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イラストレーター瀬島志保子のブログ
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三重の誇り、鳥羽水族館。

台風が近づく中、小さい頃からことあるごとに通っていた鳥羽水族館へオグとともに行きました。鳥羽水族館が出来た当初、「日本で一番大きな水族館」と言われ、名物の少ない三重県民にとってそれはそれは誇らしい事でありました。初めて訪れたとき、「ああこれが日本一なのね。」と大きな水槽を覗き込んで、そのガラスのゆがみに気持ち悪くなりながらため息をついたものでした。

家族でも来て、小学校の卒業旅行にと友人4人でも来て、近視矯正手術を受けたばかりで片方に眼帯をしながら一人で来て、姉と外人の友達と来て、大学の友達とも、東京の友達を連れても来ました。「これはね、日本一大きな水族館なの。」と東京の友人にいばりちらしたのでした。

あんまりにも来てるもんだから、もう新鮮さもなんもなかろうに?と思いながら、私は大概いつも興奮してしまうのです。館内に足を踏み入れた時のひんやりとした空気と青い水槽が「別世界にきたよ」ということを告げます。

今回は3年ぶりくらいかな?あれ?いつもと様子が違う、、、。どうやら大幅にリニューアルされたらしく、歩き慣れた水族館のはずが雄叫びをあげるほどに色々変わっていました。

魚類が減って哺乳類が増えている!カピバラがいます。なんで?海獣でもないのに?どこへ行くつもり、鳥羽水族館。でも水族館にカピバラがいることが観衆にはよほど嬉しかったらしく、みんな魚類そっちのけでカピバラを見ています。おばさんなんかは、カピバラの前にひざまづいて「あら〜〜〜眠いのねえ。お腹いっぱいなのねえ」と大きな声で話しかけています。このおばさんは、絶対に自分のチワワかシーズーかなんかに服を着せているに違いない。

衝撃の青いロブスター。オモチャじゃないし、染めてもいない。正真正銘青いロブスター。たまげて説明を読んだら、品種改良のたまものだそうな。天然だからびっくりするのであって、品種改良っていうのは少し残念な気持ちに。「青いロブスターを作ってやる」と一生懸命な人々がどうやらいたらしい。相当変わってる。

旭山動物園に感化されたのか、鳥羽水族館もなんか随分と動物達との距離が近い水族館になっていました。このペンギンの水槽、手が完全に届く。余裕で触れそうな距離、なんですが誰も触らない。触れそうだと、逆に触らないという妙な心理作戦にでたのだろうか。とにかく、みんな行儀よく触らずに見ています。私もギリギリまで手を近づけたものの、手をかまれたりして、大騒ぎになって「30歳の女の人がなんかマナーを守らなくて手をかまれたらしい」とか言われたらそれはそれは恥ずかしいと思って、触りたい衝動と闘い、「恥を恐れる心」が勝利しました。

鳥羽水族館をあとにして、お昼ごはんを探しに鳥羽駅の方へブラブラ歩いて行きました。「海女のお店」という、外側からは想像できないくらい店内が繁盛している食堂へ。本当に海女が切り盛りしているらしく、もう、なんかすごい、発展途上国の露店のようなガサガサプラスチックコップが出て来て、私はそういうの全然平気でむしろ好きだけど、オグは隣でなんか怒っている。しまいには「虫が入ってた」とうなだれている。「いいじゃないの、海女がやってる海の幸のおいしいお店なんだから。だから都会育ちは困るのよ。虫の一匹や二匹。」と言いながらケンカになりそうなので、私達はおしだまって、美味しい海の幸をモグモグしたのでした。

きっとこうやって書くと、オグから「あんなこと書くな」っていう注文が入るのですよ。あ〜ごめんごめん。先に言っておくよ。

 

 

  • 2011年9月19日
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