はとバスの次はサファリバス。サファリバスも前々から息子が乗りた〜い乗りた〜いと騒ぎ立てていた。はとバスくらいなら私一人でもなんとか乗せてやれるけど、サファリバスに乗れる動物園となると私一人ではどうにもならない。だって運転は大の苦手。
前回のブログで、私が「サファリバスについては父ちゃんにいいな」と書いたところ、夫が割とすぐに反応というか手を打ってくれた。もうすぐ私は息子と一緒に里帰り出産のために長期で三重に帰る事になります。残り少ない息子との時間を夫は大事にしなければと思ってくれたらしいです。夫様、ありがとう!長時間ドライブ、どうぞよろしくお願い致します。
木曜日にブログでつぶやき、その週末にはサファリパークへ行った。はや!東京から富士サファリパークって、なかなか遠いんだよね。おまけになんか事故渋滞がちらほらあったりなんかして、遠い、、、。高速のサービスエリアに止まる度に、息子が「サファリパークなの?着いたの?」と聞いて来る。まだじゃ、まだ町田じゃ、、、。
やっと、、着いた。九時前に出て、着いたのは11時半ころ。本物のジャングルバスを見た息子は大騒ぎ。サイとかゾウとかライオンとか種類は色々なんだけど、息子はトラが良かったらしく13時20分発のトラバスを予約。また乗るまでに時間があるんだよ〜。今すぐ乗りたい息子をなだめつつ、昼ご飯を食べたり徒歩で回れる動物を見たり。
びっくりしたのが、赤ちゃんライオンと一緒に記念撮影をする人の長〜〜〜い行列。ひょえーみんなそんなに赤子のライオンと写真撮りたいんか。びっくりじゃ。今では動物への関心がオブラートくらいの薄さになってしまったこの私ですが、なにを隠そう、子どもの頃はムツゴロウさんに弟子入りすることばかり考えていた超動物好きだったんですよ。動物図鑑も暇さえあれば眺めてたし、動物番組は欠かさずチェックしてたし、ついに小学3年生の時に、動物を飼う事に抵抗のあった母に頼み込んでネコを飼ったりもしました。そのときの名残で、今現在動物に興味は薄いものの、無駄に猿の種類をものすごい言えたりなど、知識だけはかなりあります。それにしてもなんで動物に興味なくなったのか自分でも不思議、、、。もはやネコとかちょっと怖いくらいです。なんか動物って自分の現実の生活から考えるとあまりにもファンタジーになってしまった感があります。もう目の前の現実、今日の夕飯の献立とか買い物とか子どもの世話とか考えてたら動物の事なんて考える暇なくないですか、、、?子どもが動物大好きで飼いたいとか言ったらまた別やけどね。
でも息子が関心があるのは、動物よりもむしろサファリバスじゃ。案の定、サファリバスに乗った時点で何かもう満足した感がありありやった。だって、寝たもん。草食動物ゾーンで、寝やがった。夫が息子を揺さぶるも、首をだらりとして一時動かなくなった。息子がそんなに関心がないとなると私も夫も欠伸を堪えるのに必死というか、もう早くこの檻のバスから出たいという気持ちしかなかった。
檻の目が細かすぎてむしろ遠く感じる動物であった。肉食動物に餌やりするためにはこのくらい細かくないとだめなんだろうね。それにしても、小学生の私と代わってやりたいよ。あの頃は富士サファリパークなんて憧れの地だったのにさ。赤ちゃんライオンと写真が撮れるなんて夢のような話だと思ってたのに。今や、帰りのサービスエリアで何食べようかな、としか考えてない大人になった自分。まさかこんな大人になるとはよ。
息子が、買うまでてこでも動かなかったので、1200円も出して買ったサファリバスのおもちゃ。ライオンやカバなど種類も豊富に取り揃えておりました。周りを見ると、息子と同じくらいの年の男の子はみんな買ってもらってたね。
帰って来てからもこのバスで死ぬほど遊んでたから買って良かったかな、ははは。子どもって変なの。子どもの頃の気持ちを忘れてしまった私は、間違いなく大人になってしまったなあ。良い事なのかつまらないことなのか、そんなことさえもうどっちでもいいんだ。