ShihoSeji Blog

イラストレーター瀬島志保子のブログ
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みちこの手帖。

三重から愛知へ引っ越して、おばあちゃんから荷物が届くのは2回目。

今回の中身はじゃがいも、空豆、タケノコ煮物、梅干し、シソのジュース、大葉の肥料、母の作ったパン4斤。実家がラディッシュボーヤ状態です。が、無農薬過ぎて奇形の野菜多し。それが良い。食費が助かっています、ありがたやありがたや。

なぜタイトルが「みちこの手帖」なのかというと、雑誌「暮らしの手帖」のような手紙が添えられているからです。

品物一つ一つにおばあちゃん直筆メモが、、、。例えばこのシソのジュースには「買ったジュースにのみ飽きたときにでも、試してみてはと思います」と。言い回しが暮らしの手帖だ!!といっても、おばあちゃんは暮しの手帖を知りませんけどね。このシソジュースは、色が魔法のようにきれいだけど、味はけっこう謎が多い。もうほぼ観賞用。

最近は携帯でショートメールを練習中らしく、たま〜に一切句読点のないひらがなだらけのメールが届きます。「しほちゃんおぐちゃんとなかよくしてますかじゃがいもがとれたからまたおくります」とな。スカパーつけたのに使い方が分からなくて一回も観た事なかったおばあちゃんなのに、すごい進歩だ!返事が来るのがものすごい待ち遠しいらしく、こないだしばらく返事をしなかったら電話がかかってきた。ごめんよ。

空豆をゆでてみた。茹で過ぎ厳禁と本に書いてあったので、さっとしか茹でなかったらまだ固かった。きゅうりとゆで卵とマヨネーズでもみくちゃに混ぜたら、それも分からなくなったので夕飯に出しました。よし、夫は異変に気付いていない!素材を生かしきれなかった事が悔やまれます。

4月におばあちゃんが飼っていた犬のクロちゃんが死んでしまって、落ち込み気味のおばあちゃんでした。クロちゃんはおばあちゃんにも噛み付いていくような恐ろしい犬でしたけど、(私はこわくて近づけませんでした)おばあちゃんは警戒しつつ可愛がっていたようでした。だからものすごい目立つ場所にクロちゃんの墓を立てていました。あれ?そういえば15年前に死んだ犬のケンちゃんの墓はどこいった?まあ畑の肥になったんでしょうな。クロちゃんもやがては美味しい野菜にとけ込むことでしょう。

秋には収穫を手伝いに行くつもりです。いや、夏には行きます。元気でいてください。

 

  • 2012年6月21日
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女性の為の健康診断。

大根に油揚げがくっついてるみたいに見えますが、私の腕です。自分でも太くて驚いているまっただ中です。今日は朝から、市の無料健康診断にチャリンコこいで行って来ました。近頃市民としての権利を行使することに夢中です。

早朝から寝ぼけ眼でしぼりとった検尿をひっさげて、とってもきれいな新しい保健センターに辿り着くとここにも市民の権利を賢く使う主婦がいっぱい。若い母親に連れられた泣き叫ぶ子どもの声、いいですねー!みんな元気に市民生活を営んでいます。

まず身長体重を量ります。ええ!7ミリも伸びているぞ?今まであきらめないで牛乳を飲み続けたかいがあったもんだ。おお!体重もその分増えているぞ?!!ちょっとちょっと、服を着ているときは普通量った重さから一キロ引いてくれるんじゃないのか〜!ひいてよ〜!と、心の中でそっと抗議。次ぎに胴回りを計測。自慢じゃないけど、生まれつき立派なんだ、私のお腹は。

そして血圧測定。計測している方とお話しながら、次回の「のばしてゆっくり体操」になぜか予約する。血圧は106−64。よく分からないけど多分いいと思う。

さらに恐怖の血液検査。小学校のとき、注射が死ぬ程嫌いな女子が泣き叫んで吐いていた光景が一番こわかった。注射をするときは、あの光景がフラッシュバックする。彼女は注射を乗り越えただろうか。私は、いつのまにか注射をそこまで怖がらなくなっていた。大きくなったもんだ。

血液検査の後は、10分間の健康についての講義を受ける。要約すると、「若いからって糖尿病にならないと思うなよ。」という注意喚起を受けたことになる。女性は腹囲が90センチを超えるとやばいとかなんとか。それはやばいよ!多分本人も人に言われなくてもわかってると思うよ。

最後に、初めて骨密度というものを測った。私は同じ年齢の骨評価値と比較して101パーセントに相当するらしい。けっこういいみたい。このまま維持しろ、みたいなことが書かれた紙を渡された。なんかすごく嬉しい。昔はちょっと病弱くらいがかっこいいじゃん、骨折ってかっこいいじゃんって思ってたけど、この年齢になると健康が何より素敵だと思えるようになった。

帰りの自転車は心がとても軽やかでした。7月に結果を聞きにまたここへ来るんだ〜楽しみだ〜。

 

  • 2012年6月18日
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よいすっぴん、わるいすっぴん。

今私は自らの肌をもってして実験中なのだ。化粧品を使う事を一切やめています。クレンジングも化粧水もファンデーションも美容液もすべて断っています。「肌断食」なのかといえば、そうではなくて。肌断食は一日とかだけど、私は一生化粧品を使わないつもりで、今始めて2週間目。顔から粉を吹き散らかしてうろうろしています。

私は大変に影響されやすい人間で、今何に影響されてそんなことをしているかといえばこの本、「肌の悩みがすべて消えるたったひとつの方法」をうっかり本屋で立ち読みしてしまったからでした。そのまま釘付けになり購入。その日から実践。

小学校4年生の時に、友達だったまゆみちゃんから「しほちゃんの鼻にはなんで黒いぶつぶつがあるの?」と言われてから、私は自分の肌があんまりイケてないということを知っていました。小6の時にはわざわざ雑誌で見た鼻の黒ずみをとるパックというのを、(この時代はそういうパックがまだ大変に珍しかった)三重県から東京まで買いに行ったほどに小さい頃から肌の事でさえない気持ちになる少女でした。

その後も、母の美顔器で顔をなでまわしたり、銀座でエステのキャッチにひっかかったりと基礎化粧品と肌の事でずーっとずーっと一喜一憂してきました。かといって口紅やらマスカラやらの、上から何かおっかぶせて自分の顔をどうにかするということには圧迫感を感じてほとんど興味がなく、面倒なので、すっぴんでもどうにかきれいに見える方法というか、肌そのものがきれいになる方法はないものかと思い悩んできたわけです。

で、この本を読んだところ、すべてをやめよと(ささやかなポイントメイクはいいらしい)。しかもすごく納得できることがわかりやすく書いてある。面倒くさがりで、化粧品がお小遣いを圧迫していた私にとっては奇跡の言葉であった。とにかく、やってみる。ぼっさぼさのゲバゲバの縄文土器みたいになるかもしれないけど、ちょっとやってみる。やってみてるけど、楽すぎて鼻血が出そう、もうあの頃には戻れない、、、。もうすぐ会う約束をしてるヨーコちゃんには、すっぴんの私を見てどうかしてしまったと思うかもしれないから、言っておこ。

でもこんなことをHPで言ってしまったら、多分私には化粧品に関する絵の仕事は一切こなくなるのだろうな(今までもきたことないけど)、、、。まあ、まだ実験中だから!いまのところ夫からは「う〜ん、やっぱり化粧してる方がいいような気がするけど、、、。」と言われています。ちょっと今レボリューション中なの!

 

  • 2012年6月15日
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車検って素敵。

生まれて初めて一人で車検に行った。私はこう見えて車に乗るのだ。運転大嫌いだけどね。18歳で免許を取った割に、いつもビクビクして乗っています。田舎に生まれなかったら多分一生免許なんて取りたくなかった。びびって乗ってるからもちろんゴールド免許。運転が大嫌いだから、自転車で行ける所は自転車で、歩いて行ける所は歩きでというのが基本姿勢です。なんかこう、車というのは大げさで嫌なのです。乗り込んで、エンジンをかけてミラーチェックして左右をみて。駐車にも場所をとるし。気を抜こうものなら人を殺すかもしれないと思うと一瞬とて気が休まらないから、乗ってる間ずっと気分が優れないのでした。

そう、それで運転キャリアからしたら初めてだとおかしいんですが、今までは親がさりげなく車検に行ってくれていましたので一人での車検は初めてです。今までありがとうございました。

歩いていけるエネオスさんまで。歩いて行けるから台車もいらないしラッキー!見積もりしていただいて、なにかブレーキパッドがどうのこうの説明をしてくれるのですが、意味が全然分からないので、説明する整備士さんもしんどそう。通じない人間と話すのって大変だよね。ごめんなさいね。

そしたらエネオスさん、「車検をしていただくと、なんとトイレットペーパーを96個差し上げます。」と言うではありませんか!私はそれを聞いて、さっきまで鉄仮面のように無表情だったのに、急に顔が輝いてしまってすごく恥ずかしい想いをしました。だって嬉しいんですもの。さっさと車を置き去りにして鼻歌歌って歩いて帰ったよ。明日はなんと96個もトイレットペーパーが手に入るのだ!

次の日、私の身長くらいある巨大なダンボールとともに帰って来た車。それをひきずって3階まで運ぶ。箱を開けて、トイレットペーパーを押し入れに並べて喜ぶ。君たちの為に用意した押し入れだ、くつろぎたまえ。車検ってけっこういいね。死ぬ程高いけど。

  • 2012年6月11日
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「濡れた太陽」上下巻発売!!

2009年冬号から、朝日新聞出版の小説「トリッパー」で連載されていた前田司郎さんの「濡れた太陽」がついに単行本として出版されました。私は毎回扉絵を描いていました。発売日は本日7日のはず、、、。本屋さんに行ってきます。

この作品には想いがたくさんあります。扉絵を8話分描いて、その間にNHKのスタジオパークに著者の前田さんが出演されたりして、お会いした事もないのに、なんだか勝手にすごい身近に感じて一人でテレビの前で照れたり。

男の子を描くのが苦手なので、何度も描き直しては失敗したり。集団もあまり描いたことなかったので、構図をすごい考えたり。私にとっては毎回挑戦でした。仕事でないときは、自分が得意なものしか描かないけど、お仕事として描く時はやはり挑戦もしたいし、こんなにも緊張するものなんだなとすごく感じました。とてもいい経験をさせていただいたと思います。

表紙でわかると思うのですが、学園物です。高校演劇の話なんです。それでもって、前田さんの自伝になっています。最初は自伝だと知らなかったのですが、スタジオパークで前田さんが「僕は4月生まれだから自分に根拠のない自信があったんです。」みたいな話を、主人公の太陽君もしていたので途中からはっきりと自伝だ!と確信しました。

毎回もちろん原稿を読むのですが、毎回笑っていました。おもしろいフレーズが何個もあって、見つけるたびに蛍光ペンでそこをなぞっていました。本当にいい意味で細かいんです。「確かに高校生のときそんなこと思ってたけど、そんな事まで書いちゃうの?」といつも思っていました。

昔、作家の都築響一さんが「前の方を向いてどんどん研究や開発をしてくれるのは、ほかの研究者やエラい人に任せておいて、僕らは後ろを振り返って過去を掘り返したり、しゃがんでつっついたりしたい」みたいなことを言っていたんですが、前田さんのこの作品はまさにそれなのです。

恥ずかしい事や情けなかった事がいっぱい、本当に私達はアホだった。そこのリアルさと言ったら!このうまく言い表せない感覚を文章では今まで読んだ事がなかったけれど、間違いなくみんな知ってるでしょう。これは高校生のときの私達自身の話です。みんなが忘れていた事を、はっきりと、文章に残してくれたことが私は嬉しいのです。

本屋で少し手に取って、まずは折り返しにある前田さん自身による登場人物紹介を読んでみてください。その短い文章でさえ、懐かしくて笑えてきますから。

私は少しでも、この「濡れた太陽」に関わる事ができて本当に嬉しく思っています。素敵な本を書いてくださった前田さん、未熟なイラストレーターにこの仕事を任せてくださった朝日新聞出版の山田さん、どうもありがとうございました。

  • 2012年6月7日
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