そういえば、うちからちゃりんこで行ける距離のところに、いわさきちひろ美術館があることを思い出したので、ママチャリにまたがり行って来ました。
知ってましたか?いわさきちひろって、戦前生まれなんですよ。一時満州とかにまで赴いたりしてます。嫌々結婚した旦那が結婚一ヶ月で自殺。もう結婚はしないだろうと思っていた32歳の頃、23歳の共産党員の男性と結婚。いや〜戦後の混乱期ってすごいんですね。しかも70年代に亡くなっている。そんなに前に亡くなっているのに、彼女を知らない人はそんなにいないのでは。
毒の無いぼんやりした絵を描く人、だと思っていましたが、実際ちゃんと見ると、ものすごい的確な線を引く人なんだということ。童画家という肩書きですが、大人にならないとわからない魅力があるような気がしました。幸福を描いているようで、どうしてあんなに寂しい気持ちにさせるのだろうと思うから。絵が「頼むから子どもを悲しませないでくださいね」と言っているようだ。