11月1日から、関西圏の毎日新聞の「読んであげて」というコーナーで、童話作家の村上しいこさんの「ちょっとずつ家族」というお話の連載が始まりました。登録すればネットでも読めるそうです!無料だそうです!是非!
そしてー!なななんと!このお話の挿絵は私が描かせていただきました。全部で29話あるので、29日間毎日、毎日新聞にこのお話が掲載されるのです!つまり毎日私のイラストが新聞に載ります!こんなに嬉しい事はない、、、。サザエさんやコボちゃんの気分です。
作家の村上しいこさんは、青春陸上小説「ダッシュ!」で装丁画を描かせていただいたことから始まり、三重でお会いしたり、表参道でお会いしたりして、なんというか、まだまだ未熟な私にも気軽に声をかけてくださいます。私はしいこさんにお会いするときは、毎回緊張と興奮で、自分が何をしゃべっているのか訳がわからなくなりますが、しいこさんが三重弁で話してくださると、じわっと安心します。小さな体に、ほとばしる情熱とパワーを満載している素敵な方です。
そして、今回の「ちょっとずつ家族」でも挿絵に声をかけてくださいました。嬉しすぎて涙ちょちょぎれました。このお話は、是非大人の方にも読んでいただきたいものです。それは虐待防止月間に合わせて特別に書かれた物語であるということ。そしてこの深く優しい物語は、むしろ大人の方のほうが響くのではないかと思うのです。
イラストに関しては、今回は「ネコ」ちゃんが大事な役所で、たくさん出てきます。人物専門で描いて来たので、動物を描くのはとても新鮮で、すごく難しかったです。大人の男性を描く事もあまりなかったので、今回は本当に自分にとって非常に勉強になりました。そうだよな、イラストレーターってこういう職業だった!ということを改めて認識しました。自分の勉強不足、経験不足を痛感したのも事実です。
でも、小さい頃からひたすら広告の裏に絵を描き続けてきて、いつか絵の仕事ができたらどんなにいいだろうと夢を見て来たことが実現したのだなあと、今回の挿絵を描いていてそれが本当にありがたく、幸せをかみしめることができました。
これからも絵を描き続けられるように、小さい頃の自分と時々話をしたりして、あのときの気持ちをずっと忘れないように描いて行きたいです。