4月から私は愛知県へ、姉は5月からスペインへそれぞれ行ってしまうので、家族4人でご飯を食べられるのは今日しかない!!!と梅田のイタリア料理屋へ。父と母の結婚33周年もついでにお祝い。
お酒が好きな姉と母はサングリア。お酒の呑めない父はオレンジジュース、私はピーチジュース。
うちの家族は食べるスピードが猛烈に早い。全員ハイエナのように一気にお皿に群がるので、一瞬でお皿が空になるのが本当に恥ずかしい。でも恥ずかしがっていては敵に料理を食べられてしまうので、私もハイエナにならざるえを得ないのだ。以前イタリア料理屋へいったときも、一度それで私が泣き出した事があった。「もっと焦らんと、一人でゆっくり一枚のお皿を食べたい」と。それぐらい弱肉強食なのだ。
だから私は家族以外の人たちと居酒屋などへ行ったりするときに、焦らないように気をつけなくてはいけない。お皿が来たときはなぜか「よし、勝負だ!!」と思ってしまうのだ。でもうちの家族以外の人と食べる時は、他の人は誰も焦っていないので一人でまた恥ずかしくなるのだった。
でもこの日はなぜか、いつもはハゲタカのような姉が全然がっついてこなかった。それどころか仏のような顔で「お姉ちゃんはいいから、みんな食べな」と言っている。それで「どう?みんな満足した?」と言って、お会計も姉がすべて支払っていた。今回の4人で晩餐企画は姉が提案したので、幹事らしく終始取り仕切ってくれている。一つ違うだけなのに、姉はとても姉らしく振る舞っていた。私も一つしか違わないのに、存分に妹らしく今まで振る舞って来た。「妹ってラッキーやな〜」と思って今まで生きて来た。姉も「妹って得やな、、、。」とつぶやいていた。でも姉らしく振る舞う姉はとても誇らしげな様子だし、姉は姉に生まれて姉になったのだ。そして私は姉らしい姉がとても好きなのだ。
また4人でご飯を食べよう。そのときは一人一皿くるやつがいいな。