幼稚園が創立記念日で休みの日がありました。幼稚園が休み、ただそれだけの事で前々から「その日はどう過ごそう、、?あいつ(息子)のエネルギーをどう発散しよう?」と私はもやもやとしてしまうのでした。ほんの2ヶ月まえまでは幼稚園なんて行ってなかったのに、もう前まではどうやって息子と一日過ごしてたのか忘れてしまいました。いや、忘れてなんかないね。毎日大変すぎた、ただそれだけです。今がありがたいのです。幼稚園に行ってくれてるというだけで。
よく「子どもが夏休みで一日家にいるのが大変」と言っていたお母さんたちの気持ちが、今ならよーーーーく分かります。
そんなことでね、2週間前からはとバスを予約して、そのお休みの日に息子と乗りに行くことにしました。息子はバスやトラックが大好き。このはとバス「オーソラミオ」という屋根がないオープンタイプのはとバスなんですが、これのトミカも持っていて、それを眺めては「乗ってみたい」と言っていたので、望みを叶えてあげることにしました。
よくよく考えたらせっかく東京にいるんだもんね。わざわざ地方から乗りに行く事を考えたら、電車で20分揺られるだけではとバスに乗れるんだもん。乗らなきゃ損損じゃ。しかし、初めて私はとバスについて色々ツアーを検索しましたよ。一日楽しめるお高いツアーから、ほんの1時間たらずの激安ツアーまで色々あるんですねー。もちろん私は大人一名1800円の最安値ツアーを予約しました。ただオープンバスに乗れたらそれでいいのだもの。
東京駅の丸の内を出発して、皇居、国会議事堂、東京タワー、レインボーブリッヂ、豊洲、銀座をバスに乗ったまま1時間で帰って来るってやつです。3歳児と初めて乗るツアーにぴったり!しかも2歳まではオープンバスは乗れないけど、3歳からなら乗れて、しかも3歳だったら無料です。4歳から1800円。まさに旬。
丸の内に着いて、はとバスを見た瞬間「乗ろう!早く乗ろう!」と騒ぐ息子。いやいや、早く着きすぎて、予約したバス乗車時刻までまだ1時間あるんすよ。その1時間を、サンドウィッチを買ったり、おしっこに行ったりしてどうにかやり過ごしようやく乗車。なんと平日なのに満席。すげー。
乗った時点で色々満足した様子で、息子は終始静か。彼は一体何を見て感じていたのか謎。どうやら一番ガン見していたのは、はとバスのガイドのお姉さん。私たちは最前列にいたので、お姉さんが間近でガイドをしてくれてたのです。そのお姉さんを食い入るように見つめる息子。そんなかぶりつきで女性を眺められるのはね、せいぜい小学生までですよ。成人男性になったらそんなことしないでね、お願いだから。
この日は曇っていて涼しく、暑がりの私にはちょうど良かったです。息子の為に予約したはとバスでしたが、もちろん私も楽しめました。バスから眺める東京の街は、本当になんというか輝いておりました。バスから降りていろんなお店に入りたいなーと思わせてくれて、ワクワクしました。整備された皇居や国会議事堂の通りは美しくて外国みたいで、人や店のごったがえした築地や銀座はエネルギーが溢れておったです。
あっという間の一時間で、降りる時間になると息子は「嫌だ!まだ乗りたい!嫌だ!」と連呼。そうかそうか、楽しかったか。また乗ろう。えっと、次はサファリバスに乗りたいのかー。父ちゃんにお願いしよう。