9月1日(だいぶまえの話だけど)というのは防災の日だったので、ニュースでもバラエティでもNHKでもとにかく防災関連の番組をたくさんやっていた。そんで、まんまとNHKの「MEGAquake」シリーズを観ていたら、恐怖で頭がクラクラした。
私、災害が起きたら多分真っ先に死ぬ。アホだから。多分一切冷静に対処できないと思う。ということを、以前はへらへら言っていられたけど、なにせ赤子がいるのでもはや自分だけの命ではない。子どもを守らにゃいけん。3、11以降お母さん達が、もうなんだか色々血眼になって「沖縄に逃げた」だの「放射線を測れる装置を市役所に置け」だのすごい騒ぎになっていたのを、「え〜どうしちゃったの?」とか三重に住みながらぼけーっと観て驚いていたけど、関東に来るとなんだか他人事ではない気持ちに色々なる。騒ぐお母さんたちの気持ちが分かる。
親が近くにいないってのも大きいけど。自分しか子どもを守る人間はいないんだなあと思うと、ちょっと気持ちがぴりぴりする。ん?防災と放射能汚染がちゃんぽんになってきたけど、あの日から放射線がものすごくやはり身近で語られている。それでも、もうだいぶ世間が痛みを忘れているのだなあと感じる。慣れって恐ろしいけど、慣れがあるから人は生きて行けるんだろうな。脳の優れた機能の一つでもある。
で、番組を観て慌ててネットで防災グッズを購入したんですよ。思うツボだね。これ、被災した時に家に居なかったら意味ないよな。赤ちゃん抱っこしてこれを担いで行くって、至難の技だよな。とでっかいダンボールで届いた1万5千円もするリュックサックをみて思った。しかも、中に入れるグッズが全然リュックに入りきらないでやんのよ。もうーパンパン。これで混乱しながらこのリュックを開いたら中身がばーっとぶっちゃかって慌ててる間に死んじゃったりしてね。あ〜平和だよ今現在は。
夫は、リュックを購入する際にワンクリックをして、届いてからは眺めているだけであった。一緒にリュックに荷物を詰めようねっていったけど、「なんか詰めてる時にケンカしそうだよね。」とつぶやいていたので、一人で詰めた。あ〜平和だなあ。そんで、リュックに詰めて、安心した。多分このままじゃ、死ぬ。こんな頼りない母を許せよ、と寝息をたてている息子を見て懺悔をする。そしてまた忘れる。
夫の双子のお兄さんから、出産祝いが届きました!もう防災意識のことはすっかりどこか遠い場所へ飛んで行ってウキウキと包み紙を開く。お〜さすが元アスリートのお兄さんだけあって、ナイキの服をいただきました。かっこいい〜。
女の人だったら、こういうときすんごいカラフルな物を選んでしまうんですが、そこは男性が選んだだけあって、色が「リアルクローズ」な感じがしました。私だったらこういうときうっかり派手派手の蛍光グリーンとか選んでしまって、物心ついた息子に「こんな派手なもん着れん」とか言われてしまうんでしょうね。早くこれが着れる程大きくなってくれよ〜。地震がきても母ちゃんを置いて一人で逃げてもいいからさ。
お兄さん、ありがとうございました!!着せるのが楽しみです〜。