
ファンタジーだけど、色味がアースカラーでアダルトなこの映画。大人が見ると、いろいろいろいろ、思います。「スパイクジョーンズ、そうきたか」とか「音楽にだいぶ力をいれてるな」とか「CG全盛期に、着ぐるみをだしてきたところが新鮮」とか、、、。
原作と同様、多くをあまり語りません。「こども時代に憧れて、かつそのときの気持ちを忘れていない大人が創った、ちょっと切ない映画」という感じでした。そこがすごーく現れているのが、かいじゅうたちとマックスが、めんどくさい事全部ぬきで、遊びまくる所。あそこは見ていて本当に楽しそうだった。「みてみて、おれなんてこんなことできるんだぜ」って、相手の気持ちは関係なくて、自分の楽しい事、力をみせつけられることに全力を注ぐ、あれぞ子どものエネルギー。大きなかいじゅうたちは、他のファンタジー映画とは違い、全然万能じゃない、マックスの分身のようなもの。不安定で傷つきやすい。人間の子どもには、お母さんがいてくれてよかった、と思いました。

マーチングバンドにかける青春スポ根映画です。バンドの演奏シーンやパフォーマンスのシーン以外は眠たくてたまりませんでしたが、常にそのドラムの音が目を覚まさせてくれました。それぐらい、パフォーマンスシーンはよかったです。観終わった後、多分ほとんどのひとは机やお皿やコップを箸や手で叩いてみた事でしょう。間違いありません。ちなみに私はお鍋を菜箸で叩きましたが、あまりのひどさに泣きたくなりました。
アメリカには、生徒のほとんどが黒人の大学があるということを知りました。その大学では「白人はリズム感がないから」という理由でむしろけむたがられる、ということも。日本人にはそこらへんの感覚がないから不思議でした。

冒頭のシーン5秒で、「おもしろそ〜〜〜!!!」と思いました。そしてそのまま期待を裏切らず最後まで面白かったです。台詞がいちいち、ちょっと説教臭くて、そこがまたいいんです。内容はかなり昼ドラっぽいのですが、1930年代のアマルフィに集うセレブ達のファッションがかわいらしい。スカーレット・ヨハンソンのぼってりクチビル、ヘレン・ハントの鳥のような顔。それぞれに魅力でした。
「結婚は、窓のない部屋のようなもの。少しずつ少しずつ部屋が狭くなっていって、ある朝目覚めると身動きがとれない程狭くなっている。」という台詞が、すごーくこわかったです。結婚を夢見る人は観ない方がいいです。

1月1日午前2時より、神社参りに行った後、眠気で白目になりながら姉と観ました。私はついに途中で寝てしまいましたが、姉は最後まで観た後、初日の出を見ると言ってランニングをしに出て行きはりました。姉の体力は計り知れない物があります。
肝心の映画ですが、姉と父は絶賛していましたが、私はあまり好きではありませんでした。ハリウッドのカーチェイスを見飽きていることと、最初にあれだけドキドキさせておいてなんだよ。という印象でした。シャイア・ラブーフがATMからお金を引き出す時の服がかっこよかったな。

10月中旬に、非常に大好きな友達の結婚式にいってきました。彼女とは大学時代ほぼ毎日一緒にご飯を食べたり朝までしゃべりまくったりして、とにかく気が合う女性なのであります。
この案内状や、招待状からウェルカムボードまで全ての絵を描かせていただき、私にとっても想い入れの強い結婚式でした。そのせいか、式が始まってから、披露宴が終わるまでなぜか泣き止むことができず、彼女の顔をみてはさめざめと泣く有様でした。めでたいことだから泣いてはいけないのに、近頃涙もろくていけません。年でしょうね。