20日は小中学校合同のクリスマス会がありました。5つの班に別れて、班対抗でゲーム大会をしました。
小学校の先生がサンタクロースの格好をして、場を盛り上げながら、騒ぐ子どもを相手に大きな声でゲームの説明をしています。一つ目はジェスチャーゲームで、班から選ばれた一名が前でジェスチャーをして何の真似かあてるというゲーム。班からはそれぞれ、班で一番のお調子者が登場。笑いをかっさらって意気揚々としていました。
二つ目はボキャブラリーゲームで、例えば「け」の付く食べ物の名前を班で一つ考えるのだけど、どの班ともかぶらなければ点がはいるというものでした。私はこっそり子ども達がどんな名前を挙げているのか覗いてみた所、力強い字で「けんちん汁」と書いてあるのに爆笑しました。
そのあとは、班にそれぞれ一個ずつスポンジケーキが渡され、デコレーションを行ないます。渡される材料は一緒なのに、どの班も独自の道を歩みます。傾いているケーキもあれば、売られているもののようにキレイに飾り付けられたものもあり、隣の班を気にしながら完成させていました。
集会所の先生が朝から一生懸命用意してくれたスープやサンドウィッチやおにぎりで乾杯です。みんなのお腹がふくれるころ、小学校の先生がギターとバイオリンを持ち出しておもしろい替え歌や、流行の曲を演奏。子ども達はアンコールの嵐。
自分が小学生の時も、学童保育でクリスマス会があって劇をしたりケーキの飾り付けをしたのを思い出しました。当時はなにがなんやらよく分からずに、ただなんだか笑って食べて楽しい一日を過ごしていたけど、私達が何の心配もせずに笑っていれたのは、大人が影で頑張ってくれていたんだった!と先生の立場になってものすごい今更大人に感謝しました。
教育にクールさは必要なくて、ただひたすら泥臭くて汗まみれで騒がしいものですが、一本も毛がない頭にサンタ帽子をかぶり、音程を外しながらもバイオリンを弾き散らかす先生達はとてもかっこよく見えました。
ゲラゲラ笑いながら、親御さんの迎えにきてくれた車に乗り込んで行く子ども達の後ろ姿を、汗まみれの先生達は嬉しそうに見送ります。