自分はイラストレーターだと、、、忘れかけていたころ、ぽろりと仕事をいただける、、、。本当にありがたいです。「お前!何イラストの事忘れてるんだ!」と神様がたまに怒ってくれているかのようだ。その度に、「ひー!すいませんすいません!でも息子が寝てるときを狙って絵を描くのはなかなかに難しいのです!」と必死に言い訳をしてね、、、。あー情けない。うちの息子はなかなか寝ないのだった。それが今一番の悩み所です。
いやいや、その話じゃなくって。そう、ありがたーいイラストのお仕事を、11月にしていました。妊婦さんの雑誌「BiAnZa」です。これは産院とかに置いてあるテイクフリーの雑誌です。しかも今回は「映画イラスト」の仕事です。なんと映画イラストの仕事は初めてです。嬉しい!もう趣味でやってたことだから、まさか仕事に繋がるとは。でも小心者の私なので、仕事がきた瞬間からもうげそーっと、プレッシャーで、そわんそわんして。
今回は、「ママさんイラストレーター枠」みたいな感じでしたね。妊婦さんにおすすめDVDというのを、妊婦目線で選んでイラストにしてくださーい。ということでした。まー悩みまして、姉にも電話したりしてね。姉は私より映画に詳しいので。感想を聞いてもいつも「んーっとな!私この映画めっちゃ好きやで。」しか言ってくれないですけど。(詳しいのか?)
悩み抜いて選んだのが「ベイビー・トーク」という89年のアメリカ映画です。また随分古いやつなんですけどね。
小学生くらいの頃にも観ていて、もう、それはそれはリアルな受精のシーンが出て来て、ものすごい印象的だったので、妊婦になってからもう一度観てみた訳です。大人になってというか、妊婦になってから観ると、また余計に笑うシーンがいっぱいです。胎児のシーンはあまりにも偽物っぷりがおもろて笑います。それよりもですね、89年アメリカという能天気さというか、もうめでたーいんですよ。登場人物も展開も全部。暗さゼロ。浮気相手の子を妊娠して、おまけに浮気相手に逃げられたシングルマザーという設定であるにも関わらずですよ。日本だったら野島伸司っぽい感じになってるかもしれんのに。だから「あれ?大抵の事は大した事ねーんだな。だってこの人たちこんなに明るいんだもん。」っていう気楽ーな気持ちにはなります。妊娠中って時々暗ーくなったりするっていうからね、こんな能天気なコメディを観るのが一番です。っていう話です。
そんな能天気コメディの話を描きつつ、私はプレッシャーに嗚咽をもらしながらどうにか仕事を終えました。仕事が少ないから余計に一個一個がプレッシャー感じてしまうんだわね。頑張ろう、私。もっと仕事しよう。お天道様が見てるよ。