近頃は、後味の悪い映画しか観ていなくて全く心が浄化されません。
予備知識なしで観たりするのでショックが大きかったりします。
選んだ自分のせいなので、もはやうじうじするだけです。
あまりやわらかい気持ちでは終われませんでした。
暗い世界を描けば、精神世界を表現したとか、人間の内面を掘り下げた、
ということにはならないんじゃないかと、なんとなしに思いました。
救いがなかったり、残虐であることが、センセーショナルだとは思わない。
これ、カンヌでグランプリとってます。
ってことは、当たり前だけど大勢で大画面で観たってことですね。考えられません。
笑いと悲壮は紙一重なんだということがよくわかりました。
安心して観れる冒険映画とは一体何ぞや、、、?
いろいろ突っ込みたくなるところがあるのに、むしろそれが気持ちいい。
これぞ純正ハリウッド。
男だけでもくもくと食卓を囲むシーンが多くて、母親って大事だなあ、、、。とか思いました。
監督が女性ですが、目線が甘くなく、男兄弟を描いているのがすごく不思議で、そこがいいです。