
天橋立って聞いた事ありましたが、行った事なかったので行って来ました。は〜京都って観る所多いね〜。うらやましい。三重にも分けてくれよ。
お盆休みの超渋滞高速を、暑い日差しにさらされながら(私は運転せずに隣でベラベラしゃべってただけだけど)やっとの思いで天橋立に辿り着いたと思ったら、旅館チェックインまで2時間しかない。急いで天橋立を見なくっちゃ!!!っと思って海水浴場の松林を二足歩行で走り出したらそれが超遠くて、人々は自転車をレンタルして私達を追い越して行く、、、。あれ?そんなに遠かったのか。
歩く事30分(笑)、、、。汗を吸わないワンピースが重くのしかかる、、、。でもどれが天橋立なのか全然わからない。ふらふらと漁村をはいずりまわっていると、フェリー乗り場のおばちゃんが色々教えてくれた。フェリーチケットと、天橋立までのゴンドラチケットを奪い取るように購入。タイムリミット迫る中、ゴンドラに乗り込む。天橋立って一体どれなの??
そんなミステリアスなベールにつつまれた天橋立でしたが、ついに見る事ができました!やった〜。遠かったこの道のり。苦労しただけに、嬉しかったな〜。見れて。ちゃんと又の間からのぞいたよ。

二日目は大阪。私は祖母の家があるので、一ヶ月に2回くらい大阪に来るものの、梅田で買い物をするくらいで大阪の事を実は良く知らない。今回大阪ツアー担当は私だったので、こってこての大阪をみせてやる!と思って通天閣と串カツ、大阪城ツアーを計画。
大阪は、アジアを感じさせる混沌と自由さと熱気がムンムンしていました。毛が一本もない裸のおじいさんが自転車で通り過ぎていったり、ちんどんやがプラプらしていたり、信じられない暑さの中でぼけ〜〜〜っと家族がたこ焼きを食べていたりします。
通天閣前に辿り着くと、長蛇の列。通天閣のガラス張りの上の方までも人が並んでいるのが見えて、並ぶのが大嫌いな私達は「や〜めた」っとあっさり通天閣に登るのをあきらめました。有名な串カツ屋を調べて行くと、ここも長蛇の列。「他に行こう」と、あきらめるのが得意な私達はあっさりと他をあたりました。

気になったオモチャ屋さん。節電ぶりが素晴らしい。怖くて入れなかった。子ども達は来るのだろうか??

3日目。ふらふらの私達、、、大阪城へ。今大河ドラマ「江」を観ている私は、とても興味がありました。大阪城の中は、非常に近代的で、エレベーターも完備。エアコンも完備。資料も豊富。しかし、やはりエレベーター前は長蛇の列。
並ぶのが大嫌いな私達は迷わず階段をチョイス。やっぱり並ぶのが嫌いな中国人ツアーの人々にまみれて階段を昇!何かと勢いのある中国人の熱気にやられそうになる。
小さい頃に大阪城に来た時は、一切戦国武将にも城にも興味がなかったけど、知る事でまた知りたい事が増える事を実感。今回はおもしろく観れました。
今回の旅行で思った事。備えあれば憂いなし。お盆は外に出ずにじっとしているべし。あとは、大阪の人は大阪の人の顔をしているな、ということ。沖縄顔があるように、大阪の顔があるんだなあ。だって、串カツやのお兄ちゃんと、大阪城の売店でかき氷を売っていた兄ちゃんの顔がまったく同じだった。

お盆前のこの日は、朝から高校生の紙芝居作りにかりだされました、、、。小学生に読み聞かせる為に高校生が紙芝居をつくるとのことです。下書き担当は、美術教師であるこの私。高校生はひたすら色を塗ります。
お話の内容はすでに決まっていて「桃太郎の次男、ももじろうのお話」だそうです。桃太郎がすでに鬼退治をして一躍村の人気者になっていたときに、今度は小さな桃が流れて来て、今度は中から弱々しい赤ちゃんがでてくる。名前は桃次郎。
桃次郎はずっと弱々しいままですが、心の優しい少年に育ちます。でもまた鬼が暴れだし、今度は桃次郎が嫌々鬼退治にいくことになる、というお話です。
鬼が島に着いた桃次郎は、一体どうするでしょう?というのを小学生に考えてもらって、最後の一枚を完成させてもらうのです。なかなかおもしろそうですよね??

はははは、、、。おもしろそうに見えないって?高校生9人とつくりあげた大作ですよ。でもみんな私の下書きの線がわかりにくかったらしく、意味不明な色の塗り方もしばしば。しかも絵の具だけを使ったページと、色鉛筆だけを使ったページが混在していて、あるときは超鮮明なページがあったり、あるときは超淡い色のページがあったりと統一感の何もない紙芝居になってしまいました。いやいや、こういうのはみんなで作る事に意義があるのです。作り終わる頃にはみんなもうへろへろに。

5時半からおまちかねのBBQが始まりました。みんなこれのために頑張ってたんだね〜!インドアな私にとっては、外で調理をするということ事態がもうヘロヘロになるんですが。さっきまで疲れた〜を連発していた高校生はもう元気に肉を焼いています。いいな〜、先生にもそのエネルギーをちょうだい。
でも若い高校生達のお陰で、私は蚊に全くかまれませんでした。高校生は一人10カ所もかまれているというのに、私は無傷。若い血が生け贄となったようです。

この地域では、鹿肉が容易に手に入ります。去年もいただいたシカさし。本当に美味しいよ!あっさりしていて臭みが全然ないし、低カロリー高タンパクで、マグロの赤身がすごくなめらかになったような感じです。
見た目がグロいけどね。私はBBQのお肉そっちのけで、ひたすらこのシカ刺しを食べ続けていました。「瀬島先生、今度からシカを見たらもうお肉にしか見えないね」とまで言われました。邪悪な美術教師。
隣のマシンはかき氷機。シロップは、イチゴ、メロン、レモン、ブルーハワイ、カルピスとよりどりみどりで大人気!!準備をしてくださった集会所の先生に本当に感謝です。
宴も終盤を迎える頃、高校生を代表して三年生のSちゃんが先生方に御礼の言葉をのべました。Sちゃんは普段は妹キャラで、「も〜しんどい〜うざい〜」が口癖なのですが、この日は「本当に私達は色々な人に支えられているんだ」ということを実感したようで、「先生、ありがとう。本当にありがとうございます。」を何度も何度も言っていました。
その言葉を聞けただけで、先生達も疲れが吹っ飛ぶのよ。

昨年の7月にCDジャケットのイラストを描かせていただいてから、ずっとおつきあいしているウクレレ歌手のオオモリメグミさんが10月2日に下北沢のモナレコードでライブを行うことになり、そのイベントフライヤーを描かせていただきました!!
モナレコードのHPにもアップされております!
http://www.mona-records.com/live/2011/10/live_100212.php
最近ラジオでもメグミさんの歌声を聴く機会があり、ずっとこのままメグミさんらしく歌ってほしいと思いました。ってラジオのDJの方もいっておりました。
夜、お風呂にのんびり入っているときにお隣の家からこんな歌がぽろ〜んと聞こえてきたら、その日は一日いい日だったなと思えるような感じです。私の個人的な感想ですが。

私の住む田舎では、ふた月に一度くらいの割合で「ごはんさん」というものが回ってきます。上の写真がそれです。要はお仏壇にあげるごはんのことなんです。どこにあげるのかといえば、通称「あん寺」という地域の集会所の仏さんに捧げるのであります。今日はそのごはんさんの当番がうちに回って来たので、ちょっと記録。
昔から、このごはんさんセットが入っている鞄が玄関先に置いてあると、母が「あ〜〜〜〜明日ごはんさんや〜。朝忙しくなる〜。」といって嘆いていたことを覚えています。忙しい母にとっては、この地域の決まり事が多少煩わしかったに違いありません。多分みんなそう思いながら、でも絶やす事はできないし、絶やす気もないのです。この地域に住んでいる限りは、みんなで守っていかねばならないのです。

この仏様と左隣にある仏様に一つずつごはんを供え、花の水を換えて、コップの水を換えて、チーンと鐘をならして拝んだら終了です。朝にそなえたご飯を夕方にも取りに行かねばならず、一日2回こなければいけないのです。自分の家の番が終われば、お隣の家に回します。
昔はこのあん寺には「あんじゅさん」という、この集会所と仏様を管理するおばあさんが住んでいました。私が小学生の頃は、このあん寺に朝集合して小学校まで集団登校をしていたので、よくあんじゅさんに挨拶したりしていました。1年に一回、めちゃくちゃ甘いお茶「甘茶」というのを朝飲まされるという謎の行事もあったりして、子どもながらに不思議なおばあさんだと思っていました。
おそらくあんじゅさんは亡くなられたのでしょう。いつからか、いなくなっていました。子どもはそういうことにあまり気付かないものです。それからこのごはんさんという習慣がうちの地域で始まりました。毎朝ごはんをあげてくれていたあんじゅさんがいなくなったので、誰かがあげなければいけません。

集会がない日はひっそりとしているあん寺の玄関。小さい頃は一人でごはんさんをするなんてことは怖くて想像もできませんでしたが、めでたく私も一昨年から「ひとりごはんさん」デビューすることになり、多忙極める母に代わってせっせとごはんを運んでいます。
ひとりであん寺の中を散策するのが楽しくて、あんじゅさんが使っていた小さな小さなお風呂などをのぞいたり、裏の窓の外を流れる川を眺めたりして、あんじゅさんに思いを馳せています。彼女は一体どんな人生だったのだろうなあ。
夕方になったらまたごはんを回収しにいかなくちゃ。

夢に出て来そうなひまわり畑です。オグと愛知牧場へ行って参りました。
田舎者のくせにさらに田舎を求める私に付き合わされて、シティ派のオグはかわいそうに。でも愛知にも牧場があったなんて、友達のヨーコちゃんのブログで知って行ってみようということになりました。
きっと動物との触れ合いコーナーがあるに違いないと、鼻息を荒くして乗り込んだのですが。ウサギは暑さで、汚れたゾウキンのように奥の小屋へひっこんだまま。モルモットは「体調不良」のため触れられない場所へ避難。豚はわらをかき集めながら自分の食事に必死。羊は触ると無言で立ち去り、美しい馬小屋へは馬主以外は立ち入り厳禁、牛の乳搾りは「本日の受付終了」の看板が。オグは偏頭痛と動物が放つ匂いと闘いながらフラフラ。
でも「まあ、いっか」と思っている自分に、子どもの時のような動物への興奮が、潮がひくようになくなりつつあることを知ってしまって少し寂しい気持ちになりました。子どものときだったら、這いつくばってでもウサギを追いかけた事だろう。

馬主がいる馬の美しさに度肝を抜かれたあと、「おさわり自由」的な馬の小屋へ、、、。ははあ、、、なるほど。これがおさわり自由の馬ちゃんかと、妙に納得の天パーヘア。もしくは戦後の混乱期に生まれたかのようなものすんごいおカッパの馬ちゃんなどがつながれていました。顔もヘアーもかなりの個性派揃いで、なんか笑いが止まらなかった。私が馬ならまちがいなく「おさわり自由」コーナーへぶちこまれていただろう。

悲しい事(?)ばかりではなかったのですよ。牧場で手作りされてるジェラートがすんごく美味しかったのだ。この輝かしいジェラートを見よ。
私はいちご味とチョコレート味のジェラート。オグはミルクとヨーグルトミントという謎のフレーバーをチョイス。お互いのフレーバーに疑問を抱きつつ楽しみました。
ジェラートの他にも、ハムやらミルクジャムやら他色々動物達からしぼりとった肉やらミルクを存分に生かしきったラインナップがお楽しみいただけます。そのなかで、なぜか私は冷やしパインという牧場一切関係なしの食べ物に手を出し、牧場を後にしました。
みなさんもどうですか、都会に疲れたら牧場へ!