おばあちゃんちの夏の庭から、なんだか命が吹き出しています。
まずビワが途方もなくたくさんなりました。おばあちゃんの兄弟から近所の人から何から、ビワをもらいにきてくれます。昔はなんだかビワってすごく貴重な気がして大好きでしたが、ここまでたくさんなると、ちょっと好きじゃなくなって来ました。家の外のバケツに無造作に大量にいれられたビワが、なんだかさみしい。
そして、いよいよサルよけの網を張り巡らすことになりました。入るには、重たい丸太三本を転がして、6個の洗濯バサミを外さなければなりません。以前のように、おばあちゃんちを散歩がてらちょいとナスビを収穫しちゃおう、というような気軽さは失われました。しかも、猿やシカが好きなイチジクは、うっっかり網の中にいれるのを忘れ、彼女の地団駄を踏む姿が見られなくなるということはなさそうです。この網は10年持つらしいので「それまで元気に畑をがんばる」というのがおばあちゃんの目標だそうです。頼むぞ、網。10年以上頑張ってくれ。
今はこの網の中で、スイカとキュウリとナスとトマトとかぼちゃがむくむくと大きくなっています。
キュウリもナスも大好きだけど、私が一番楽しみにしていたのは、大葉です。せっせとむしりとっては食べています。この子には薬味や飾りにしておくだけではもったいない、すごい栄養があるのです。去年おばあちゃんに頼んで植えてもらった大葉が、今年も何食わぬ顔でそだっていました。なぜか去年とは微妙にずれた場所に育っているのは、なんで?
もはや昼間は暑すぎて出られないので、夕焼けの写真しか撮れなくて残念ですが、ここから見える津の街は本当にきれいです。(目を凝らすと、蜃気楼のように遠くの方に見えています)津の市街に実際行ってみると小さくて何の変哲もない街ですが、ここから見るとなぜか超ビッグな夢のようなシティに映るのです(笑!)
「都会さはいいべな〜」ってつぶやきたくなるような、あそこへ行けば何でも手に入る近未来スーパーシティが広がってるんじゃないかと思わせてくれるのです。あくまでもこの場所から見るとだけどね、、、。行ってみると、県庁所在地らしからぬシャッター街が広がってるけどね。はは、、、。