次の日は、松本を自転車で巡りました。松本といえば、松本城!!地震の影響で壁にひびが入ったとか。そんな事件をものともせずに、この日も松本城は混んでいた。
混み過ぎて、天守閣に辿り着くまでに40分。チケットを買うのにも、長蛇の列。並び疲れて、せっかく展示してある歴史的資料の数々にも一瞥するだけで「早く、、、ここから出たい。でもせっかくここまで来たんだからせめて天守閣に、、、」という葛藤の中、もはや狭い城の中をずるずると並んで歩く中、前に並んでいるおばさんの羽織っている上着が表裏反対なのを、おばさんがいつ気付くのかを待つ、という地味なエンターテイメントに頼らざるを得ない状況に。
やっとの想いで城から脱出して広々とした庭に解放されると、庭にはゆるキャラが集合しており、なぜか彦根のひこにゃんまでかり出されているではないか!
松本城の麓でゆるキャラに群がる人々に、妙に感慨深い気持ちになって、パシャリと一枚。戦国武将に見せてあげたい、「日本は平和になったよ。」と。
長野と言えば、ソバだ!!!今回の旅行では4回食べた。その中で、一番美味しかったのがこの山菜冷やしソバ。山菜のがんばり度が今まで食べた山菜関係の中で群を抜いていました。このワラビの巻きっぷり、まるでカタツムリやないか!歯ごたえの「生え抜き」感が素晴らしい。ソバも、すごく美味しかった。
「美味しいそば」とは何かよく分かっていない私ですが、明らかに美味しかった。そして、本来ここまで褒めたのなら、お店の名前を言うべきなのですが、松本城にくらわされた疲労感で、まったく覚えていません。とにかく、松本城の敷地内にあるきれいなソバ屋さんです。
そして今回の旅で私が一番感動したのが、この「栗みぞれ」。
栗専門の和菓子屋さん、「竹風堂」というお店で食べました。栗のかき氷なんて食べた事ない。そもそも合うのか?と思っていたのですが、一口食べた瞬間に「お、、、おいしい!!」とつぶやくほどに美味しかったのです。そして、新鮮な驚きがあった。
上に乗ってる「栗あん」ももちろん美味しいのですが、かかっているシロップさえも栗の味なのです。
食べている間中「すごい、おいしい、すごい、おいしい」としか言えませんでした。
他のお客さん達は、「栗おこわ」とか「オレンジジュース」とか注文してたけど、「栗みぞれ、食べなよ」と勧めたくなりました。
天井の高い涼やかな純和風建築の店内も、メダカが泳ぐ小さい庭も、その庭を手入れするおばちゃんの姿さえもなんだかよかった。
旅行中ずっと晴れていて、山の木々が一本一本鮮明に見えるような絶好の長野満喫日和でした。旅行から帰って来た途端に台風がきて、余計にラッキー度が高く感じました。長野に住みたいな〜。毎日アルプス公園に行って、夏は栗みぞれを食べるのだ。