皆さん、お久しぶりです。2月末に夫が大阪に転勤が決まり、大阪に引っ越しました。オオサカナウです。もう、それはそれは忙しく、忙しすぎて痔になったりしながら、お尻を引きずりながら今日にいたるわけであります。子どもは一切の戦力にならず(それどころか邪魔しかしない)、夫は多忙を極め、ほぼ一人で引っ越し準備をしました。
何が一番大変だったかといわれたらですね、「お別れの挨拶」が一番大変でした。なんのって、息子の幼稚園のです。東京生活5年。私も息子も着実にコミュニティに根ざし、日々を築き上げてまいりました。ママ友をたんと作り、幼稚園のバザーに貢献し、スーパーへ行けば「あら、ごきげんよう。」と挨拶する人がわんさかいるくらいに、地域に溶け込んでおりました。
てんきん!てんきんだ!ついにきた。忘れかけていたころ、それはやってくるのです。転勤の電話をもらってから、もうちゃぶ台をひっくり返すくらいに私は大騒ぎをしながら、ええ、今日にいたります。お別れのクッキーやらハンカチを買い、幼稚園のお友達一人一人にお手紙を書き、転園を嫌がる息子をなだめすかし、大阪まで幼稚園を探しに行き、大量の物質と向き合いながら荷造りをしました。
引っ越し当日の朝までに、7割くらいしか荷造りが終わらず、髪を振り乱しながらサカイの兄ちゃん達と引っ越し作業をしました。息子はママ友達が預かってくれて、車に乗り込む直前まで遊んでいました。1歳半の娘は、大阪から手伝いに来てくれていた姉がずっと抱っこしてくれていました。
すべての作業が終わり、車に乗り込んだ時はただ安堵。でももう二度と引っ越しは嫌だと思いました。何が嫌って、大量の物質とひたすら向き合うあの時間。捨てるか、残すか。自らが買い集めたあの大量の物質。夫が買い集めた大量の物質。クリップひとつ、とろろこんぶの袋ひとつ、、、。子どもの大量のおもちゃ。いつか使うかもと取っておいた、謎の袋の数々。あー、君たち、審判の時がきたよ。やはりゴミになるのだねと、ひとつひとつにさようならと、大阪でもよろしくをつぶやきながら。
そして、衝撃のご報告。姉夫婦と同居しています。大阪在住の姉夫婦と。「そんなことできるのか?」と多くの人に言われましたが、今のところ同居で良かったと私は思っています。元々姉夫婦だけではでかすぎた、大阪のばあちゃんが建てた家です。子ども達も姉夫婦が大好きだし、姉夫婦は子ども好きだし、私は色々と助かっています。
東京でお別れを言いそびれた人もたくさんいますが、引き続き、どうぞよろしくお願い致します。
もう、何ヶ月更新していなかったでしょう。みなさんお元気ですか。私はもちろん元気です。そうこうしている間に年まで明けて、いつのまにやら2018年になってしまいました。もう諦めてこのブログを誰も読んでいないかもしれませんが、ぼち〜ぼち更新していきたいと思っていますのでよろしくお願い致します。
言い訳をさせていただきますと、1歳半になろうとする娘が昼寝をしないんですね。昼寝もしないうえに、夜の睡眠も浅いんです。5回くらい起きて、3回くらいおっぱいをやらないとだめなんです。夜中に。そうすると、私自身もとにかく早く寝ないと身がもたなくて、夜は子どもと一緒に9時頃就寝なんです。そうするとですね、ブログを書けないんです。何かに集中するということが非常に難しいんです。あれ、これ前もなんか書いた?しつこいね?
スマホをいじっても、娘が奪いに来るし、パソコンのキーボードを触ろうとすると、間違いなく触りにくるので打てない。まあ、そういうことです。今、すごく珍しく寝たので、焦って更新しています。「あ〜、この話について書きたいな〜」と思っても、どうせもうブログは更新できないと思うと、どんどん忘れて、もうブログってなんだっけ?インスタ?なんだそれ?みたいになってきます。ちなみに私は未だインスタが何か本当に知りません。若者の間で流行ってるなんかということくらいしか。どこにも発信できないと思うと、もう考える事をやめていく自分がいます。それがとても辛いです。さっきふいに思った事考えた事、誰かに伝えたいな〜と思っても、どんどん流れていって消えていってしまいます。子育ては、楽しい事もたくさんあるけど、本当に「私」のようなものは消えていきます。滅私奉公とはよく言ったもんだ。
テレビもニュースをもっと観たいのに、子ども番組しか流せなくて世間の事何も知らなくなっていた。
でも、最近ふと前よりずっと気持ちが楽になっていることに気づく。子どもの数が増えたのに、どうしてだろうと思うと、それは息子が成長したからだと気づく。4歳になった息子は、戦力、とはいかないまでも会話のキャッチボールもいっぱいできるし、自分でできることも格段に増えた。そして、子どもと自分二人きりという関係よりも、こうすけ、なっちゃん、そして私という3人の関係というもが、物事を多様にして、気持ちを楽にさせているのだ。
お兄ちゃんが幼稚園にいっている間、なっちゃんと二人きり、でも3時になったらお兄ちゃんが帰って来る。そうすると、逆に気持ちが楽になっている。なっちゃんはお兄ちゃんが帰ってくるまで私にべったりで泣いてばかり、甘えてばかりなのに、お兄ちゃんが帰って来ると急に強くなる。お兄ちゃんに挑んでいく。あ、子育て、もうこれからはきっとどんどん楽になっていくばかりなんだろうなと思う。
寂しいと思うのかな?今はとにかく自分の時間が欲しいだけだけど、子どもが離れて寂しいと思う時がくるんだろうな、と思って今はひたすら抱っこにおんぶだ。あー、なっちゃんが起きた、、、。これまで、さようなら。今度はいつ更新できるでしょう。
今年も姉の新米が送られて来ました。ありがたやー。新米はやはり別格。いつもの水加減では多すぎて、水をめちゃくちゃ少なくして炊いても美味しい。4歳の息子も、違いに気づいたらしく。「今日の米美味しい。」と。なほちゃんががんばったんやで。ありがたくいただくんやで。
と、いつもの私なら何度か炊飯器を往復するほど米を食っていた。昔から米が好きだった。今はパンも大好き。パスタも。そーめんだって好き。うどんも大好き。そう、炭水化物好き。今流行の言い方で言うならば、糖質好き。
そしたら、6月にあった江戸川区の無料の健康診断で「血糖値要注意」って言われてしまった。衝撃!!!そういえば、なっちゃんを妊娠中の妊婦検診で、血糖値が基準のギリギリだった気がする。だだだだだ、、、大好きな米をやめろと?パンも?私から炭水化物を奪ったら、何も残らない。いや、嫌いな食べ物の方が少ないけどさ。
その日から血糖値の事が頭から離れない。私の父曰く、私の数値なら気にする程ではないというが、そんないまだからこそ挽回せなあかんのとちゃうの?!父のそういう性格だからこそ、そんな腹になったんじゃろう?!私は父のようにサプリメントや薬で血糖値を下げたりなんかしたくない。
そんなことで、私のゆる〜〜〜〜い糖質制限始まる。↑こんなに鼻息荒くした割にゆるい糖質制限。無理しすぎてどか食い的なやつがなんか一番良くなさそうなので、とりあえず、夕飯は米を食わないことにする。あんなに炊飯器の周囲をうろついていた人間がそうそう米をやめれる訳が無いと思っていたけど、ゆるいからか案外大丈夫。そうすると、どうしても野菜をいっぱい食べる食生活になる。近所の激安八百屋に走る日々。あれ?私今超健康?
そしたら図書館でこんな本見つける。この著者が言うには、未加工の植物と果物のみが食べて良い青信号の食べ物らしい。げげげげ原始人やん、ストイックすぎ。あ、ただし豆腐はいいらしい。焼いただけの肉、刺身などは黄色信号の食べ物、フライドチキンやフライドポテト、シェイクとかはもう「死にてえのか?」的なスーパー赤信号らしい。主食は、玄米とかオートミールとか極力手を加えないものしかだめと。
あれ〜?でもなんか卵とかってすごく体にいいのではないのやったか?タンパク質の不足のせいで高齢者が弱ってるとかなんとか。
今までもたくさんこういう本を読んで来た。添加物はダメ的な本とか、放射性物質がやばいとか、肉や卵をもっと食えとか、その度に恐れ戦いて「私はなんてものを今まで食って来てしまったんだ!」とか「子どもに食べさせてもいいおやつがどこにも売っていない〜!」とか青ざめて買い物してきたけど、数日たったらもう忘れちまってる。忘れちまうのもあるけど、結局いちいち真に受けてたら生活できない。だって子どもはそんなに野菜食べてくれないし、超加工品しかたべてくれないんだもん。ナチュラル子育て本とか読んで「小さい頃から本物の味を」とか横目で見ながら自己嫌悪。私は野菜が大好きなのにな〜。私の子どもは、早死にするんかなあ。私のせいで。と思いながらアメリカンドッグに食らいつく子どもをじっと見つめる。
なんで健康に悪い食べ物がこんなにたくさん世の中に売ってるのかなあ。何が本当で嘘なんかなあ。
上の本の通りの生活してたと思われる原始人達は、私らより健康やったんか?健康で長生きしたんか?そんなあほな!ええよもう、現代人でええわ。と、知識がひとつ増えるたびに、混乱している毎日です。私暇なんかなあ?
佐川光晴さんの「大きくなる日」の装画を描きました。集英社文庫です。
画像に帯はついていませんが、ちゃんと帯がありまして「少年と家族の成長を描く感動の家族小説」とあります。と、あるんですが、ひとつの家族の話ではなくて、色々な家族がでてくるオムニバスです。でもすべての家族が何らかの形でこの男の子の家族に関係しています。ゆるくすべてがつながっていて、派手な事件はおこらないのですが、そこがリアルな家族の日常を感じさせます。
この男の子、名前は太二君(たいじ)というのですが、こんな男の子になってほしいなと思います。いや、私の息子がですよ。もうまずこうはなってくれないのは、今の時点では分かってるんですがね。落ち着いていて、粘り強く、問題を解決しようとする。家族と仲が良く、やっぱりもてちゃう。太二君、うちのこにならないか?と言いたくなりますが、これは太二君の親が素晴らしいからであって、そりゃ、親が私じゃ太二君にはならないよね。
いや、だからうちのこはうちのこでいいんだ。うちのこがうちのこでよかった。親の立場で読むとそういう風にも思えるお話です。
私にしては珍しい、男の子のイラストです。テニスをしている男の子が出てくるので、苦手な小物つき!(笑)ラケットなんて描いたことないよ〜!と焦りましたが、こういうのも勉強ですね。新鮮でした。
このお話は、なんと中学入試の国語の試験頻出作品らしいですよ!読んどきましょう。
8月で1歳になるなっちゃんの自我がだんだんと爆発してくるようになったので、またブログなんかを書く時間がなくなってきました。後追いも激しくなり、私がトイレに行くと扉の前でずっと泣いています。でも最近は「バイバイ」と言えるようになり、最近やっと手に入れたiPhoneで娘の映像を撮れるようになって嬉しいです。8年くらい同じガラケーを使ってたけど、ある日、全く動かなくなりました。まさにうんともすんともです。「やってしもた」と思いました。私の事を原始人だと思っていた夫はほれみたことかという顔をしていました。データも全部消えて、息子の赤ちゃんのときの写真も消えて、友人の連絡先も消えました。慌てて夫についてきてもらって、ついにスマホを手に入れました。夫は、妻ではなく、年老いた母親をドコモに連れて来ている人みたいになっていました。「妻は何も分からないので、私が話をします」と。すまないね。確かに、確かにスマホはすごいなあ。こんな便利になっちゃって、どうすんだろう人類は。でも、皆さんが使っている機能のほとんどを使いこなせていない自信があります。だから、スマホを使って私にあれをしろこれをしろとは、言わないでください。これにアクセス(アクセスであってる?)すれば、このスタンプが無料でもらえるからすればいいよ、とか、そんなことは言わないでくださいっていってるんです。
ああ、それで、今回の話は息子の話でした。2月まで息子はジュウオウジャーに夢中で、今は2月から始まったキュウレンジャーに夢中なのでした。ジュウオウジャーが大好きだったことなんて、なかったことになっているから驚く。そのキュウレンジャーだってもう放送開始から半年が経ったのだな。ジュウオウジャーのDVDやぬいぐるみをせっせと買い与えていた夫の肩は空しく震えていた。ほれみたことか、子どもなんて一瞬で飽きるんだから。
4月の誕生日プレゼントは、キュウレンジャーのヒーローがつけている変身グッズ「星座ブラスター」。ああ、やだやだ。こんな俗にまみれまくったおもちゃを買い与える親になるはずじゃなかったのにと思っている。でもしょうがない、それしか欲しくないっていうんだから。買うまできっと言い続けるだろうから。夫は夫で、懲りずに「キュー玉」というキュウレジャーのグッズをせっせと買って来る。お互い「困った人だね」と思っているが、多分夫婦ってそういうものなのでしょ。
息子は朝から晩まで、腕に「星座ブラスター」をつけ、高い所からジャンプしたり床を転げ回ったり、時々負傷して泣いたり、頻繁に私を悪役にして殴りかかってきている。ああ、これだ。私が男の子を産み落としたときから、私がおそれていたことが今起きている。私が小さい頃から苦手だった「わんぱくな男の子」と同居である。同居も何も息子だからしょうがない。逃げる訳にはいかない。
息子は、そのキュウレンジャーの中で、主人公の明るい男の子ではなく、クールで孤独感漂うサソリの青年に一番憧れているらしいのだが。そのサソリの青年は、砂漠でマントを着て、低い声で淡々としゃべるので、それを真似している。台詞も真似している。それに困っている。
なぜ困るかといえば、ママ友とかに「こうちゃん、元気だね」とかなんか話しかけられたときに息子が「勘違いするな」とか言うからである。「こうちゃん、今度うちに遊びに来てね」やなんかを言われたときに「断る」とかを言うからである。低い声で。「心が躍るな」とか言うからである。そして、たま〜に、ゲゲゲの鬼太郎の影響なども入って「おまえは小豆ばばあか!」とかなんとかママ友に向かって言われた日にはもう母は非常に困るのだ。
そして今日も彼は、星座ブラスターの代わりに、腕に「S&Bゴールデンハヤシライスルウ」の空き箱を手にはめて幼稚園に行った。(幼稚園では本物のオモチャは持っていってはダメだからね)