もうすぐ会期が終わってしまう!と思って慌てて学校帰りに三重県立美術館で開催中の「イケムラレイコ うつりゆくもの」展に行って来ました。
三重県立美術館で展示する前は東京国立近代美術館でも展示されていた、堂々メジャー!な展覧会です。なんでまた三重県で?と思ってイケムラさんの略歴を見て納得。三重県津市にお生まれです!嬉しいな嬉しいな。地元出身というだけでどうしてこんなに嬉しいのだろう。
このイケムラさんは、大阪外語大在学中にスペインへ渡り、セビリア美術大学で美術を学んだ後、スイスへ移住し次にドイツで美術を学び、、、現在はケルンとベルリンにアトリエを構えて絵画、彫刻、ドローイング、写真など多岐にわたる作品を発表し続けているとな、、、。ほっほ〜〜〜〜〜。
自分の部屋が一番好きな場所の私には到底想像も及びません、遠い外国を転々として制作活動をするなど。今まで引っ越しの度にパソコンの接続のことで気分が憂鬱になっていた私になど、そんなこと到底できません。とにかく、自分にできないことをやっている人はみんなすごいなあと思います。
畑で野菜を作る事ができるおばあちゃんも、だからすごい。英語を教えているお姉ちゃんも、すごい。
メイン会場外に設置されていたイケムラさんの彫刻を写真を撮ってもいいか?と案内係のおばさまに尋ねると、わざわざどこかに電話をかけて聞いてくれた。フラッシュをたかなければいいらしいので撮った。私は写真が下手なので、あまりイケムラさんの魅力を皆様にお伝えする事ができないけど。
写真を撮っていたら、この美術館の会長さんが通りかかった。すると案内係のおばさまが慌てて写真を撮っている私の弁明を会長にしてくれていた。「フラッシュはたいておりませんのよ。」と。そしたら会長は「あ、うん。別にいいよ、全然。」と言って笑って通り過ぎていかれた。おばさまは私に「おほほほほ、今の会長様なんでございますのよ。」と言った。何かそれが一番面白かった。