もう腹の子が7ヶ月になるっちゅうだに、わしは戌の日の安産祈願なんか全く忘れちょっただよ。一人目のときは5ヶ月になったらいそいそと安産祈願行ったのにさ。二人目に申し訳ねえだ。この話題そのものだって、土曜日にやってたアド街っく天国で「日本橋水天宮」が特集されてて気がついた有様です。
水天宮は、安産祈願で有名な神社のことらしく、そこがこのほど大規模な立て替えを行ってリニューアルオープンっちゅうのかな、こんなラフな言い方だと多分まずいんでしょうけど簡単に言うとそういうことがあったらしく(すべて曖昧)、今度の日曜日の戌の日は殺人的に混むでしょう、という警報付きでアド街っくを観て、もちろん混雑が大の苦手な我々夫婦はそんな戌の日はもちろんスルーしてですね、次の土曜日に行きました。
戌の日でもなく、5ヶ月でもないですけど祈願しないよりはと。そして安産祈願が5千円、なんと安産お守り4千円というべっくらするような東京価格に腰を抜かし、お守りはスルー。祈願だけにすがることにしました。普通、ついてくるべさ?祈願にお守りが!少なくとも地方ではそうだった、、、。東京さは冷てえべよ?という気持ちが、このブログ全体に流れる田舎言葉に繋がったのですよ。
でもそりゃあ、そりゃあねお金かかってるもの。立て替えたんですから。そりゃあ、お守りだって4千円かかっちゃうよ、、、。都会は全部お金かかっちゃうんだよ、、、ブツブツ。駐車料金も、、、ブツブツ。「お守りは、よろしかったですか?」と念を押してくる受付の女性、私が守銭奴なの?それともあなたが?こんな神聖な場所でそんなことを思う私が間違ってますよね?分かってますすいません、、、。って妊婦になんてストレスを与えるの!一人目のときのお守りがたんとあるだに、でえじょうぶだ!どんとこい、二人目!きっとまた痔が出て裂けるけど、覚悟はできた!
この日はとっても空いていて、驚く程スムーズに祈祷してもらいました。撮影禁止の神殿にいざ、妊婦数十名とその家族達。ちなみに戌の日は妊婦しか入れないらしいです。混みすぎてるから。恐るべし、都会。他の妊婦さんのお子様の「ママーママー!ママの側がいいー。」という叫びが終始響き渡る中、祈祷師っていうの?なんていうのかとにかく神聖な人が舞ったり祝詞をうたったりして、私たちはお辞儀をしたり立ったり頭を垂れたり10分くらいで終わりました。うちも息子が何か叫ばないかハラハラしながらでした。
ほんでもって、こんなお神酒をもらいました。戌のね、形、かわいいね。神殿リニューアルして、グッズもどうやら色々リニューアルしてますぜ、これ。パンフレットもハイカラだったでね。ハイカラなお神酒よりも私は手に届くお守りが欲しかっただよ(往生際悪し)。息子が「のませろー!のませろー!」と猛烈にせがんできましたが、「お酒はね、ばあばしか呑めないの」と、酒飲みの私の母を引き合いにだしてどうにか死守。酒飲みばあばを出すとなぜか引き下がる息子。まさか妖怪だと思ってる?
多分、二人目出産の時に痔が出て裂けまくったりしたら、「お守りのせい?」とか思うのかしらん?いーえ、そんなことなかとです!ただ私の肛門に問題があっただけやとです!私の子宮口があかんたれやっただけやとですばい!と、どこのとも言えない訛で、私の都会への卑屈な気持ちを表現させていただいたブログでした。