー。もう登る事はないけれど、楽しかったわ。

  • 2012年4月24日
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揚げたぞ!!

生まれて初めて一人で揚げ物をした。エビとアスパラのかき揚げ。今日は揚げ物記念日なのだ。サラダ記念日じゃなくってね、揚げ物記念日って書くと全くさわやかさがなくなるもだな。

粉と水のバランスが分からない、そんな私の揚げ物記念日。

かき揚げがバラバラ事件だ、揚げ物記念日。

廃油の行き場が未確定、オイルポットを検索だ、揚げ物記念日。

全く俵さんにはなれないけども、案外美味しくできて一安心でした。

思えば今まで母が揚げ物をしている最中に、じ〜っと見ていただけだった。私は油がこわいのだ。なぜなら母の手には「てんぷらを揚げているときに手に油がとんでできたシミ」なるものがぽちぽちとあって、母のいかつい手をよりいかつく見せている。さらには、揚げ物を揚げているとき、やっぱりなんか危険地帯的な雰囲気がそこから漂うし、よく油がはねているのも見る。私は母になったら、このような恐ろしい熱さと後遺症に怯えて揚げ物をしなければならないのかと思うと、私を揚げ物から遠ざけていた。揚げ物はあれだけ美味しいのだから、やはりそれなりにリスクが伴うのだろう。

夫は揚げ物が好きだけど、どうにか揚げ物から意識を遠ざけるまじないでもかけようと思っていたら、テレビで枝元なほみさんが穏やかな笑顔をたたえてかき揚げを揚げていたのでやってみようと前向きになれた。揚げ物の救世主だ。あんなに穏やかに揚げ物ができるものかと思った、うちの母がやはり何かおかしいのかもしれない。

コツもしかとメモした。氷水で、片栗粉も加えて、ふむふむ。しかし私はどうしても「計る」という行為が好きになれずに、やはり今回も目分量で勝負した。これのお陰で「コツ」の威力をかき消すかもしれないのに、なぜか計るのが嫌なのだ。計量スプーンとか大嫌いなのだ。小さい頃はフルーチェを作る時だけ計量カップを使用していたけど、それ以来使ってない。

だからか知らないけど、フライパンの中で(かき揚げはフライパンの方がいいんだってさ)かき揚げがバラバラになった。揚げながら憂鬱になった。「ほら見たことか、だから揚げ物は嫌や言うたやろ」と呪詛しながら、バラバラになったエビをすくいあげてひっつけたりした。工作だ。

さぞかしマズいだろうと思ったら、かき揚げの味がちゃんとした。夫は「バラバラだけど、味はかき揚げだね。粉が少なかったんじゃないの」と言った。私が心の中で思っていたことをそのまま言葉にされた。でも私としては80点なのだ。自分にはいつも甘いから。

  • 2012年4月22日
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どうにかしたい。

どこの家にもあるんですよね?こういうの。この景色を見ると気分が悪くなる。

「入居した瞬間からネットが使えるようにしたい!!」と私が言い出したものの、苦手なんだ。その辺の仕組みが。よって手続きは夫にしてもらった、、、。ありがたや。さ〜これで快適空間は約束された!と思いふとキッチンの脇を見ると、これがある。何がどうしてこうなったのかわからない何かしらの配線達。なあに?これは。

でも三重の実家にもあったし、東京に住んでいたときもあったし、つくばで私がパソコンデビューしたあの小さなアパートにもあったよ。当時も電気屋の人が何か一生懸命説明してたけど、何言ってるのかさっぱり分からなかった。でも見るたびに「なんじゃこれは」と思う。私はこれを、安全かつ美しくどうにか収納したいけど、今日もじっと見てるだけで一日が終わってしまった。だって何か間違って配線を私が切ってしまったらもう一生元に戻らない気がして触れられない。無知って本当にこわいことだよ、人より恐怖を感じる項目が多いってことだからね。この辺りを掃除機かけるときの切ない気持ち。いつかどうにかしたランキング1位です。

どうにかしたいランキング2位はこの押し入れ。なんか凄まじくもったいない使い方してるっていうのは分かってるんだ。天袋もあるもんだから本来喜ぶべきなんだけども。実はよく考えると入れるものがないんです!!今流行の「持たない生活」?でもこれからも夫との転勤生活は続く。持たないのが一番だ。身軽にいこう、身軽に。わらしべ一本もって長者になった人もいるんだからどうにかなるだろ。

でもここも開けるたびに「なんかどうにかしたい」と思って一日が終わってしまう。

  • 2012年4月17日
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姉ちゃんが来た。

昨日姉ちゃんから電話がかかってきて、「私暇やねんけど。明日あんたんとこ行っていい?」と告げた。5月にスペインへ留学する予定の姉は、3月に5年勤めた高校の英語教師を辞めて、今人生で一番時間があるらしかった。

そして最近まで散々色んな場所へ暇な間に旅行した挙げ句、「お金そんなに使ったらあかんやん?」と気付いたらしく、暇ついでに私の新居へ今日日帰りで現れた。駅に私が迎えに行くと、相変わらずの「コジマ電気の太陽」と見紛うばかりにテカりながらにやついていた。

姉は仕事に関しては勤勉だけど、三重の実家にいる時は着膨れた団子みたいにソファに転がっている。母から今朝「そっちに団子が転がっていったからよろしくね。」と電話があった。

姉はアメリカに留学していた頃は、年中トレーナーにGパンにきゃべつみたいな頭だったけど、日本に帰って来て勤め始めたらとてもスーツが似合うようになって、普段着もきれいめでおしゃれになった。でも、靴だけはなぜかいつもボロボロなのだ。もちろん最初はきれいな靴を買うんだけども、彼女の歩行距離がいつも莫大すぎて一瞬で靴がボロボロになるのだった。父に「今すぐその靴を捨てろ」と言われているのをたまに耳にする。そしていつも足は豆だらけで、よじれた絆創膏が必死に姉の足にからみついている。会うといつも最近出来たひどい豆の武勇伝をしてくれる。どの足の指もウルトラマンの頭のような形をしているのだ。

必要に迫られて歩いているのかといえばそういう訳でもなく、彼女は歩くのが小さい頃から好きなのだった。中学生の頃から、「あそこからここまで歩いた」とぼそっと告げては家族を驚愕させてきたのだ。「姉ちゃんがまた歩行距離記録を更新した!」とよく言ったものだ。だから私は今日うちに来てくれた姉と、延々うちの近所を散歩しようと決めていた。姉にしたらハナクソみたいな距離だけどさ。

お昼は近所にある有名なオムライス屋さんへ。ここの看板のフォントは非常に店の雰囲気と不釣り合いで、私はそれがとても気になっていたのだけど、姉もそれに真っ先に気付いた。注目する点は似ているのだ。

昼ご飯を食べた後、「近くにアピタ(大型スーパー)があるよ」と私が言うと、「アピタには絶対サーティーワンアイスクリームがあるはずや」と姉が言うので、サーティーワンが大好きな私達としては、デザートはそこへ行く事に自然と決まった。彼女はアイスクリーム屋の場所はなぜかよく知っている。

アピタに歩いて行くと、本当にサーティーワンがあった。姉は好きなフレーバーというのはこれといってなく、いつも新しいフレーバーのみを試す。ただしシャーベットは除く。アイスに爽やかさは求めていないらしい。そしていつもダブルを頼む。サーティーワンのアイスクリームのフレーバー名は長くて難しいカタカナが多いけど、いつもどもりがちな姉は、アイスのフレーバー名を言う時だけは淀みが無くスラスラ言えるのだった。「ジャモカアーモンドファッジ」とかね、、、。

散歩している間色んな話をした。勤めている間はとにかく毎日忙しそうだったので、平日に私と二人でのんびり散歩しているなんて奇跡のようだと話した。姉に、今幸せかと聞くと「うん。」と嬉しそうに言っていた。

幸せとはこういう事だ、ととても感じた日だった。姉を駅まで見送ったら、少し寂しかったけど、幸せの帯がず〜〜〜〜〜っと私に巻き付いていた。

  • 2012年4月12日
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