どこに何がいるかよく目を凝らしてみてください。我が家の観葉植物に、夏からずーーーーっと5匹のカエルが暮らしています。しかも毎日ちょっとずつ葉っぱを変えてそれぞれ本日一番居心地がいいと思われる場所で、体の境目がわからないほど溶けるように、くつろいでいます。もう秋で肌寒くなろうというのに、相変わらず、葉っぱの上に毎日ひとつずつうんこを落として彼らは居ます。
どんだけ暇かと思われるかもしれませんが、毎日植物に水をやるついでに彼らの位置を確認するのが楽しみです。ついでに毎日霧吹きで、彼らにも水を吹きかけて遊んでいます。水を吹きかけると、口を大きく開けて水を飲むのですが、その姿がおもしろすぎてやめられません。
絵を描いていて疲れた〜とか、何かに集中して目がやられたときなど、私はそっと階段を下りて彼らに会いに行きます。コーヒーを飲みながら観察します。相当癒しになっています。可哀相かと思いながらサディスティックな気持ちの時は、ちょっとだけカエル達の背中を押してみたりしますが、もはや動じることなく、「またかよ」くらいの顔でこっちを見ています。
これからどんどん寒くなって、やがて居なくなってしまうのだろう。寂しい。これから疲れた時はどうやって癒されよう。冬には冬の仲間が、現れてくれればいいのに。