1月1日午前2時より、神社参りに行った後、眠気で白目になりながら姉と観ました。私はついに途中で寝てしまいましたが、姉は最後まで観た後、初日の出を見ると言ってランニングをしに出て行きはりました。姉の体力は計り知れない物があります。
肝心の映画ですが、姉と父は絶賛していましたが、私はあまり好きではありませんでした。ハリウッドのカーチェイスを見飽きていることと、最初にあれだけドキドキさせておいてなんだよ。という印象でした。シャイア・ラブーフがATMからお金を引き出す時の服がかっこよかったな。
途中で何度も観るのをやめそうになりました。も〜辛くて辛くて、しんどくてしんどくて、痛くて痛くて。メル・ギブソンさんは相変わらずしんどい映画を制作しなさる。しかも、相当また批判を浴びている。どうやら歴史をとんでもなくねじ曲げているとかなんとかで。
私はマヤ文明の事をあまり知らなかったので、怒り狂うということはなかったです。ただ主人公の男の人が友人にそっくりだったので、かなり本気で応援はできました。もう祈ってました。逃げてくれ!と。
スポ根ドラマはあまり好きじゃないので、これは有名だけど、観ていませんでした。でもツタやの100円レンタルで見かけて、「ラブストーリー」と書いてあったので、どれどれと思って観てみました。しかし、そんなライトなもんでもなかったです。ヘビーです。ヘビー級。気分が乗らないからスポーツ映画でもみて元気をもらっちゃおうー!と思って観るとどん底気分を味わうことになります。
でも私は、ちゃらんぽらん3枚目映画よりも、深刻系のほうが好きなので、これは好きでした。やれやれ、あ〜深刻だった。
先祖にかけられた呪いによって、豚の鼻を持って生まれて来た女の子の話、ということです。しかし、こんなレベルの鼻の人はけっこういる気がしました。かわいらしいかったです。クリスティーナリッチがかわいいというのもあるし、髪型や、メークやファッションすべてがおしゃれだったので、悲壮感など微塵もありませんでした。
あとは音楽、とてもよかったです。音楽が盛り上がる箇所を何度も観ました。というか、DVDを借りている期間、とにかく何度も何度も観ました。それくらい、観ている間中幸せを感じました。悪役というのが一応いるのですが、彼らさえ、ものすごくかわいくて憎みようがないのです。
きっとチャン・イーモウ監督は、チャン・ツィイーを見てびっくりして嬉しくてこの映画をつくったにちがいない。「私が見つけたかわいい宝石だ!」と。それくらいチャン・ツィイーをかわいく撮っている。初恋の相手の男性は、何だかケミストリーの坊主頭の人に似ていました。
お話の内容は極めてシンプルですが、監督が伝えたい事を的確に、且つ感動的に伝えている。