この映画のスピードと、大音量の音楽と、あとは映画館が蒸し暑すぎて、観終わった頃にはヘトヘトになっていました。オレンジジュースがぶ飲みしました。
世界で5億人が登録してるフェイスブックらしいですけど、ええ?なんですって?日本人もそんなに使ってるの?という感じでした、私のような携帯もロクに使いこなせないような者には。もちろん登録してませんが、、、。分からない、世界中の人と友達になれるという感覚が。ディズニーランドのイッツアスモールワールドだけでお腹いっぱいですもの。英語もしゃべれないし、もうだめだ。ある意味スモールワールドだ。
なんだか理解不能な世界の話だったので、もっぱら関心ごとは主人公マークのファッションでした。なんで西洋人ってただのグレーのパーカーがあんなにかわいく着こなせるんだろう?GAPってアメリカ人しか似合わないんじゃないかと思いました。なんだかそれがうらやましかった。あとは、白いシャツを下に着て、ニットと一緒にまくりあげてた格好とかラグランスリーブとかが、無性にかわいかったなあ。
好きなのと似合うのは違うから、私があんな格好したらコンビニに行くだらしないアラサーにしかならないんだわ。最近知ったよ、好きなのと似合うのは違うって事がさ、、、。
映画を観たら、本当のフェイスブック創始者のお顔を拝見したくなってネットで見つけました。年下だった、、、。似てた。でも本人は「世間の噂を色々気にしてたら前には進めないし、本当にやりたいことを見失ってしまうから、ボクは気にしない。」というてはった。あくまでもこの映画はフィクションということですね。でも私は映画のマークとっても好きだったけどな、、、。
これ実話?!と観ている間何度も確認してしまいました。それくらい信じられないようなすさまじい展開でした。内容は相当刺激的なはずなんですけど、クリント・イーストウッド監督独特の品のあるセピアな色味と音楽で、映画全体が深〜〜〜い味わいを醸します。手に汗握りつつ、とても品があるんですこの映画は。監督に転職してよかったね〜本当に、クリント・イーストウッドさんは。
1930年代のアメリカの女性のファッションも、淑女っぷりが全面に押し出されていてとても良かったです。フェルト帽子かぶりたくなっちゃうわ。キャメルのコート探しにいきたくなるわ。そこにブローチつけたくってどうしようもなくなること間違いなしです。
アンジェリーナ・ジョリーが痩せ過ぎていて、もう本当に可哀相になってきます。しかもシングルマザー。息子の身長を毎日毎日計って、大切に大切に育てていたのに、ある日突然行方不明。考えただけで涙が出るわよ?警察に電話しながら、どうしようもなくなって涙がにじんでくるところなんか、もらい泣きます。でもこれで太ってるおばさんが「うちの息子おらへんねん、この子よその子やって言うてるやろ!」っていっててもあんまり可哀相に見えなかったでしょうね。ははは。
当時のロサンゼルス警察の腐敗ぶりも、もう笑うしかないくらいのひどさで不条理ワールドです。でもきっと知らないだけで、今でもこういうことは山ほどありますよね、間違いなく。映画を観ている時に、隣で姉が「よかった〜今の日本に生まれて〜。」とつぶやいていましたが、いつ自分が不条理ワールドに巻き込まれるやもしれないよ。そのときに、果たして自分は闘えるのだろうか?と問いかけました。えへへ、そんなの分かんないね。
多分村上春樹を好きな人はみんな「ハルキスト」なんて呼ばれたくないだろうな、と思います。村上春樹を好きな人はたぶんそういうのを一番嫌がる類の人々だろうと思うからです。村上春樹自身もそういう種類の物事からは距離をおきたがっているでしょう。
私は村上春樹の本は好きです。でも自分はそもそも読んだ本の種類が多いとは思えないので、その今まで読んだ少ない本の中では村上春樹は一番好きだという感じです。その中でもノルウェイの森はやはり一番印象深い本なので、公開を楽しみにしていました。
菊池凛子さんがとても良く、暗くてどこを見ているのか分からない目の演技や、「悲しくて悲しくて死んでしまいそうだ」という気持ちになるように泣くシーンが見ていてざわざわしました。となりのトトロでさつきが泣くシーンと同じという訳ではないんですが、胸がざわざわする、という点では私の中で似ています。泣くシーンだけでももう一度観たい。
松山ケンイチは最近テレビでの訛りが目立ち過ぎていて、もう全部なまって聞こえました。緑が「ワタナベ君、青森は行った事ある?」と聞いてワタナベ君が「ないよ」と答えるシーンは「おまんのふるさとやろが」と言いたくなりました。
緑を演じる水原希子さんは、歩くと「キュッキュッ」と音がしそうなほど鼻や口の締まり具合がかわいかったです。声も初めて聞きましたが、いい声しています。ちょっと低めなのに甘いという、、、。
ハツミ役の初音映莉子さん。初めて見ましたが、彼女が登場するシーンだけ突然昔の香港の歓楽街のような雰囲気になり、でも上品なんです。とても上品。特別な空気を持っていたと思います。顔は際立った特徴があるわけではないんですが。
玉山鉄二さんは、70年代ぴちぴちタートルネックを着るのをよくOKしたなあと思う程、なんだかぴちぴちすぎてお笑いのように見えました。「監督は笑わそうとしているのかもしれない」とさえ思いました。しかし鉄二の印象がそれで良くなりました。
時に大自然を映し出したり、70年代のアングラな雰囲気を醸し出したりする映像がとてもかっこよくてきれいで、トラン・アン・ユンさんのような美意識の方に映画を撮っていただいて私はとても嬉しく思いました。特に風の強い中で直子とワタナベが恥ずかしそうにしている映像が好きでした。
あとは、女性の裸がでてくるわけではないのに、異常に生々しく感じました。これは一人で観ないと気まずさに耐えられないと思います。くれぐれも親と観るのだけはやめてください。
大好きです、元CIA捜査官やらFBI特殊部隊もの、絶対弾に当たらない超人主人公。そういうオレオレ映画はだいたいハリウッドのものだと思っていました。でも今回はフランス産でした。だからなのか知らないけど、めっちゃくちゃ人がライトに死んでいきます。ハエのごとくに殺されて行きます。しかも主人公に。さらにどんだけ命乞いしても殺されます。しかも主人公に。まさしく娘の為に鬼畜と化したパパ。娘の為になら民間人さえも撃つパパ。そんなパパだけど娘には言いなりで、そこが情けないやら愛おしいやらで涙を誘います。
そのパパ役が、またとてもいいです。冷静が服を来て歩いているようなリーアム・ニーソンが演じています。なんというか、冷たそうだけど優しそうで汗をかかなさそうなこのさらさらした顔。よく塩顔とかいいますが、この人は私の中で砂顔です。
お話の内容はというと、元CIA捜査官ブライアンの娘キムが友人とのパリ旅行である犯罪組織に誘拐されて、それを死にものぐるいでブライアンが救出するっていう聞いた事あるような話です。しかしその誘拐組織はどうやら本当にあるらしいです。誘拐された娘っ子達は、麻薬漬けにされて売春させられるんだそうです。恐怖で目眩がしました。ちょっとその犯罪組織をまず根本からどうにかしてくれよと切に願いました。だからパパがどんだけ悪い奴らを皆殺しにしても、「もっとやっちまえー!!!」とならざるをえませんでした。
娘達よ、知らない人にはついていかない、話さない、自分の身は自分で守れるようにならなきゃいけません。というのがこの映画で得た教訓です。だから私は中学の頃、車がひとつも通らない農道でも、ヘルメットをかぶって自転車通学していました。
久しぶりに映画を観ました。ちょっと前にブームとなったハチクロというヤングムービー。
実は!!この映画には私の出身大学の、私が在籍していた棟が舞台として使われているのです!けっこうたくさん出て来ます。すごく嬉しい。でも当時はあまり興味がなくて今まで全然観てなかった。テレビでやってて今初めて観ました。もうそこに一番関心があったので、懐かしくて景色に夢中でした。しかも、友達がエキストラで出ているー!内輪だけで盛り上がるだけですが嬉しいものですね。
映画の内容に共感するには年を取り過ぎているので、軽く鳥肌などもたちましたが、俳優さん達みんな良いです。観る前はどんだけ甘酢っぱい展開になるのやらおそれていましたが、想像より全然良かったです。みんなかなり自然でした。演技上手いなあ。きっと10代や20台前半だったらいてもたってもいれないでしょう、クウウウウウウ!!!!ってなると思います。逆にひねくれて「っふん」ってなる可能性もありますが。というくらい理想の大学生活が描かれています。みんなこれを夢見て大学に入るんでしょう、きっと。
それで、きっと同期で蒼井優ちゃん演じるはぐちゃんみたいなのが居たら、恐らく嫉妬に狂っていじわるなんかしてしまっているでしょう。実際美大にはああいう人居ました、森田みたいな人も、真山みたいな人も。竹本みたいな人は居なかったけど。ただああいうキラキラ組には、眩しすぎて私は近づけませんでした。今大学時代に戻れたら、もっとうまくやれるのかしらん?いや、我が青春に悔いなしと言いたい。