昨日30歳になりました。
仏滅ですが入籍もしました。忘れないように誕生日に。日曜日だったので役場はお休みでしたが、時間外受付の警備の方に提出しました。警備の方がとんでもなくぼんやりしたおじいさんだったので、話が通じず、二回も役場に行くハメになりました。
私が30歳の誕生日を楽しみにしていた理由がもう一つあります。
私が20歳の時に、30歳になる自分に手紙を書いていたからです。20歳の時にその手紙を書いて、幾多の引っ越しの中10年間私は封を開けずに、無くす事なくずっと引き出しの中にその手紙を隠し持っていました。我ながらネクラな人間だと思いますが、私はこれを密かな楽しみにして年を重ねてきました。
そうしてついに昨日手紙を読む日がやってきたのです。
まず、出だしに自分の事を「わたし」ではなく「あたし」と書いていた事にカチンときました。JUDY AND MARY世代なのでしょうがないですね。「あたし」と書く事がイケてると思ってたんですね。
読んでいたらどんどん腹が立って来ました。どうやら大学で調子にのっていた時代だったようです。毎日楽しくてしょうがないとかいうことが書いてあって、自分事ながら憎たらしくなってきました。でも大学の授業も好きで真面目に受けているし、課題も忘れずに出しているんだとか、家族の事が大好きだとか(特に姉ちゃんが好きだとか)ネコのミントが死んだとか。当時の身長体重も書いてあって、今と全く変わらずに10年間小太りを維持していることが判明。
30歳の自分がすごい悲しみを背負って生きていたらどうしよう?っていうかむしろ生きているのか?という不安。未来は見えないけれど、20歳の自分は少なくとも周囲や家族にとても感謝をして生きているから、30歳の自分がこの手紙を読んで、このときの感謝の気持ちを忘れないでいてほしいだとかで締めくくられていました。へ〜いい事言うじゃないか20歳の私。
20歳の私が応援しているから頑張れ。と言っていました。
思えば落ち込む事があったら、引き出しのこの手紙を見つめて「30歳の自分に顔向けができるようにどうにかしよう」と思って生きて来たのだ。
つまりこれは前向きに生きて行く為に自分自身に与えたプレゼントなのだ。
だから当然、私は40歳の自分に今手紙を書いている。頑張って生きて行けるように。