写真は、夫が息子に買って来てくれた誕生日プレゼント。むか〜しからよくある、あれです。けたたましく吠える子犬のおもちゃ。なかなか古風なプレゼントを、、、。おそらく、反応が見たかったのでしょうね。息子はのけぞって逃げていきました。「オレのプレゼントが気に入らないのかなあ、、。」と夫。そんなことないさ。
そんな平和な誕生日も過ぎたある日。朝いつものように機嫌良く起きた息子。車のおもちゃで楽しそうに遊んでいた次の瞬間、「おええええええ!」と突如苦しそうに嗚咽を漏らしたのです。昨夜食べたアボガドの小さなカケラと、胃液を少々出して、そのあと何事もなかったようにまた遊び始めました。「?なんだったのか?」少しの不安がよぎった物の、以前機嫌は良さそうだったので、特に対策もせず時間が過ぎて行きましたが、しばらくするとまたもや「おええええ!」と嗚咽をもらしてよだれを垂れ流す息子。でも、嗚咽を繰り返すわりに、すぐに立ち直りずーっと機嫌の良い強靭な息子。私はどうしたものか分からずに、嗚咽をその後も何度かもらす度に背中をさすることくらいしかできませんでした。
しかもこの日は麻疹の予防接種の日だったのです。とにかく、せっかくなかなか取れない小児科の予約を取り付けてあったので、診せながら判断をあおごうと決めました。ごったがえす待合室で待つ事40分、やっと番号を呼ばれて診察室へ。このときもずっと機嫌の良い息子。優しい女性の先生は、「ウィルス性の胃腸炎かもしれないけど、機嫌がこれだけいいし、今は麻疹も流行ってるから予防接種しましょう。」ということで予防接種をしてもらい、家に帰りました。
その夜。息子下痢を二回する。ここまできても、私は「うつる」ことはつゆとも考えず、無防備に息子の下痢やゲロを浴び続けていました。あほでした。ウィルス性とは、つまり、うつるってことです。おそらく、ノロ?なぜ全くうつることを考えなかったのかというと、ウイルス性胃腸炎は4月や5月は最も流行らない季節だったからです。小児科の先生も特に対策も言ってなかったし、すべてが「かもしれない」でした。しかも、苦しみのたうちまわると聞いていたノロだったので、ずっと機嫌の良い息子を見て、軽い食中毒だと考えていました。そして、深夜3時、息子ついに大規模なゲロを発射。私もゲロまみれに。夫も夜中に手伝って、せっせとゲロの始末をしました。やはり息子はすっきりした顔をして、少しはしゃいだ後寝ました。その後、私はゲロにまみれたシーツや服を洗い続けました。
次の日、、、。私と息子は、GWを大阪と三重で過ごすべく旅立つ予定でした。行くかどうか迷いましたが、息子はすっかり機嫌も良く、大阪での予定も色々あったので出発したのです。新幹線では息子はずっと寝ていて、苦労せずに到着しました。胸をなでおろし、大阪で母と一緒に夕飯の支度をしていたのですが、、、、。ついにノロの魔の手が私にしのびよってきたのでした。