大学時代の友人の結婚式が、東京の池袋でありましたので行って参りました。
会場はなんと重要文化財の自由学園明日館という所です。フランクロイドライトの設計!ということで、非常にクラッシックかつしゃれた建物でした。受付の任務を任されたのにぎりぎりで駆け込んだ為に、建物の写真を明るいうちにおさめることができず無念であります。走りまくったので化粧もズルムケで臨み、無念であります。
新郎と新婦は同じ大学の洋画と日本画に属しておりました。二人とも友人ですが、新郎の方が私と同じ専攻でした。二人とも小さくて、コロボックル系です。二人ともとにかくセンスが良く、美味しい物が好きで、しっかりもので、ユーモアのある人間です。だいたいのカップルがそうだと思いますが、二人はそっくりです。
まだプロポーズをしていないという新郎が、みんなのまえで今日プロポーズをする、というのがとてもよかったです。新郎そっくりのお父さんが、泣きながら一生懸命みんなのまえでスピーチをしたのもじんわりとしました。まだ未婚の新婦のお姉さんに、新婦が「次はお姉ちゃんの番」といってブーケを渡したところで、本日一番の泣きが私にやってきました。
こちらのウェルカムボードは、もちろん洋画を専攻していた新郎が描いたもの。あまり明るい絵を描く人ではないので、彼のなかでは相当明るい絵となっています。
式の最後に新郎が「ボクはもともとすごくネガティブな人間で、どうせボクなんか、というのが口癖のような男でしたが、彼女がボクに色々な素敵な世界を見せてくれました。これからもボクと一緒に素敵な世界を見て行きたい」という言葉。7年付き合って結婚した二人の今までの歴史が私の頭で勝手に走馬灯のように流れて行きました。
もうすぐ新築の家が建つとか。美味しい物をもって、遊びに行こう。
小学校からの友人が結婚するとのことで、ウェディングカードを作って贈りました。新郎には会った事がないので、なんとなくメンズの平均顔のような顔に。もう何度友人や親戚にウェルカムボードなりカードなり贈ったことでしょうか。自分自身結婚の予定は未だないものの、かなりウェディング小物に詳しくなりました。リングピローというものの存在とかも、今まで知らなかったですが不思議な道具が世の中にはあるものです。「指輪の枕」ですよ?
ハンズのブライダルコーナーで一人で小物観察する私。ピンセットで真珠のシールをつまんで貼付ける私。辛気くさい想いをしてこそ喜んでもらえる、、、手編みのセーターを贈る、一昔前の粘着質な女性の勘違い風の作りになっています。
まゆみちゃん、結婚おめでとう。カリスマ中学生だった頃のあなたが懐かしいです。かわいいピン留めと、ルーズソックスを最初にはいてきたのはあなたでした。学校一の不良と付き合いながら成績はトップという、小説の中のヒロインのようなあなたはいつも輝いていました。末永くお幸せに。
16日17日と、ペーターズギャラリーで審査員の方々によるワンデースクールが開催されましたので、またもや山から這い出て来ました。
16日は選んでいただいた宮古美智代さんが講師でした。20人くらいの生徒さんが集まり、一人一人のファイルを宮古さんが丁寧に見て、コメントをくださいました。最初はみんなも宮古さんも、手探りという感じだったのですが、どんどんヒートアップしてきて、時間があっというまに過ぎて行きました。
そして、私のファイルの番になって、宮古さんから言葉をいただきました。これから私はこの言葉を胸に1000年生きていけると思いました。生まれて来てよかったと本気で思いました。分数のテストは全部0点でしたし、自転車も小6まで補助輪付きの人生でしたが、わたしは生まれて来てよかったです。
自分ではない人が、自分が感じているあやふやなものを感情を込めてここまで言葉にしてくれたということが、夢かと思いました。私の海馬録音部門で毎日再生します。ありがとうございます。
17日は鈴木成一さんのスクールでした。こちらも生徒さんのファイルを見ながら鈴木さんがコメントをくださる形式でした。審査員の方々は、全然手を抜かないです。自分がひとりひとりの思いをのせているんだ、と考えてくれている。ものすごく丁寧。鈴木さんは、すごく男気を感じる話し方でかっこよかったです。ざく!ばしっ!どかーん!たまに沈黙。たまに笑う。
またもや、夜行バスで三重に帰る時間となり、泣く泣く途中退場。夜行バスでは、ワンデースクールの事やギャラリーに足を運んでくださった方の顔が走馬灯状態で流れ続け、寝返りを300回くらい打ち続けて、一睡もできず、、、。
2日にチョイス大賞展の授賞式がありましたので、三重の山から降りてトウキョウシティに這い出てまいりました。
私は過去二回、運良くチョイスに入選し、この大賞展授賞式も3回目となりましたが、、、。過去二回は、ほとんど誰とも口を聞けず、名刺も渡せず、うつむきながらの2時間を過ごし、うつむいたまま帰宅しておりましたが、今回初めて、顔を上げて色々な人と話す事ができました。仲良くしていただいた皆様、どうもありがとうございます。
しかし毎回、審査員の方々はやはりスターですので、長蛇の列の先に真珠のように輝いているか、円陣を組まれた中央に座る仏陀のように輝いているかのどちらかで、とても近づく事ができずに今年もあきらめておりました。
ただ今回、どうしても選んでいただいた荒井良二氏にはお礼を言いたくて、ねばって最後まで残っていた所、警備が手薄になった神様に話しかけるチャンスがやって参りました。
しかし興奮と緊張と嬉しさが頂点に達した私は、事もあろうに、、、泣きました。色々話す前に泣いてしまったので、狂ったファンそのものになってしまいました。荒井さんは、アホなファンを目の前にびっくりしながらも、優しい言葉をかけてくださいました。荒井さんはものすごいかわいい赤いニットを着ていました。嬉しくて帰りの電車でもなぜかぼろぼろ泣きました。
10月中旬に、非常に大好きな友達の結婚式にいってきました。彼女とは大学時代ほぼ毎日一緒にご飯を食べたり朝までしゃべりまくったりして、とにかく気が合う女性なのであります。
この案内状や、招待状からウェルカムボードまで全ての絵を描かせていただき、私にとっても想い入れの強い結婚式でした。そのせいか、式が始まってから、披露宴が終わるまでなぜか泣き止むことができず、彼女の顔をみてはさめざめと泣く有様でした。めでたいことだから泣いてはいけないのに、近頃涙もろくていけません。年でしょうね。