この、なんだか人をイラっとさせるメガネは私が初めて作ったメガネです。確か7、8歳くらいだったと思います。当時視力はすでに0.2くらいで、早くから私は近視児童として生きておりました。でもなぜかそのとき自分の周りは空前の近視ブーム(?)で、近視=かっこいい、みたいなふざけた風潮があったのでした。(ちびまるこちゃんで、骨折して三角巾をつけている生徒がなんかヒーローに見えるといっていたのと同じ現象です。)他と違う事がなんだかかっこいいと思っていたのでした。
だからやたら「ニセ近視児童」も出回っていたと、私は思います。どれだけ自分は目が悪いか、といった自慢話をする子もいたくらいでしたから。アホな現象が大真面目に繰り広げられているのが子どもの世界です。そういうヒーロー性重視ないきさつにより、この星がきらめくトンチンカンメガネになったわけです。
そのあともちろんこんなメガネをずっとつけていたわけではありません。4年生の時に転校をしたら、キャラの設定が狂ってしまい恥ずかしくてこんなメガネつけられなくなってしまいました。その後何度もメガネを変えて、ついに20歳でレーシック(近視矯正手術)を受け、メガネとの生活は終止符が打たれたはずでしたが、近頃夜の運転が見えなくなってきました。そしたら!なんとこの初代メガネがぴったりと度があったので、しばらく夜の運転の時はお世話になっていました。誰にも見られないように細心の注意をはらいつつ。(案外今流行ってますよね?このデカフレームメガネ)
メガネの話をし始めたら、案外途方もなく長くなりそうなので、あっさりさせよう。そう、それであの初代メガネにいつまでも頼る訳にはいかないので、最近新しくメガネを買いました。そのメガネがこの上の写真です。最近「エアフレーム」で有名になったJinsというメガネ屋さんで買いました。お店はお客さんでいっぱいで、とてもはやっているようでした。
やっとあのCCB状態から抜け出せると思ってルンルンだったのですが、いざ夜のドライブ中に掛けてみるとなんだか酔う。フレームがスリムすぎて、上下の景色がフレームから飛び出て見えるぞ??まさかの3D。そんなオプションつけた覚えはないのに。
そうして、また私はCCBメガネをかけなおしたのでした。落ち着く〜、この安定感。