昨晩ばーさまが「梅がもう落ちてきたでなあ」と遠回しに「取りにこい」との催促があったので、本日15時より重いオケツとともにばあさまの庭の梅もぎに行って来ました。
収穫は基本的に大好きです。種をまくのよりダントツ好きです。しかし私が得意な収穫というのは、主に土を掘り返してひっぱりあげるタイプのものであって、高い木の上の実をもぐというような敏捷性を要するものでないということがわかりました。
腰の曲がった80歳の老女、152センチの小太りのアラサー、この二人が力を合わせてできることはそう多くはなかったのです。脚立をつかえども届かず、木を揺らしまくるも落ちてこず、ばあさまがクワを持って木に引っ掛けて取るという方法を編み出すも、そこまでの成果も見られず、小太りの体を揺らして私が木に登ってみたものの、木に引っかかった死体のようでした。
そうして2時間ばかり、もはや木漏れ日中毒のなか目がくらみ、服の中に昆虫がころがり落ちてくるなどの事件をくぐりぬけて集めた苦労の結晶がこの青梅ちゃん達ですよ。あ〜かわいい。よく実ったねえ。これを毎年ジュースにして夏中クエン酸はばっちりです。低身長が災いして取れなかった上の方の梅達はせいぜい鳥達にくれてやります。
きっと来年も、画期的な方法を編み出せないまま、ぶらさがったりゆらしたりするんでしょうね。