ShihoSeji Blog

イラストレーター瀬島志保子のブログ
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食の迷宮。

以前私はこのブログで「添加物なんてダメダメ!!」みたいな話をしたことがありました。図書館で借りた食と健康に関する本を読んで添加物の恐怖におののき、夫にも「ポテトチップを食べたら死ぬぞうううう!!!ダイエットコーラを飲んだらガンになるううう!!」みたいな極端な話を垂れ流して脅していました。(そう言いつつ、自分はこっそりポテトチップを食べていたりしてね、、。)

そのときは、「アンチ添加物」な本を数冊読んでいたのですが、ふと図書館の本棚を見るとまた違った観点の本がわんさか、、、。

そのうちの一冊、あの池上彰さんも推薦している本で佐藤達夫さんの書いた「食べ物の道理」によれば、添加物を使用しない事によって、食べ物は今度は腐敗の危険が増す。添加物を使用せずに食中毒で健康を害する事と添加物を使用して食品を長持ちさせる事を考えたとき、はるかに添加物を使用する事のほうが安全で美味しく食べ物を消費者に提供する事ができる、と。世界中で、ただでさえ食料は毎日大量に廃棄されているのに、添加物を使用しないとなればまたさらにいっそう多くの食品が腐敗し廃棄されることになる。添加物が入った腐敗していない安全な菓子パン1つで、一体どれだけアフリカの難民の子どもが喜ぶだろう。とな。私が本の内容を思い出して書いているので色々間違っていたらアイムソーリー。

アンチ添加物の本について、添加物を与え過ぎたマウスの実験などでも、それを人間に置き換えた時に、毎日尋常ではない量を摂取した場合の事を「多分危ない!やめておけ」といっているのだとか。ふーん。もう分かんなくなっちゃたわ。

そんな調子で迷宮をさまよっている私は、また昨日こんな本を借りて来てしまった。これも添加物は別に体に悪くないと書いてあった。人体に害を与える程のものはふくまれていないらしい。コンビニ弁当だって悪くないし、炭酸飲料も別に悪くないよって。この本はすごく言い方が柔らかくて、わかりやすくて、ちょっとほっとした。

なんか色んな本を読んでみて思ったのは、人を脅すような書き方をしている本は、ヒステリックで冷静さを欠いているのかなということです。読んだ私も冷静さをすぐ失って、影響されやすいことが多いに問題ですが。

「大丈夫だよ!安心して生活しなよ!」と言ってくれる本は、読んでいてほっとする。でもすぐにまた「これは危ない!」とセンセーショナルな書き方をしている本を手に取っちゃうのよ〜私。きっと永遠に繰り返すのね、私。

 

  • 2012年9月5日
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私は何かを得たのでしょうか。

やっと9月になった。児童クラブのバイトがやっと終わった。長くて暑くてびっくりした。

最終日に二年生の女の子が手紙をポケットに押し込んで来た。「なつやすみのときにおせわになりました。どうもありがとう。」と書いてくれた。この子は私が一番怒りたくった子どもの一人だったはず。そしてその日の夜にはもう私の事なんてきっと忘れているだろう。子どもとはそれくらい刹那的なのだということをとても実感した。

さっきあんなに怒られて「もう二度としません」と泣いていたのは全てウソ。いや、そのときは本当なのだ。

さっき殴り合って大げんかした友達と、今は仲良く折り紙を折っていて、「せんせ〜い、お弁当の時はーちゃんと同じ席に座ってもいい〜?」とネコナで声を出している。いや、きっとあのときは本気でケンカしていたのだ。

自分もちゃんとできていないのに、他の友達のことはしっかり言いつけにくる。「せんせ〜。みきちゃんが机にのってた〜。」と。

お弁当についていた輪ゴムで永遠に遊んでいる。昼寝の時もいじっているので没収される。

すべては一瞬の出来事なんだなあ。私にとっては長い夏だったけど、子どもたちはやはり一瞬の出来事だっただろう。子どもたちの事をほとんどかわいいと思えなかったけど、すごく「リアル」であった。

まったく話を変えます。土曜日についに一宮モーニングを体験しました。

私の住んでいる一宮市は「モーニング発祥の地」なのです。喫茶店がおそらく日本一発達している街でもあります。カフェではなく、あくまでも喫茶店です。で、一宮の人は朝、モーニングを利用する事が常識。例え一日中家にいるおじいちゃんでも、です。

モーニングとは、開店から昼までの間、コーヒー一杯に上のような朝食のセットが無料でくっついてくるサービスの事です。すごいでしょう?右のお皿はタダなんですよ!!??だから朝から喫茶店は大忙し。多分朝が一番忙しいはず。

ここに住んでいる間にしたいことのチェックリストがまた1つ体験済みに。

  • 2012年9月3日
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ああ夫婦岩。

ギリギリでも予約ができた鳥羽のマンモスホテル、「鳥羽シーサイドホテル」。私は泊まるのは2回目。一歩館内に足を踏み入れると、家族連れでものすごい賑わっていた。少子化とかウソじゃないの?と思うくらい子どもがわんさかいた。こんなマンモスホテルだが、ほとんど満室だという。

でも満室、というのがすごく納得がいくような、たくさんの工夫がこのホテルにはある!と思う。オシャレなシティーガールや大人のカップルが好むような「わびさび」やらオーガニック感とかはないけど、大きな温泉が3つもあったり、滑り台のついたプールがあったり、でっかいおみやげやさんがあったり、ビンゴゲームとかがあったり、カラオケやミニゲーセンがあったりと、家族連れや団体さんがゆったりくつろいで楽しめるようなホテルだ。私の中では「鳥羽のラスベガス」という感じであります。言い過ぎたかな。

そんな鳥羽のラスベガスからは、全室オーシャンビューが臨めるのだった。のどか。のどかすぎてよだれが出てしまいそう。でも景色を見ながら、「あの港町は津波の時に大丈夫だろうか?」などと、東日本大震災以来の景色の見方も変わってしまった。

休日はだいたい脱力して野球を観ている夫は、最初は景色に興奮したものの、あっという間に寝てしまった。仕事で疲れているのを知っているので、叩き起こさないよう私は母と温泉へ繰り出した。隣の部屋ではおばあちゃんも、ひからびて布団に横たわっていた。あ、いつもはこの時間ちょうどおばあちゃんはお昼寝している時間だったね。

夕ご飯はマンモスバイキングでした。夕ご飯のあとは、ババ、ママ、シホの三世代連れ立ってまた温泉へ。順番にしぼんでいく体をあれこれ観察しながら、血筋の濃厚な温泉でした。温泉を出てからもあれやこれやおしゃべり。楽しかったなあ。夫がこの日一番目を輝かせていたのが、ミニミニゲームセンターでのシューティングゲームでした。男の子だねえ。

次の日は鳥羽の有名な二見岩、通称夫婦岩へ行きました。これまたのどか!!!昔はここが一大修学旅行地だったそうな。ええ時代やの〜。

これがその夫婦岩ね。ちょっと妻の岩が小さすぎやしないかと私は思う。近頃の妻はもっとでっかいぞ!!態度も存在も!!夫婦によってはでっかい岩が妻だったりしてね。ハハハ。昔は夫婦でこの岩の前で写真を撮るといつまでも仲良く過ごせるというあれがあったそうな。そういやあるね、おばあちゃんちのアルバムに。おじいちゃんとおばあちゃんの夫婦岩でのツーショット。

おばあちゃんとしては私と夫に、ここで写真を撮ってほしかったそうだけど、、、。なんか写真業者を通さないとなかなかメインの場所でとれなさそうだったから、なんかやめた。ケータイでぱしゃり。夫も暑さで白目をむいていたので、足早に夫婦岩を過ぎ去る。いつか「ああ、あのとき夫婦岩で写真さえ撮っていたなら」なんて思う事がありませんように。

この日のお昼は、うちの親が大推薦する鶏料理専門店、松坂にある「野崎」へ行きました。松坂と言えば松坂牛やないのか?という人がいますが、なんと、松坂の地元人曰く「松坂の人は誰も牛なんか食べやんよ。松坂は鶏料理の方が実は美味しいんやに。」と衝撃の事実が。知らなんだ〜。

でもここの鶏料理を食べると、それが本当だと分かります。だって鶏のお刺身がとっても美味しいのですから。写真は鳥刺しと唐揚げ。全然しつこくなくて、むしゃむしゃ食べてしまう。皆さんも、松坂へ来たら是非鶏も食べてみてね。

お昼を食べたら、津の実家に帰って、足早にまた愛知へと私と夫は帰りました。車に米や冬服なんかをたくさんのせて。

楽しかったな〜〜〜〜。ホームシックになってしまいそう。秋には栗を拾いに行くからね!待ってて!

 

  • 2012年8月30日
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伊勢、鳥羽、両親、おばあちゃん。

夫と共に、三重の私の実家へ里帰り。実家でのんびりするつもりが、お祭り好きな私の両親は「みんなで旅行へ行こう!」と三重県内の二大観光地、伊勢鳥羽巡りをしました。近所に住むおばあちゃんも連れて、総勢5名で父の運転する車に乗り込みました。

まずは伊勢神宮の赤福本店へ。「オグちゃん(私の夫の名前)に是非赤福氷を食べてほしい!」と鼻息を荒くして赤福へ乗り込む。かつて食品偽造?かなんかで大騒ぎになったことがウソのように、赤福は今日も大繁盛していました。三重の誇りなんですから、しっかりしてもらわんとね。

一年に一度は食べているかも、赤福氷。このブログでも前に登場したことが。産まれて初めて食べた時は「こんな美味いかき氷があったのか!」と感動したものです。しかしかわいこぶるわけではないが、私は一人で全部食べられない。甘味リミットが割と早いのだ。なので、おばあちゃんと母と私で二つ、父と夫は1つずつ食べました。夫も美味しいといって食べていたが、この後お腹がナイーブな彼はますます無口に。あら、冷え過ぎた?

伊勢神宮のおかげ横町は三重が誇る観光地。最近のスピリチュアルブームで、この日も賑わい過ぎて大変な騒ぎ。広場では和太鼓の演奏がちょうど始まったばかりだったので、しばしみんなで立ち見。

私は立ち見が嫌いだ。周りの人と牽制し合って気を使って、見せ物に集中できる訳が無いと思ってしまうのだ。だから小さい頃から一緒に行った人がよほど熱心でなければ、ディズニーランドのエレクトリカルパレードとかも見てこなかった。ただの面倒くさがりだけど。

この日も、暑くて混雑していたので私の背中のあせものかゆみが爆発。止まっているとかゆいので、家族が一生懸命立ち見をしている中、ひとりでふらふらエアコンの効いているお店へ出たり入ったり。真剣な表情で太鼓の演奏を観ている家族の顔を涼しい場所から観察していました。

この後、伊勢うどんをみんなで食べました。離乳食のように柔らかい汁無しうどんです。それが伊勢うどんの特徴なんです。香川の歯ごたえ命の讃岐うどんからしたら、まさに「屁のような」うどんなんですが、私のように根性の無い女はこれくらい柔らかいのがいいんです。「あ〜噛むの頑張らなくてもいいんだ〜。」とほっとしながら食べます。写真無くてすいません。多分初めて食べた人の何人かは「おい!茹で過ぎてるぞ!」と厨房に文句を言いに行った事でしょう。

暑さでますますスルメのようになってしまったおばあちゃんは少し疲れた様子。そろそろ宿に行こう。

 

  • 2012年8月29日
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子どもは全然あまくない。

この夏に、一ヶ月半だけ児童クラブのバイトをした。まだあと一週間あるけど。まだ一週間もある、という気持ち。児童クラブというのは、放課後子どもを預かる施設で、私も小さい時に入っていて楽しい思い出しかないくらい楽しかった。ので、すごく親しみがあったのでした。夏休みは朝から子どもが来るので人員が足りなくなるらしく、バイトの募集があり、応募して、働くことになったわけです。

私は正直、子どもが好きなのかどうか分からない。なのでこのバイトも「ふふふ、私どうなんだろ?いけるのかしら?」というギャンブルじみた気持ちで応募した。でもなんとなく「子どもが好き」と言う事は正しい事で良い事なのだという世間の風潮があるではないか。だから私ももちろん面接には「子どもが好き」ということを全面に押し出したわけであります。

児童クラブの先生に「子どもはかわいいですよね、、、?」みたいなことをうっすら聞くと、「うるさいよ〜〜〜!!」と顔を渋くしておっしゃった。

あれは心の底から思っていたのだ。うるさい、本当にうるさいのだ、子どもは。子どもってすごい、ではなく、大人ってなんて大人なんだろうと私は大人を改めて尊敬した。しかも集団になるとジャンボジェット機が頭上を飛んで行くようだ。私は怒るタイミングも、怒鳴るタイミングもよく分からなくて、言う事をきかない子どもに毎日頭がのぼせるほどキーとなった。でもベテランの先生はそれはそれは上手に子どもをまとめあげ、座らせる。

もう集団をまとめあげることは到底私には無理なので、個人個人に狙いを定めて接した。個人で話すと、子どもはやはり楽しかった。オセロもいっぱいした。本もたくさん読んだ。昼寝の時は、一年生はみんなタオルケットの端を噛んでいるのがよかった。

子どもは必ずハナクソを食べるので、単刀直入になぜハナクソを食べるのか聞いてみた。「わかんない」と言われた。答えなどないのだった。私は子どもの頃、絶対にハナクソを食べなかった。それは自信をもって言える。なぜなら当時から「なぜまいちゃん(友達)はハナクソを食うのか?」ということを疑問に思っていたからだ。私は子どもに「小さいハナクソは食べてもいいけど、大きすぎるのはティッシュにくっつけようよ」と提案しておいた。そしたらその子はちゃんと小さいのは食べて、大きいのはティッシュにつけていた。そこには充実感を感じた。

全員の名前を覚えたけれど、もうすぐ夏休みが終わってしまう。私は子どもが好きじゃないかもしれないけど、それは私が子どもの事をうらやましく思っているからなのだと分かった。お母さんのお迎えが来て、すねたように嬉しそうに帰っていく子どもの時代が懐かしくてうらやましいからだった。

 

  • 2012年8月23日
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