ShihoSeji Blog

イラストレーター瀬島志保子のブログ
Skip to content
  • ホーム
  • ポートフォリオ
  • 自己紹介

養老天命反転地。

岐阜県の養老公園にある不思議テーマパーク「養老天命反転地」へ行って来ました。この公園は現代美術家の荒川修作と詩人のマドリン・ギンズさんのプロジェクトを実現した、芸術作品ともいえるテーマパークなのだそうな。

広大な敷地内には迷路状の建物やすり鉢状のフィールド、曲がりくねった回遊路など、日常にはまずないユニークなパビリオンが点在しています。すべて斜面で構成されたパーク内を回遊すると、非日常的な感覚を体験できます。というのが公園の説明書きにはなされています。

敷地内の建物には、それぞれ「昆虫山脈」や「極限で似るものの家」「白昼の混乱地帯」「もののあわれ変容器」といった、詩人が考えそうなかっこいい名前がついている。

友人ヨーコちゃんが「楽しかったよー。一宮に居る間にいってみたらー。」と言うておったので、ある晴れた日、夫と行ってみた。みかんとロッテのチョコパイ、水をリュックサックにいれて。

受付に行ってチケットを買うと、「作品内には窪地やすべりやすい斜面もございます。歩行には十分ご注意ください。ヘルメット及び運動靴の無料貸し出しを行なっております。また万一ケガをされたお客様にはミュージアムショップに救急箱もご用意しておりますので、お近くのスタッフにお声をおかけください。」という紙を渡された。

え。そんなに危ないの?私こんな妊娠中のでっかいお腹で何しに来たんだ、、、??とうっすら私は後悔し始めた。時期が悪いんやないか?その予感は的中した。

ほとんどの斜面も、段差も、迷路も、お腹がつっかえて大変だった。夫もいちいち手を貸さねばならず、私達はほとんど無言で歩を進めた。「失敗やったな。」「今来たらあかんだな、、、。」と私は一人ぶつぶつと文句を言っていた。身軽な身で来ていたら、かなり楽しかったはずだ。

見ると、健康体であるはずの夫もハアハア言っていた。広大な空間で、チョコパイを食べながら妙に心細かった。

そうして、まあだいたい分かったよ、という雰囲気になって私達は足早にこのパークを後にした。私は夕方猛烈な頭痛を発症して、そのまま朝まで床についた。お腹の子に申し訳ない気持ちになった。養老天命反転地にさえも申し訳なく思った。でも、反転地で刺激されたのか、その日の晩に初めての胎動が始まった。頭痛にうなされながら、お腹の子が私の腹を蹴っているのを感じて少しにやにやとした。

みなさん、ここを訪れる時は、お腹に子がいない時に、ズボンで、運動靴で、できれば両手をふさがれないバッグで、お弁当と飲み物をもって、冒険心を溢れさせて、元気な時に行ってください。

  • 2012年11月28日
  • 日々
ひとみちゃん、よーちゃん来る。
沖縄旅行、3日目。
  • 自画像

    イラストレーター 瀬島志保子 のブログです。

    作品は 作品サイトでご覧下さい。

    • 自己紹介
    • 作品サイト
  • 検索

  • 最近の投稿

    • 姉の赤ちゃん
    • コロナになって時間ができた。
    • 息子の絵
    • 「ろくべえまってろよ」イラスト描きました。
    • 夏は色々2018。
  • カテゴリー

    • イラスト (238)
      • 4コマ劇場 (123)
      • その他イラスト (5)
      • 映画イラスト (109)
    • おしらせ (44)
    • 日々 (417)
    • 未分類 (1)
    • 観たり聴いたり (16)
  • アーカイブ

  • リンク

    • 絵描きかおりちゃん

©2007-2025 ShihoSeji Blog

Powered by WordPress