栗の渋皮煮じゃありませんよ。私の頭部です。昨日髪をばっさり切りました。
かなり長くてうっとおしかったんです。お風呂の排水溝掃除をするのが憂鬱で憂鬱で、長〜い髪が排水溝にはりついているのは、ホラー映画の主人公になった気持ちがしてイヤだったのです。なぜか長い髪を切ろうとすると、美容師さんは決まって「なんかあったんですか〜〜〜?」とか話題作りの為に聞いてくれるんですが、(たいして興味もないくせに!キー!)暑いし排水溝につまって嫌だからですよ。
三重から越して来て一ヶ月、美容院を探さなきゃ!と思ってオバケのようなボサボサヘアーで近所をふらついてみたら、あるわあるわ。徒歩圏内に美容院がどっちゃり。三重の山奥では考えられなかったことなので、素直にありがたいです。といっても、どうせこまめに手入れをするような性質ではないので、あれだな。ネコに小判だな。ブタに真珠だ。
それでももったいぶってなかなか行かなかったら、近所に住むヨーコちゃんが「クレヨンっていう地域の雑誌についてるクーポン券でめっちゃ安くなるで!」と関西弁でお得情報を垂れ流してくれたので、クレヨンが配られるのを待っていました。う〜〜ん!主婦っぽくて素敵!!クーポンって素敵!
クーポンを握りしめて一番近くの美容院へ。クーポンがなかったら絶対に選ばなかったであろう、ヤングでギラギラでイケイケな感じの美容院でした。髪の毛切ってもらうのは女の人がいいと思ってたけど、女の人は逆に話を弾ませなきゃと思い過ぎてしんどくなる事がわかった。男の人に切ってもらってる時は、ず〜〜〜っと雑誌読んでてもなんか許される気がして、ここぞとばかりに情報収集に専念しました。お兄さんの「髪染めチケット」についてのセールスや、お嬢さんの「ネイル&ハンドケア」についてのセールストークもすべてトンネルのように私の耳を突き抜けていきましたが、ご説明ありがとうございました。私も早く働かなきゃ、と思わされました。金髪やロンゲの若い男女が一生懸命働く姿というのはそれだけで胸を打ちます。
最後にメンバーズカード的なものを渡されてびっくり!「チホコさま」ってだあれ?シホコだよ。多分私をメンバーにする気はないのだろうな。