
二日続けて38度以上の熱を息子出した。初めてだかどうだか、知らんけど。知らない間に熱出してたこともあったかもしれんけど。先日、私がイラストの仕事関係で少し遠方に打ち合わせに行かなくてはならず、最近全くじっとしてくれない息子を、初めて保育園に4時間預けた。江戸川区では、一時保育事業というのをやっていて、一ヶ月5回までなら保育園で子どもを預かってくれるというありがたい制度があります。しかも4時間2千円!リーズナブル!
預かってくれるのは1歳児からのようで、息子セーフ!身につけている衣類から持って行くおやつの袋からタオルから全部名前を記入して、母子手帳から保険証からコピーを渡して、おむつもたっぷり詰め込んで、最寄りの保育園についに息子を預けました。なにせ、初めてなもので、ドキドキドキドキ。泣き叫んで狂っていたらどうしよう、、、。とかもやもやしながらも、4時間の自由を手に入れた私は、雨の中羽ばたいて行きました。あまりの身軽さに逆に緊張しながらも、用事を済ませて園に迎えに行く。
窓からのぞくと、保母さんに抱っこされた息子は、私に気付いて手を振る。あれ?めっちゃ元気じゃん。保母さん曰く「全然泣かずに、ずーっと元気一杯でしたよ〜。廊下を何往復もして。」と。あら、そう。たくましさに嬉しいやら寂しいやら、、、。
その日はずーっと興奮状態で、寝るまで元気いっぱい。よほど園が楽しかったらしい。
ところが、次の日の昼寝からなかなか起きない。起きておでこをさわると熱い。計ってみると38度以上ある。ぎょへー!びびったものの、もう小児科は閉まっている時間帯で、救急へ行く程でもなく、真夜中あまりにも体が熱いので、私はパニッックになり夫にあたる。おっぱいを飲んだら寝たので、とりあえず朝まで待つ事に。
朝になったら、平熱になってた、、、。でも一応小児科に行くと、原因は不明。保育園に行ったのなら、そこで何かをもらったかもね、程度でした。気休めに解熱剤をもらって帰る。ところが、その夜再び38度。子どもって何?でもおっぱいしか飲んでくれないのは、何かあるんだろう。よかった、まだおっぱい出て。
結局、朝も38度あったので、解熱剤の座薬を投入して(その後すぐに脱糞したので効果があったのかどうか疑問だけど)熱は下がり、昨日も今日も元気。子どもって何だ。
原因はよく分からないけど、こうやって小さな出来事や事件をちょろちょろと乗り越えていくんだろうな。そんなこともすぐ忘れて、時々慌てて、そしてどんどん私は色んな事に動じなくなって、どんどんたくましくなっていきたいものです。
そして、元気がなくてぐったりしている時息子は静かだけど、元気すぎてうるさいいつものほうがやっぱりいい。

ワールドカップで日本ががんばっている最中、私も、我が家のキッチンを死守すべく、ついにベビーゲートを取り付ける事になりました。正確に言うと、夫が取り付けたことになりますが、、、。父の日サンキュー!
もう、何で早く取り付けなかったんだろうか。私のキッチンでのあの戦争は何だったのだろうか。ケチケチしてないで、さっさと買っときゃよかったよ。電動自転車よりこっちだろ。と、自分に突っ込みを入れる日々です。このゲートは3800円ほど、14万もした自転車を思うと屁のような値段なのに。なぜかでかい買い物のほうが気前のよくなる私。西友では常にお値下げ品コーナーをうろついてるのに。
そう、我が家のキッチンは、息子の遊び場になっており、車を走らせたり瓶を転がしたり、ペットボトルを転がしたり、ゴミをあさったりとやりたい放題でした。私がキッチンに立つ時は必ず息子は駆けつけるので(来なくて良いのに)毎日、最後の台所仕事が終わる頃には、息子があらゆる引き出しをあさって引っ張りだしたかつおぶしパックや、コーヒーの瓶、タッパーなどをひとつひとつ片付ける日々でした。ある日、息子が大人しいぞと思って顔をのぞくと、固形のコンソメをなめなめしていて、ゲートを取り付ける事にしました。そりゃうまかっただろうよ。うまみの元だもの。
しかし、取り付けたものの、息子の猛抗議が待っていました。予想は出来たけどさ。もう小さいゴリラですよ。泣き叫んでゲートをゆらすゆらす。オリに入っている側の私がなぜか申し訳なくなるよ。なので、結局たま〜に解放してガス抜きをしていますが。でも、もうどうにもならんほどに荒らされ始めたら、強行に追い出すという事ができるぞ!という強みを手に入れたので、よかったですよ。3800円だし。(しつこい)

そんなめちゃくちゃな日々ですが、私の強い味方はNHKの教育番組シリーズ。特に夕方4時からの流れでみんなの歌から、英語であそぼ、いないいないばあ、おかあさんといっしょ、みいつけた、まで、本当に助かっています。受信料払っててよかった。一体どんな研究をしたんだ?というほど子どもは食いつきます。オープニングの音楽が流れるやいなや、息子手拍子、ジャンプ、で釘付けです。本当にありがたや。
だいたいその間に夕飯を作ったり、なんやかんやの雑用を押し込んでやっています。
思い返せば私が保育園生だったころも、母が迎えに来るまで、ずーっとおかあさんといっしょを保育園で観ていました。じゃじゃまる、ピッコロ、ポロリは心の友だったし、みんなの歌は大好きで、今でも何曲かは歌える程です。特に好きだったのはメトロポリタンミュージアムにキャベツUFO、コンピューターおばあちゃんなどです。素敵な歌を聴いている間に、ひとりまたひとりとお迎えで友達がいなくなっていくのですが、私は人が少なくなって静かになっていくのが好きで、「みんな早くいなくならんかな〜。」とひっそりと思っていました。気の弱いいじめられっこでしたからね。今日も平和でありますようにと願う日々でした。そんなあまり楽しくもない保育園生活でも、おかあさんといっしょは私を楽しい気持ちにさせてくれたのを覚えています。
あのときは、ありがとう、おかあさんといっしょ。そして今は息子を楽しい気持ちにさせてくれてありがとう。

姉が、息子の誕生日プレゼントにアルバムを贈ってくれた。贈ってくれた、といっても、私が無理矢理にリクエストしたのだけれども。私の実家には、私と姉のそれぞれのアルバムがあって、それは母の姉がプレゼントしてくれたのだそうだ。(ややこしくなってきたけど、要は、私の伯母さんがプレゼントしてくれた)それにならって、姉にはアルバムをプレゼントしてもらおうと思いついた訳です。
贈られて来たのは、どえらい立派な、でっかいアルバムでした。最近こういうでっかいアルバムって少ないよな。想像していたんは、なんというかもうちょっとスリムな現代的な、、、。いやいや、でも刺繍で名前まで書いてある、大変に立派なアルバムです。これは、頑張って作らな!と思って、今ほそ〜ぼそとプリントしては貼っています。
私達姉妹は、アルバムを見るのが大好きで、しょっちゅう、あほかと思うくらいにアルバムを開いてきました。アルバムは、開くたびに毎回発見があって、その度に大笑いしたりしています。何かを発見するたびに、忙しくしている母を呼び止めたりして母の手を止めて来ました。母も、忙しいのに、けっこうちゃんと付き合ってくれるので、今思うとありがたかったなと思います。あの時間が私達姉妹にはとても大事だったと思います。最近母が電話で「ねえちゃんがな、三重に来る度にアルバム出してきよる。ママは仕事が片付かん。」とぼやいていました。姉はどうやらまだ母を呼び止めているようです。
先週、夫のご両親の家にお邪魔しました。そのとき、以前は無かった30年くらい前の家族写真が新たに飾られていました。ご両親の新婚旅行のときの写真や、夫がまだ小学生の時に家族でディズニーランドへ行った時の写真だそうです。最近になって、お父さんが飾り始めたのだとか。お母さんは少し恥ずかしそうでしたが、私はもっともっと見たくなりました。
写真は、かさ張るけど、できるだけ印刷して、ふと思い立った時にいつでも見られるようにしておくとやっぱりいいなと思いました。息子がちょっと大きくなったときに、息子が私の手を止めて「見て見て!」と誘ってくれるように、今せっせとおもしろいアルバムを作っておかなくては!

江戸川区には、無料の動物園がある。電動自転車を買ったので、家族3人で自転車に乗って動物園に行って来ました。旦那さんのはタイヤの細いスポーツタイプなので、ちんたら走る私の自転車にスピードを合わせるのはけっこう大変かもしれんけどね。だいたい自転車で20分くらいかな。とっても大きな公園です。
はあー、さすが東京。と思うのは、人口密度がどこも高い事でしょうか。三重の偕楽公園っていう大きな公園にも、くじゃくとかやぎとか確か居た気がするけど、花見の頃と、年一回の津祭りの時くらいしか人を見かけないぞよ。おかげで秘密基地が作りやすかったけどね。
ここは、無料の小さな動物園だけど、人があふれている。あふれすぎて、動物が見えないくらい。特にイベントがやってるわけでもないのによ?普通の土曜日。公園には子どもがいっぱい。平和すぎて目がくらむ。小さい動物園だけど、なかなかに種類が多い。猿は3種類で、なぜか一番お決まりのニホンザルがいなくて、遠い異国から連れてこられた見た事のないサルが3種類もいる。数あるサルの中で、なぜこれをチョイスしたのか、気になる。写真のサルは、枝から枝へと飛び移りたいのに、ここは都会の動物園なので、飛び移る枝が無い。しょうがないからずっと同じ枝にぶらさがっている。だめだ、こういう姿を見ると胸が張り裂けそうになる。
広大な土地を持たない動物園で飼われている動物を見るのは、時に苦しみを伴います。私が小さい時に、どこかの地方の小さな動物園で、狭いおりで飼われているライオンが気がおかしくなっているのを見て、子ども心に涙が溢れたのを思い出します。ああいうのは教育上どうなのだろう?ある意味色々考えさせられたけど。動物、好きだけど、同時に申し訳ない気持ちにいつもなるよ。
賑やかな動物園で、私はひっそりと悲嘆にくれていたが、せっかく息子は初めての動物園だ。こういうときこそ色々声かけしなくては、と思ったけど息子全く興味無し。ぼけーっとサルが放尿してるのを見ている。まだ一人歩きできないものね、、、。わからんよね。

抱っこしつかれたので、公園のベンチで一休み。公園の真ん中には大きな噴水があって、子ども達が水遊びに夢中です。もう少ししたら、息子も一緒に水遊びできるかな。まだだいぶ早かった。滞在時間1時間くらいで、もう帰りました。もっと大きくなったら来ようや。
話は変わりますが、昨日たまねぎをスライスしていたら、スライサーで右手の中指の先端をスライスしてしまいました。思い出しても身の毛がよだつぜ。ぎゃー!!!と大きく叫んで、寝ている夫を叩き起こして、ひとしきり「私はもう死ぬ!さようなら!」と叫んで痛みをどうにか共有しようとしました。「指の先を少し切って死ぬ人はいないよ、、、。」とぽつりと言われました。大げさに叫び続ける私を見て、息子も「なんやなんや!!?」という顔をして足にまとわりついていました。前に私が死ぬ真似をしたときも、案外息子は心配して私のニセの亡骸におおいかぶさって騒いでくれました。
傷パワーパッドと、絆創膏のダブル使いでどうにか血は止まりましたが、こういうとき、大騒ぎを受け止めてくれる人が居てよかったと思いました。1人で痛みに耐えるのは辛い。痛みを半分こできるのは、相手には迷惑でしょうが、ありがたしです。
私の可哀相な中指のはしっこは、あとでじっくり眺めようと、机の上に置いておいたら、朝起きたらなくなっていました。あれ?どこいっただよ?案外息子が食べていたりして、、、。

大学時代からの友人かおりちゃんが、広尾のイタリアンレストランで結婚式をあげました。私は、夫と私と息子の大所帯で出席させていただきました。しかも今回はスピーチもするんです。私が。友人代表!無理矢理「私がスピーチする」って言ったんですけどね。
「私がスピーチする!」と言いたくなる程、私にとっては大切な友人でした。18才で彼女と出会ってから、本当にずっと大好きな人です。あまりにも好きすぎて、大学卒業してから「一緒に住んでくれ」と私が頼んで、練馬で一緒に5年も住んでくれた人です。人生でこんなにストーカーじみた気持ちになったのはこの人が初めてかも知れません。追いかけたくなる人なんです。
彼女の一番好きな所は、とにかく「人に流されない」という所です。例えば友人4人で一緒に旅行に行っても、彼女1人だけ別行動をしたりします。彼女の行きたくない場所だったとしたら、彼女は別の場所に行きます。でもそうしたとしても、「自分勝手」という印象を全く受けずに、逆に「やっぱりかおりちゃんはかっこいい」と思わされてしまいます。大学時代も、みんなが友人と群れたがるなか、いつも1人でカメラをもってふら〜っと原っぱなんかで歩いていたりするような人でした。私はそんな1人の彼女を見つけては追いかけて無理矢理ごはんに誘ったり、一緒に奥田民生のライブについていったりしていました。しかも彼女はすごく美人で背が高く手足が長く、染めていないきれいで長い髪の毛で、古着のアメリカンなTシャツがよく似合っていました。芸能人を無理矢理に例えるなら、江角マキコさんと今井みきさんとアンミカさんを足して三で割ったような、、、そうなるとよく分からなくなりますが、とにかく「あの人なんか素敵。」と誰もが思うような人でした。
けれども「完璧な美人」では全くなくて、すごくおかしな部分の方が多い人でした。基本的に「大雑把」な性格なので、かけていたメガネはいつもひんまがっていて、そのひんまがったメガネが風に飛ばされて車にメガネがひかれて、さらにひんまがってしまったメガネをずっとかけていました。彼女のあとにお風呂に入った時に、お風呂にメガネだけ浮いていたりもしました。映画は献血をしてタダ券をもらって観ていました。寒い時は敷き布団までかけて、床で寝ていました。そして、大学時代の彼女のアパートはいついっても鍵がかかっていなくて、本当に大雑把で不用心な人でした。ものすごく恥ずかしがりやな人で、私が彼女をほめると、「やめてやめて!」と言ってよく止められました。そこがまたいいんです!
私が彼女の事を書き出したら本当に止まらないので、そろそろ止めます。とにかく、そんな大好きな人の結婚式だったのに、連れて行った息子が思いのほか大暴れして、度々会場を出て、息子の相手をすることに大半の時間を費やしてしまいました。ちょっと心残りです。いや、だいぶ心残りです。しょうがない!
スピーチすら、子どもを抱っこしたままだったので、それはそれである意味緊張せずにできましたが。

お酒が好きな旦那さんとかおりちゃんだったので、引き出物にはかわいいお酒と、ビールをついだら美味しく飲めそうな水滴のつかない二重構造のグラス。美味しいイタリアンと緑がいっぱいのガーデンで、笑いがたくさん起こったアットホームな結婚式でした。恥ずかしがりやな彼女が、お父さんと腕を組んで、緊張の為にクチビルをかんで真っ赤になって登場したときは、涙が止まりませんでした。
ご両親への手紙の時よりも、私のスピーチで一番泣いてくれたのが、、、、嬉しかったな。ずっと幸せでいてね!大好きなかおりちゃん。おめでとう。