ShihoSeji Blog

イラストレーター瀬島志保子のブログ
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お義父さん、お疲れさまでしたの会。

箱根旅行の次の日は、夫の実家に里帰り。最大の目的は、9月で定年退職するお父さんの退職お祝いをするためでした。神奈川県大和市のとあるピザ屋さん。有名なお店らしく店内は子ども連れのお客さんで大賑わい。

この日は、お義父さん、お義母さん、お義兄さん夫妻とケンちゃん(4歳、お兄さんの息子さん)、お義姉さんとサキちゃん(9歳、お姉さんの娘さん)私達夫婦の総勢9名でのパーティ。私は結婚式以来、こんなに一度に夫の家族の方々とお会いするのは初めてのことでした。「緊張しないぞ!!」と自分に言い聞かせておった私でしたが、どうやら緊張は免れず、箱根のことを「函館」と言い間違ったりして周囲にも多いに悟られたことでしょう。

ピザ屋さんかと思いきや、スペアリブやらパエリヤやらが出て来て賑やかな食卓となりました。うちのジャイアン家族と違って、夫の家族は基本的に小食らしく、なかなかお皿が減っていかないことすら新鮮でした。ピザももちろん美味しくて、本当ならもっと食べられるはずなのに、緊張と旅館で食べた朝食がつっかえてなかなか喉を通らず。

全員のお腹がはち切れそうな頃、ピザ回しのお姉さんが、ディズニーランドのシンデレラ城のようなハイテンションで登場。ピザ生地を高く上げながら、どれだけ上手く広げられるかというショーを見せてくれました。ところが、きっと彼女はまだ新米さんだったのでしょうね、生地の飛沫が飛んでくるわ飛んでくるわ。空中でバラバラになりながら、私の額にも生地がペトリ。

新米教育に、ある意味熱心なお店といえますね。場数を踏めっちゅう事ですね。お陰で盛り上がりました。

ピザ屋さんを出て、今度こそ夫の実家に9名で向かいました。みんなでお茶を飲んでいると、お義姉さんが金メダルとプレゼントを持って登場しました。そのメダルをサキちゃんがお義父さんの首にかけながら「おじいちゃん今までお疲れさまでした、どうもありがとうございました。」と言って、プレゼントを渡しました。みんな大拍手!とても温かな光景でした。

私より先に結婚した友人のヨーコちゃんが、「結婚して何が嬉しいってな、家族が増えるっていうことが私は単純にすごい嬉しかったんや。」と言っていましたが、この日その意味がすごく分かったような気がしました。

家族って増えるんや!!!という新鮮な驚き。すごく不思議だけど、すごく嬉しい事だと思いました。

胸がいっぱいになりながら、名残惜しさもありながら私と夫は帰路に着きました。またもや渋滞情報をリサーチしまくった夫の功績で、大した渋滞にも巻き込まれず、でもよだれの池で私は泳ぎながら、深夜に辿り着きました。

たった一泊二日だったのに、ぎゅうぎゅうのぱんぱちこんに充実した二日間でした。また行きます!!!

 

  • 2012年8月16日
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箱根さ行っただす。

日本の高速が、テーマパークが、あらゆる施設が大混雑するお盆に、神奈川の夫の実家目指して私達夫婦は朝5時に起きて愛知を出発した。誰だって渋滞は嫌いだろうが、私の夫は本当に渋滞が嫌いなので、スマホを片手に入念に前日から「この時間に出ればそんなに混まないはず」とチェックしていた。

夫のおかげで、渋滞には巻き込まれなかった。どっちが上りだか下りだか知らんけど、とにかく反対側の道路は激しく渋滞しており、その光景を見るだけで頭がクラクラした。そして、渋滞に巻き込まれなかっただけに、早く着いた。私の運転が信用できないらしく、すべて夫が運転してくれたので、私はよだれを垂らしてぼんやりしている間に着いた。ありがたや。

実家を訪ねるのは明日で、この日は箱根に一泊する予定になっていました。チェックインまでにはだいぶ時間があったので、思いつきで御殿場プレミアムアウトレットに行こうということになった。アウトレットに近づくにつれて、「敷地内駐車場満車、第二、第三駐車場に止めてください」と書いてある看板をもった警備のおじさんがあらゆる場所に立っており、どんだけ混んでるんだよという恐怖が走った。第2駐車場らしき場所に止めて無料のシャトルバスに乗ってようやくアウトレットに着いた。そんなに言う程混んでないし、駐車場も空きがあるように見えたけど、なんか警備の人も動員しちゃったしああいうことになったんだろう。

いざアウトレットに来てみると、驚く程私達夫婦には物欲がないことが分かった。目的もなく敷地内を一周して、さっさと帰ってきた。でも本当は箱根ガラスの森美術館に行くつもりだったのに、その時間はさっぱりなくなってしまった。

この日泊まった一の湯。名前が和風だから和風かと思ったら案外洋風だった。お盆直前に探して、どこもいっぱいの中ようやく見つけた旅館でしたが、こっつりとしていて従業員の方もとても丁寧で温かな対応をしてくれました。この旅館も満員でした。箱根は旅館激戦区だから、小さな旅館でもサービスが行き届いているんだなあと感じました。

夕ご飯は写真に撮り忘れましたが、美味しい豆腐とかせいろで蒸した野菜とか、女性が好きそうなおしゃれなラインナップでした。

朝ご飯はこんなでした。干物が美味しかった。夫が途中でトイレに帰ってしまい、しばし一人の朝食。さみし、、、。

11時半に夫の家族と待ち合わせをしているので、八時半ころにはもう旅館を出発しました。私はまたもやよだれを垂らして眠りこけ、いつの間にか海老名のサービスエリアに、、、。すまないねえ。

  • 2012年8月14日
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「走れ、セナ!」の装画を描きました。

6月にいただいた装画のお仕事の文庫が、8月10日に出版されます。

「走れ、セナ!」という文庫で講談社から出ています。著者は香坂直さんです。

このお仕事をいただいた時は本当に嬉しくて嬉しくて。陸上を一生懸命頑張る小学生のお話なんです。小学生の話だから子ども向けのお話なのかと言ったら、実は大人の方にそこ読んでほしい。私は少なくとも読んでいる途中に3回泣きましたからね。おんおん泣きました。セナちゃんの言葉で綴られる物語は、私達大人が思う小学生、、、ではあるんですが、本当にその子が存在してるんです。(何を言ってるのか分からなくなって来ましたが)こういうとき、人はリアルというのかもしれないけど。

セナちゃんは本当に生きていて、こういうことを考えている。周りの大人の事をこう見てて、同級生の事をこう思ってる。今は、とにかく速く走りたいと思ってるのに、大人の変な事情でうまくいかなかったり、どうにかしようとして自分なりに色々考えてる。うちにはなぜかお父さんがいないけど、お母さんのことはすごく好きなんだよ。

講談社の方曰く、「このお話は、児童向けではあるけれども、もっと幅広い世代の方に読んでいただきたいと思って、今回改めて文庫で出そうと思ったんです。」と。

それがすごくよく分かる。セナちゃんが色んな子につけたあだ名の由来を、セナちゃんの言葉で説明してくれるところなんか私はすごく好きでした。

彼女があまりにも生き生きとしすぎていて、描く方は混迷を極めました。夫が今も陸上を続けていて、幸いにも陸上雑誌は山のように手元にあったので本当に助かりました。泣きそうでもなく、笑い出しそうでもなく、苦しい顔でもない。走るのが好きなんだと、前を向いて走る彼女を探して描きました。

 

  • 2012年8月8日
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くちびるブツブツ事件2。

私の心境を表した写真です。

以前このブログで「命の◯江兄弟社」という文章を書いたのですが、あの病が再びこの夏発症したのです。「知るかよ」という方のために再び一から解説します。あの病とは、「くちびるぶつぶつ病」です。朝突然、くちびるが猛烈なかゆみに襲われ、真っ赤に腫れてぶつぶつがいっぱいできて、水泡ができて、そこがやぶれてリンパ液が流れ出て痛くてかゆくて最悪の病気なのです。口の両端が切れて、血が滲んで、大笑いしたくてもできなくて、うまく話す事もままならなくなりました。口元を見られるのがいやで、マスクをするようになりました。

私は5年前くらいにこの正体不明の病に襲われ、皮膚科をはしごするも原因が見つからず、ワセリンを塗り続けていました。毎日毎日憂鬱でした。それが2年くらい続いて、ある日◯江兄弟社のリップクリームをぬったところ、突然治ったというのが前回の話。それからも、口紅を塗ったりするとまた発症したりしていましたが、それも◯江兄弟社のリップでどうにか持ちこたえていました。

それ以来私は、持ち歩くポーチに1つ、寝室に1つ、キッチンに1つというふうに、だんだんそのリップがなくては不安で不安で、毎日数十回塗るような生活を続けていました。

ところが、この夏。それはイギリス旅行中に始まりました。最初は軽いかゆみだったので、そんなに心配していませんでしたが、日を追うごとに悪化して、帰りの飛行機に乗る頃にはかなり腫れ上がっていました。そこでも私はそのリップクリームさえ塗ればおさまるんだと思って、一生懸命塗っていました。慣れない外国旅行で、ストレスが溜まったのかな?と思っていました。

しかし日本に戻ってからも悪化する一方だったので、ネットで原因を探した所、どうやら「保湿依存症」ではないかとのことでした。クチビルが乾く間もなく、リップクリームを塗り続ける人や、保湿していなければ落ち着かないという人がなる病だそうな。確信がほしい私は、街で一番評判のいい皮膚科を受診しました。

どんぴしゃりでした。素敵な老紳士のお医者様は「まちがいありませんよ、保湿のしすぎです。対策は、何もしない事です。絶対に何も塗らないでください。それが一番の薬ですよ。自分の持っている再生能力を信じてください。」と。私は涙が出そうになりました。そうしてお医者様は、「脱、保湿剤」という論文のコピーを私にくださいました。

何もリップクリームが悪いのではありません。「やりすぎ」がいかんのです。私はそういえば、ハンドクリームなどもこまめに塗っていたのに、どんどんカサカサになっていったような気がしました。最近は別の本を読んで、基礎化粧品類を一切やめたところでした。顔になにも塗らなくても、特に何も問題ない事が分かりました。

私は今まで何を一生懸命守ろうとしていたのだろうと、ぽかんとした気持ちになって、そのあと晴れやかな気持ちになりました。

沖縄風にいうと「すべてのことはなんくるない」ということになるのでしょう。気にし過ぎちゃいかんのです。自分の体は何かを補わなくてもがんばってくれるのです。こう見えてクヨクヨ体質で神経質な自分の性格にも問題があったのです。

私と同じ病気で悩んでおる方がいたら、「自分の体を信じろ!何もするな!」と言ってあげてください。

保湿をやめてから2週間で、私のくちびるは元通りになって、大きな口で笑っても、大きなおにぎりにかぶりついてももう平気になりました。

  • 2012年8月7日
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父、犯罪被害者になるinロンドン。

姉とのロンドン散歩は続く。そろそろイギリスブログ書くの飽きてきてしまったけど、もう少し記録しておきます。

イギリス発のブランドといえば、マーガレットハウエル(多分)。私も姉も好きなブランドなので、こりゃいっとかな!と閉店間近に駆け込む迷惑な私達。でもそのとき、私も姉もポンドがわずかしかなく、買えるものといったら靴下くらい。ただの見学で終わりました。

服だけでなく、家具も扱っている。生活全てをデザインしている。店内は独特の清らかで静かな空気が漂っていました。よく見たら店内でスタッフが実際に多分何か作ってるようだ。写真向かって右が作業場らしい。左端にわずかに写っているキャベツのような頭の女性は私の姉です。

前日のアラブ料理にちょっと懲りたので、今日はホテル前のスーパーで食べたいものを買い込んで部屋でゆっくりしようという話になった。父と母、姉と私の4人でスーパーへ出かける。姉がバスのチケットを払い戻したいというので、姉を待つ間父はスーパーの前でタバコを吸い、私と母はスーパーで物色していた。

私がスーパーで食べ物に目を輝かせていると、母の姿が見えなくなったので不安になりスーパーの外へ出ると、タバコを吸っていたはずの父が何やら汗まみれになって息が絶え絶えになっており、母は険しい顔をしている。姉は「あ〜あ」といって少し呆れているようだった。

母が「シホちゃんのケータイでドコモへ連絡できる?」と聞いて来た。どうやら父が胸ポケットへしまっていたケータイをひったくられたらしいのだ。父はメタボリックな65歳の体にむちを打ち、全力で犯人を追いかけたそうな。死ななかっただけで、よかった。重々しい空気を背負って、スーパーどころではなくなった我々犯罪被害者ファミリーはとぼとぼと、一度ホテルへ帰り、充電中だったわたしのケータイでドコモへ連絡した。

そうして、保険を申請するのに念のため警察へ行こうとなり、ホテルの目の前のロンドン警察へ皆でとぼとぼと歩いた。ロンドンの警察は、非常にしつこかった(いや、丁寧だった)。父は別室へ連れて行かれ身振り手振りでそのときの様子を事細かに説明した。父が日本人の割にオーバーな関西人であったことが、本日ただいま生かされたのだった。その様子はガラス越しに私達も見ていたが、なんというか、最初は不注意な父に少し腹が立ったりしたが、こうして生きていてくれてそれだけでよかったと、派手なジェスチャーでまくしたてている父を見てしんみりしてきた。犯人に下手に追いついたりして、殺されていたりしたら、私はロンドンが死ぬ程憎い街になっていただろう。父がメタボな年寄りで幸いだったのだ。

思えば、我がファミリーは海外で多くの犯罪被害にあって来たように思う。スペインで母がスーツケースのアクセサリーを盗まれ、祖母がどこかのバスでポシエットを切り裂かれてお金を盗まれ(ばあちゃんはそれ以来パンツにお金を入れるようになった)、私と姉はポルトガルのタクシーでだまされて遠周りをされて高額な料金を請求されたりした。そういうことがあると、やっぱりその旅行の思い出が陰る。そうならないために、気をつけなきゃいかんと思う。

あんまり事情聴取が長引くので、(どうやらケータイ盗難が多発しているらしく、私達が待っている間にも被害者の女性が警察に来た)私と母でスーパーへ先に行って、食料を調達しようという事になった。小心者の私はすっかりロンドンの街が怖くなり、縮みあがりながら買い物をした。

いつもは父と顔を合わせればケンカをしている私だったが、もう若くはない父を労らなければいかんという気持ちが、あの汗だくの息切れ切れの父を見てやっと芽生えた。なので父の好きなオレンジジュースと卵のサンドウィッチを買った。その日はイギリス最終日の夜だったけど、なかなか良い経験ができたねと最後は笑えて良かった。父はさっそくケータイを盗まれた話を武勇伝にしていて、得意げにマジッククラブの面々に話していた。

外国の滞在時間が長ければ長い程、私は日本が恋しくて恋しくてたまらなくなる。湿気が高かろうが、熱帯夜が続こうが私はこの国が好きだ。飛行機の間中、お漬け物のことやうどんの事をぼんやり考えていた。日本に到着して、テレビで日本語が流れていることが嬉しくてたまらない。

母は日本に帰るのが嫌だ〜といって、飛行機でワインを飲んだくれていた。姉は早朝にスペインへ帰って行った。父は疲れ果て飛行機で爆睡していた。

日本が一番!といくら思っていても、きっとまた外国へ旅したくなるのだろうな〜。次はちゃんと夫と一緒に行こう。

最後の写真は、日本ではなかなかお目にかかれないカラフルすぎるケーキ。ちょっと食べてみたかった。

 

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