4日から6日まで、近くの村の集会所で夏休みの図工教室を開いていました。地元の1年生から6年生までの20人にポップアップカード作りを教えました。
いつもは中学生に美術を教えていましたが、小学生は初めて。最初教室ににぎやかに子ども達が入って来たときは、あまりの小ささにびっくらしました。全員私より小さい!!それと同時に、汗で髪の毛が顔にはりついたまま、鼻歌を歌ったりしている子どもがかわいすぎて、授業うんぬんよりとにかく子どもと過ごすのがおもしろかったです。
ただ、年齢の違う子どもに一律に図工を教えるというのは思ったよりも難しく、けたたましく私の助けを求める声に目が回りそうでした。「もう10分もまってるのに〜〜〜!!」など、苦情の嵐のなか「先生の体は一つです〜〜!」とか「10数えておいて〜」とか適当な言い訳を叫びながら顔テッカテカで走り回りました。
ところが途中から5年生の女の子から「高学年と低学年をペアにしたら、高学年が低学年を助けてくれるんじゃないの?」というアダルトな意見をいただき、実践したところ、みんなすこぶるお利口さんに作業に熱中しているじゃありませんか!!!アンビリーバブル!素晴らしい。しかも今まで騒いでいた5年生の男の子が、1年生を教える事によってお兄さんらしさを保とうと、真剣な表情で私の話を聞いている。子どもってやり方次第なのね。勉強になりました。
3日目の最後の挨拶のあと、影で色々助けてくれたそのアダルト5年生の女の子が帰る直前に「3日間ありがとうございました。」といってこのカードを渡してくれました。嬉しい。嬉しかったです。しかも教えていないタイプの飛び出すカードじゃないか。すんげー理解力。来年もまた会えるといいなあ。
あ、「ゴミを10個、誰が一番最初に拾えるかな〜!!」という台詞は、非常に有効だと思いました。競争心って大事。