
日々は小さな出来事の積み重ねであります。忘れていってもいいようなことばかりですが、記しておきましょう。
電子レンジが壊れました。ある朝突然です。2012年に結婚してから買ったものです。買って2年で壊れたなんて、誰に文句を言えば良いでしょう?うちの実家の電子レンジなんて30年以上もったのに。外国メーカーならともかく、私は絶対に日本のメーカーしか買わないのに、、、裏切られた気分で朝から電気屋に走りました。
それと同時に、電子レンジという文明にどっぷり浸かっている自分にはたと気づく。電子レンジがないと生活が成り立たないなんて恥ずかしい、けど今の自分にはそれが事実。コジマ電気でS社の電子レンジを指差す。「今日ほしいです!ついでに壊れたのも引き取ってくださーい!!!」と訴えると「明日の昼しか製品が届かないので無理です。」と言われ、とりあえずお金は払ってすごすごと帰る。もう早速お昼のごはんを温めるのはどうするんだっけ?ああ、そうだ蒸せばいいのだ。と色々考える。まあ、どうにもならないなんてことはないのだな。いや、恥ずかしい。
次の日には新しい電子レンジが来て、一日に何度もチンを鳴らしています。

息子が風邪をひいて、鼻水がだらだらと出ている。ご飯を食べる時は呼吸が苦しいらしく、「はぁはぁ」と変態のいたずら電話みたいでかわいそうだった。日に何度も私が無理矢理ティッシュで鼻をもぎとるように鼻水をぬぐっているが、全然取れない。
ドラッグストアに行くと、「ママ鼻水とって」というストレートなネーミングの商品があったので、「まあ、取れんだろうが試してみるか」と買ってみる。(確か夫のお姉さんも私の友人も「買わなくて良かった商品」に挙げていた覚えがあった。)
チューブが二本ついていて、片方のチューブを私がくわえ、もう片方を息子の鼻の穴に突っ込む。そんで思いっきり吸い込んでみた。「じゅるるるーん!!!!」という爽快な音とともに息子の鼻水が吸い込まれて小さなプラスチックの容器にたまった。「うわー!めっちゃ取れた!しかもめっちゃおもしろい!!!」予想以上の取れっぷりに、目眩がするほど興奮した。しかも、取れた鼻水が容器にたまって見えるという、マニアにはたまらない作りです。私はおもしろすぎて、息子が嫌がっているのに何度も何度も吸い込んでしまった。虐待の一歩手前?というところまで私がしつこくしていたら、ついに何も取れなくなった。それで、あっという間に鼻水風邪は治ってしまった。つ、、、つまんないな。もっと取りたいな、、、。こうちゃん、今度いつ鼻水出るんだろ、、、。
少なくとも、うちの息子にはこの「鼻水吸引器」は抜群の効果をみせました。今後私は息子の鼻から水がたれるのを、見逃しません。この楽しみを逃してたまるか。

フリーチョイスギフトをいただいたので、今をときめく料理研究家「ウー・ウェンさんのフライパン」をチョイスしまして、本日届きました。愛子さんありがとうございます。
このフライパン、煮る蒸す焼く揚げる炒める茹でるの一台6役でございます。スチームコントローラーがついた大きなドーム状の蓋とスチームトレーがついています。本格的な中華鍋を万人に使いやすいように改良したような感じ、、、らしいです。
さっき届いたばっかりで、まだなーーーーんにも作ってないけど、これが来ただけですでに料理が上手くなったような気がしている危険思想の持ち主の私です。
一台6役というところも良いですが、私が読んでいる雑誌に、よくウー・ウェンさんが出て来ていて、簡単で美味しそうで、上手く言えないけど「利にかなっている」感じの料理をいつも披露していらっしゃるので、彼女監修のフライパンというものに惹かれました。
そんなことで今まで散々お世話になっていた「取っ手の取れるティファール」のフライパンにはちょっと棚に入ってもらって、ガス台の上にはしばらくウー・ウェンパンに鎮座してていただくのです。まだなーーーーんにも作ってないけどね。

3連休なので、夫の実家である神奈川の両親の家に泊まりに行きました。泊まりに行くのは、私が妊娠中の時と今回の二度目です。
一番最後に遊びに行ったのが6月頃で、そのときはまだ息子は歩くか歩かないかの時期だったので、まだ大人のペースでゆったりのんびりとできました。でも今回は息子は1歳6ヶ月になり、もりもり歩き、椅子に上り、手に届くものすべて触りたい時期です。それが、本当に予想以上に大変でした。
私が回転寿司が大好きなので、夕飯は回転寿司に連れて行ってくださいました。そこで息子が大暴れ。回転台に興味津々で、幸い注文式の回転寿司だったので、直接お寿司に触れるという事はなかったのですが、回転台にのっているお皿やわさびのふたなどを引っ掻き回すので、ついに他のお客様からおそらく苦情がはいったのでしょうね、、、お店の方に注意され、、、暴れる息子を取り押さえ、まずはお母さんが外に出てあやし、その後は、お腹がいっぱいになった順番に外に出て息子の相手をするという形になりました。
息子のためにとった納豆巻きも、ちょっとかじってはぽいです。せっかく美味しいお寿司だったのになあ!うーん、、、もったいない。

そして、イオンモールでじいじとばあばに買ってもらった「コンクリートミキサー車」と「工事用車両」に大興奮して、本人は大満足。ビールを飲もうとするじいじの膝にのって、おつまみを横取り、コースターをはたきおとし、じいじは仕方がないのでビールを立って飲むはめに。
神奈川の両親はとってもきれい好きで、いつもおうちはピカピカなのに、息子は米をにぎりつぶした手でソファをべたべた、引き出しをバタバタ、電話をもしもし。それでもじいじもばあばもちっとも声を荒げることもなく、「電話は、みんな好きだよね!」「さわりたいよね、いいよいいよ!」とゆったりと対応してくださいました。ごはんも、息子はずっと興奮して、せっかく用意してくれたしらすもお米もバナナもほとんど食べずに、じいじのおつまみだけ食べるというわがままっぷり。
いつもの静かで清潔な両親の日常を、息子は本当に米のついた手でもみくちゃにしてしまいましたが、ずっと笑顔で遊んでくれました。どうもありがとうございました!
今度お会いする時は、もう少し話のわかる男になっている予定です。多分、、、。どうぞよろしくお願いいたします。

息子は、今手づかみ食べの最盛期。食べさせられるのをものすごく嫌がるので、何でも自分で食べようとする。が、スプーンもフォークも箸も全く使えない。なので、毎食戦争のような気持ちです。「さあ、今日はどこまで汚すつもりや!やったるで!片付けたるでー!」と、毎回気持ちを奮い立たせてから、息子の前にご飯を置きます。
1歳6ヶ月になったばかりの息子は、全く食べる方ではない。まだにょろにょろとおっぱいを飲んでいるのもあるかもしれないけど、食べてくれるものが本当に少ない。まず、米はよく食べる。よかった、とりあえず、日本人だからこれを食べてくれないとね。パンは「もちもち系」なら食べる。そしてみそ汁。しらす。完全に日本人である。ちなみに、洋食な味付けのものはほとんど食べてくれない。もっと小さい時にあげていたベビーフードも「チキンライス味」とか「グラタン」とかは絶対に食べない。食べてくれるのは「五目ご飯」「わかめとしらすのご飯」とかそんな和な味のものばかり。ハンバーグも食べない。肉は食べない、魚はしらすしか食べません。
「和」なら比較的食べるといっても、さすがに納豆はそうそう食べないだろう、と思いつつ、ある日あげてみたところ、これが大ヒット。しかも「ひきわり」とかじゃなしに、「中粒」だから超豆がでかいやつ。タンパク質はしらすか豆腐からしか取ってくれなかったので、「やったぞ!貴重なタンパク質ゲット!」と思って、お昼ご飯は毎回納豆ご飯をあげることになりました。
しかし、、、先ほども申し上げた通り、手づかみ食べしかしてくれないのでね、納豆をね、手づかみなんですよ。よく自分でも決断したと思います。幼児は、納豆が糸をひくから糸を巻き取って食べるとか、臭いからできるだけ周囲につかないように気を配るとか、するわけないので、毎回蜘蛛の巣のなかに息子が座っているのかと見間違えるほどに、納豆の糸で巻き巻き状態になっています。臭い臭い。ねばるねばる。服につくつく!昼ご飯にしか食べさせないのは、昼だとまだ私の体力気力があるからです。夜にされたら泣くわ。とにかく、毎回裸になって、風呂に直行していました。
そんな納豆戦争な生活は一ヶ月近く続いていますが、最初髪やほっぺた、服、足の先までべったり納豆だらけだった息子も、納豆との付き合いが段々わかってきたのか、徐々に片付けが楽になってきたのです。服も毎回全部替えていたのが、ズボンだけでよくなったりして、確実に汚さなくなってきている!おお、息子よ、ささやかな成長を母は喜ぶぞ。
とはいっても、納豆は自宅でしか食べさせられないので、本当はもっと食べられるタンパク質を増やしたいなと思っています。世の中には、美味しい物がいーーーっぱいあるんだってことを、早く息子に知ってほしいと思います。

三重に住んでいる母から荷物が届いた。ひと月に一度か二度は必ず荷物を送ってくれる母です。中身はその時々で様々で、野菜や米やお菓子が中心です。
今回は、果物とお菓子にコーヒー、それから座布団が三つ。私が、「ダイニングテーブルの椅子がぺっしゃんこでおけつが痛い、寒い。」と電話で訴え、「なんかうちに余ってないかえ?」と貧乏根性をみせたので、母が送ってくれたのだった。私は東京で何かが必要になると、まずは実家に何か余ってないかいつも尋ねる。実家というのは、大抵押し入れに何かが眠っていたりするような気がするからだ。
「座布団カバーは自分でどうにかするでさ。」と私は母に言ったけれど、届いた座布団には母が作った座布団カバーがしっかりとくっついていた。しかも私と夫と、まだ小さい息子用の小さい座布団もちゃんと送ってくれた。椅子に固定するためのヒモもちゃんとついていた。「あ、この座布団カバーの柄、めっちゃ懐かしい!」と私は思った。そのレトロなタオル地のカバーは、私が幼稚園まで住んでいたマンションで使っていたソファのカバーだった。つまりー、何年前になるのか考えたくないけど30年近く前の物ってことです。母は恐ろしく物持ちが良いのです。
ちなみにこの息子用のベビーチェアは、なんと私が使っていた物です。それこそ30年前。昔の物は案外作りがしっかりしているので今も大活躍しています。田舎は土地が広いので、物を保管する場所だけはあります。だから私は買うよりまずはいつも聞いてみるのです。「あれってどっかで眠ってない?」と。そして膨大な物の中からそれを引っ張りだしてくる母の記憶はなかなかにすごいと思います。最近の事は全然覚えられないらしいけど。

そして、今回の荷物に入っていたお菓子はキットカットのほうじ茶味です。京都にしか売っていないそうで、ネットでも買えないんだとか。そんなレアな商品なのですが、夫はキットカットの中でこれが一番好きらしく、常にこれを追い求めてきたのでした。たまにタブレットを開くとほうじ茶味のキットカットをネットで探した形跡があったりして、静かに情熱的にこのキットカットを求めていたらしいです。ちなみに私も一つ食べてみましたが、夫の気持ちは全く理解できませんでした。
それを私が姉に伝えた所、京都へ行った時についに発見したそうで、今回の荷物に入れてくれました。夫は毎朝一つキットカットを食べて出勤するので、仕事前のちょっと憂鬱な時間が、大好きな味のキットカットで少しでも明るくなればと思います。
ねえちゃん、ママどうもありがとう。おかげで私たちの生活は一段豊かになりました。

「物を増やしちゃいけない、だって転勤族だから」と、何度つぶやいたことか。そのはずだったが、順調に増えています。東京の社宅が比較的広いのをいいことに、どんどこ増えています。そうして、一週間前についに念願だった絵本棚をネットで購入。
引っ越していった田中さんの3人兄弟からのお下がりが、多いのなんのって。いや、本当にありがたいと思っています。今後も絶賛受付中ですので、おもちゃの行き場のない方はうちにください。そんな感じで手広く受け付けておりました所、だいぶ前にIKEAで買ったおもちゃ用ボックスは一瞬でいっぱいになって、そのあとは適当にそこらへんの段ボールを何個も使ってどうにかあふれるおもちゃや絵本を突っ込んでいたのですが、なにせビジュアルが悪い。片付けもしにくい。欲しい物が取り出せない。絵本は乱暴に片付けるのでいつしかビリビリに。そんでもって、いつかは息子に自発的に片付けをしてもらいたい、という親の願いモリモリでついに理想の絵本棚を見つけたー!絵本も見やすいし、おもちゃまで片付けられるなんてスンゲー!
見つけた事ですっかり安心して、ぼけーっと買うのを忘れていたら、その絵本棚は一瞬で売り切れ。私目が点。なぜか夫に八つ当たりしたりして、その後も探し続ける。それで、ようやく、今回の絵本棚を見つけ、いざ買うぞーと思ったら3タイプあるうちの、欲しかった2タイプはすでに売り切れ、もう一番欲しい形じゃないけどこのままだったらこれさえも売り切れちまうがや!というような、ありがちな焦りに襲われ、急いで購入。今日見たら、このタイプももう売り切れてた。あーギリギリだったわ。しかし、世の中絵本棚が売れるもんだね。
全国の家具屋さん、おもちゃと絵本が同時に収納できる棚は、売れますよ。お作りなさいな。価格は1万円未満がよろしい。
かつて、家具の組み立てが死ぬほど苦手だった私も、いつしか何でも一人で組み立てられるようになりました。この絵本棚を組み立てるのも、息子に執拗に邪魔され続けながら、「さわるなー!そこさわるなって!あかん!あかーん!」と叫び続けてやっと組み立てました。
そんな苦労して組み立てたピカピカの絵本棚に、一人で絵本やおもちゃを収納してうっとり眺めていた私の気持ちなんて息子には一切関係なし。特に嬉しそうにするでもなく、いつものようにもくもくと、自分の好きなカーを取り出してはマイペースに遊んでいました。おい、もう少ししたら母ちゃんと一緒におまえさんも片付けしような。