関東全域大混乱の中、それでも色んな事がいつも通りに進もうとしています。私達の生活は、一人一人が働いてくれているから成り立っています。一昨日朝日新聞出版からトリッパー2011年春号が届きました。地震前にデザインされていたものでしょうが、鮮やかすぎる赤が、地震の衝撃を物語っているように見えてしまいました。
2月の中旬頃だったかな、、、NHKの「スタジオパークからこんにちは」に前田司郎さんが出演されるということを聞いて、録画して拝見しました。前田さんはとてもお若いのですが、すでに著名な劇作家であり小説家の方で、私が扉絵を描かせていただいている「濡れた太陽」の著者の方であります。テレビ出演は初めてという前田さん、それが伝わって来ました(笑)多分クセなんだと思いますが、ず〜っと口元を触りながら目をキョロキョロさせて話している姿が印象的でした。
「ボクは4月生まれだから、同級生の中で背もでかくてなんでもうまくできて、変に自信ができてしまったんです。」と言っているのがおもしろかったです。「濡れた太陽」を書いている人、というのがすごくよくわかりました。ちょっとしたことを色々つついて、突っ込んでみて、考えてみて、どうにかしてそれを伝えてみよう。というような姿勢が前田さんからは漂っていました。拝見できて、すごくよかったです。
編集者の方にも言われてしまいましたが、ちょっと漫画っぽくなってしまいました。男の子を描くのが得意ではなかったので、変な力が入ってしまったような。私はもっと画力を安定させないと、まずいぞ。結構毎回雰囲気が違ったような気がして、反省しています。この扉絵のお仕事も、次回の夏号でおしまいです。あ〜あ、、、さみしい。もっと物語の絵を描きたいな〜〜〜。