さて、もうすでに3学期が始まっています。3学期の美術授業のテーマは1年生が「色彩の基本を学ぶ」、2年生が「スクラッチ技法で自然物を描く」、3年生は「シュルレアリスム」です。
私はいつも試作品を作ります。自分がやってみたいというのもあるけど、、、。この上の絵はスクラッチ技法で描きました。スクラッチというのは、くじでもありますが、引っ掻いて描く技法です。黒いインクを塗布してあるボードに、ニードルなどのするどいもので引っ掻いて線を描きます。このようなこつこつ型の技法の方が、案外中学生は夢中になるようです。私が中学生の時もこの授業を美術でやって、ものすごく夢中になった記憶があったので、是非やろうと思っていました。
この技法で描くのは、動物、植物、魚や鳥などが適していると、やっているうちに感じたのでそれ指定でいきます。全部つめこみすぎてしまった私の作品、、、。くどいですね〜。どういう状況だよ。
今日は導入として「伊藤若冲」のDVDを見せてみました。「増殖する自然物のイメージ」をつかんでほしいと思って。みんな案外しっかり鑑賞ノートに書けていたな、、、。よかった。
ははは、、、。上は急いで描き過ぎてかなりお粗末なシュルレアリスムっぽい絵。りんごとか美術教師にあるまじき描写です、すいません。これは、まず最初に紙に思いつくままに言葉を書いてもらって(例えば、りんご、イス、布団、アザラシ、ハンマー、とか)それらを組み合わせてあり得ない画面構成をしよう、という試みです。
日常の決まり事や、理性に縛られない表現を目指そうというものですが、みんな言葉探しに夢中になっていました。もう完全にしりとりをしていた子も多数。芸能人の名前を書く子多数。キャラクターやゲームの名前を書く子多数、、、、。寿司、マンモス、ルービックキューブあたりはなんかいいですね〜。難しくなりそうです。
3学期もがんばろう、わたし。