
昨日は青山に住んでいる(三重県の青山です、東京じゃなくって!)叔母に会いに行きました。うちから車で山道を40分走ると、そこはひときわ風が強い、風力発電の街です。
建て替えたばかりという叔母の家をまずは見学(個人宅なので、写真は撮りませんでしたが)。二人暮らしなのに、トイレが4つくらいあって部屋がわけがわからないほどたくさんありました。鬼ごっこもかくれんぼもやりたい放題です。トイレもし放題です。家の中に昔の井戸のポンプがあって、ピカピカのキッチンもあります。古い物と、新しい物が居心地よさそうに並んで暮らしていて、私はとても好きでした。
片付けと掃除が好きな叔母は「まだまだやることがたくさんある!」といって元気そうで、楽しそうで、ランチに入ったレストランではステーキを注文していました。妹である私の母と、子どものときの話に花が咲いておりました。女の人は、いつまでも少女なのだと思いました。
叔母の家をあとにして、風力発電の風車を観に行く事にしました。
ヘアピンのようなU字型のぐねぐね道をひたすら登ると、突然風車がたくさん現れます。

遠くで見ると小さいけれど、近くで見ると巨大で変な音がしていて、別の星に不時着したような不思議な気持ちになりました。見物に来ている人もたくさんいました。
海が近くにある人は、落ち込んだ時にきっと海を見に行くのかもしれませんが、この風の街に住んでいる人は、この風車を見に行くのでしょうか?

ジブリ映画は絶対に映画館で観たい。そんな想いをぶらさげて、夜10時からのレイトショーに単身乗り込んできました。なぜかスターウォーズのTシャツを着て。完全にアニメおたくっぽいアラサー!ですけど、いいんです。リラックスした状態じゃないと映画なんて楽しくないから、ノーメークでいいの。
近頃、宮崎駿さんは、どうも後継者を育てる事に頑張っている。絶対誰も駿さんにはなれないけどね、、、。アリエッティも違う監督でした。
そして、今回なんと、、、「ゲド戦記」で完全に大失敗をしたと思われる息子の吾郎サンが監督とな。ということでそんなに期待をせずに観に行きました。吾郎サンがやらかしませんように、、、。
結果、とっても良かったです。帰りは、まだ覚えてないけど雰囲気だけどうにかつかみながら主題歌を口ずさんで帰って来ました。CDほしいな。
「古き良き」が大好きなジブリ映画らしく、日本の西洋建築が大好きなジブリ映画らしく、たまにボソボソ言ってて聞きづらいんだけどなんかそれがいい味出してる声優さん使いとか、絶対ちょっと何か伝えたいんだよね?というテーマをさらりとおもしろくしてくれて〜。あ〜ありがとうありがとう。私は満足です。
すごいな〜と思ったのが、主人公の海ちゃんが、働きすぎな事。誰よりも早く起きて、下宿屋のすべてを切り盛りしているのです、16歳なのに。海ちゃんが遅くに帰って来て、夕飯の支度を6人分しなきゃいけないのに、兄弟はテレビ観てて。なのに、新聞部の手伝いもして。「私にはできない」と、映画を観ながらワナワナと手が震えました。
でも、1960年代はきっとみんなが時間が惜しくて惜しくてたまらなかったんだろうなと思いました。みんなが当たり前のように全力で動いている。路上で熱く語っている。廊下で、教室で、これからの日本の事を語っているのです。
高度経済成長時の日本というのを、ドキュメンタリーとか、ドラマとかでちょっとは知っているけど、アニメでそれを表現するとそれは何十倍も浮き出て見える。それをわざわざ絵にして、台詞にして、ひとつひとつ起こしてアニメという形にしているから、ひとつひとつの「今との違い」が浮き上がってくる。それを観るのがすごく私はおもしろかったし、宮崎さんが「君たちの親は、こういう日本を生きて来たんだよ。」とわかりやすく教えてくれているようでした。
今の私達が、あのころのように振る舞える訳ではないけど、知る事はとっても大事だ。

次の日は、松本を自転車で巡りました。松本といえば、松本城!!地震の影響で壁にひびが入ったとか。そんな事件をものともせずに、この日も松本城は混んでいた。
混み過ぎて、天守閣に辿り着くまでに40分。チケットを買うのにも、長蛇の列。並び疲れて、せっかく展示してある歴史的資料の数々にも一瞥するだけで「早く、、、ここから出たい。でもせっかくここまで来たんだからせめて天守閣に、、、」という葛藤の中、もはや狭い城の中をずるずると並んで歩く中、前に並んでいるおばさんの羽織っている上着が表裏反対なのを、おばさんがいつ気付くのかを待つ、という地味なエンターテイメントに頼らざるを得ない状況に。
やっとの想いで城から脱出して広々とした庭に解放されると、庭にはゆるキャラが集合しており、なぜか彦根のひこにゃんまでかり出されているではないか!
松本城の麓でゆるキャラに群がる人々に、妙に感慨深い気持ちになって、パシャリと一枚。戦国武将に見せてあげたい、「日本は平和になったよ。」と。

長野と言えば、ソバだ!!!今回の旅行では4回食べた。その中で、一番美味しかったのがこの山菜冷やしソバ。山菜のがんばり度が今まで食べた山菜関係の中で群を抜いていました。このワラビの巻きっぷり、まるでカタツムリやないか!歯ごたえの「生え抜き」感が素晴らしい。ソバも、すごく美味しかった。
「美味しいそば」とは何かよく分かっていない私ですが、明らかに美味しかった。そして、本来ここまで褒めたのなら、お店の名前を言うべきなのですが、松本城にくらわされた疲労感で、まったく覚えていません。とにかく、松本城の敷地内にあるきれいなソバ屋さんです。

そして今回の旅で私が一番感動したのが、この「栗みぞれ」。
栗専門の和菓子屋さん、「竹風堂」というお店で食べました。栗のかき氷なんて食べた事ない。そもそも合うのか?と思っていたのですが、一口食べた瞬間に「お、、、おいしい!!」とつぶやくほどに美味しかったのです。そして、新鮮な驚きがあった。
上に乗ってる「栗あん」ももちろん美味しいのですが、かかっているシロップさえも栗の味なのです。
食べている間中「すごい、おいしい、すごい、おいしい」としか言えませんでした。
他のお客さん達は、「栗おこわ」とか「オレンジジュース」とか注文してたけど、「栗みぞれ、食べなよ」と勧めたくなりました。
天井の高い涼やかな純和風建築の店内も、メダカが泳ぐ小さい庭も、その庭を手入れするおばちゃんの姿さえもなんだかよかった。
旅行中ずっと晴れていて、山の木々が一本一本鮮明に見えるような絶好の長野満喫日和でした。旅行から帰って来た途端に台風がきて、余計にラッキー度が高く感じました。長野に住みたいな〜。毎日アルプス公園に行って、夏は栗みぞれを食べるのだ。

お休みを利用して、長野へ行って来ました。長野の安曇野といえば、現在朝の連続ドラマ「おひさま」で人気沸騰中らしい。関西弁が多い朝の連ドラのなかで、標準語なところが私は好きです。自分が関西弁なだけに(いや、正確には三重弁だけど)ね。
写真は「アルプス公園」。なんか、長野にはやたらと「自然いっぱい公園」がたくさんある。この公園も、超広大。ミニ動物園とかアスレチックとかゴルフコースとか、簡素な作りだけどスリルだけは超絶なジェットコースターまである。なんでも詰め込んでいるけど、無料で、人に優しい楽しい公園です。近所にこんな公園があったら入り浸るなあ。

これは「大王わさび農園」。好き嫌いのない私が唯一食べられないのが、ワサビです。よく、採りたて削りたて(?)のワサビは全然辛くないっていいますけど、なんでも食べる私が食べられないっていうんだから、ワサビと私の関係についてはそっとしておいてほしいの。あの脳天に突き刺さる刺激は、「どうしてこんなに苦しまないといけないの?」と言いたくなるのです。
でも、ワサビが清流の中でさらさらと育っている姿を見るのは、初めてだったけど、好きです。こんなにキレイな環境で育ててもらえるなら、ワサビに生まれ変わってもちょっといいかもしれないとさえ思った。食べられないけど、「おしゃれな薬味」だとは思っています。「あのひとは、ワサビみたいだよね」なんて言われたら、「なんかすごいやつ」っていう気がするし。
この清流には、なんと「足を突っ込んでいいスポット」があって、激しい熱波にみまわれた人々が癒しをもとめて群がっていました。私も嬉々として足を突っ込んだのですが、あまりの冷たさに、ワサビを食べてもいないのに脳天に刺激が!恐るべし、ワサビ。
結局、人々がわさびソフトクリームやらワサビソバなんかを食べている横で、イチゴのかき氷を食べて舌を赤く染めていました。

日曜日は、本当に本当に久しぶりに姉が一日お休みの日だったので、一緒に大阪の梅田に買いものに行って来ました。どうやら夏のセール真っ最中だったらしく、いつも混雑している梅田の街はさらに人で溢れかえっていました。
一人で都会に行くと、いつも疲労困憊度が早くてさっさと帰って来てしまうのですが、今日はスーパータフな姉が一緒なので百人力の気持ちで臨みました。「梅田は私の庭」というくらい、大阪の地理感覚に長けている姉は、私がいままで何倍もの時間をかけて辿り着いていた道を、すいすいと近道を選んでハイスピードでくぐりぬけていきます。
私は姉のスピードについていけず、いつもだいたい引き離されて後ろの方で人に紛れて慌てるのですが、姉はそれを知っていていつも途中で立ち止まって振り返るクセがついています。なのでたまに私が調子よく姉についていけたりすると、立ち止まって振り返った姉に驚かれます。
写真は、春くらい?にオープンした新しいファッションビル「ルクア」です。名古屋の栄にある「ラシック」と似ています。名前まで激似。
大阪は最近伊勢丹もできて、なんか猛烈に再び開発熱が高まっている、、、。阪急デパートもリニューアルしたばかりなんですが、私は前の方が好きだったなあと思ったりします。阪急のエレベーターで知らないおばあちゃんが「前のがよかったわ」ってつぶやいているのを見てしまいました。まあ、要は慣れてるから、買い物しやすかったってことなんだろうけど。

セールに行って、結局何をかったのかといえば、写真の腹巻きです。腹巻きっていってもかわいいでしょう?最近の腹巻きはかわいいんですよ。またピンクを買ってしまった、、、。30にもなってピンクばっかりっていうのは本当にやばい。と思いつつ買ってしまう。「ホンマでっかTV」でも、「年をとってきてピンクばっかり着ている人はやばい」みたいなことを言っていたぞ、、、。このままでは林家パー子と双子になってしまう。
なんで夏に腹巻き?と思うかもしれませんが、夏こそ腹巻きですよ、女性諸君。冷たい物を食べたり、お腹を出して寝たりすると子宮が弱ってしまうらしい。というのを聞きつけて慌てて買ったのでした。
家に帰って、早速つけてみたら、暑すぎてすぐ脱いでしまった、、、。冬によろしく。