みなさま、あけましておめでとうございます。今年は良い年になりますように。
さて、毎年大阪で過ごす我が家のお正月。今年は30日に大阪に向けて出発いたしました。その日の朝、母の咳き込みがひどい。咳き込むたびに老眼鏡がずれていくくらいひどい。大晦日に母が具合が悪いという事は、私達三十路シスターズが中心となってお正月の準備をせねばならない。
大掃除も門松もおせちもまだ手つかず。そんな中、口下手なのに社交的という訳の分からないパーソナリティーの姉は、京都で外国の友人と遊ぶといって出て行った。取り残された父、母、私の3人で一生懸命掃除をしたり門松を作った。そしてヘトヘトになって出前のお寿司が届く頃、上機嫌の姉が帰って来た。
私は外出から帰って来たときは、いつも疲れ果てて無口になるけど、姉は出る前よりだいたい元気になって帰ってくる。この日もほっぺたをテカらせたアンパンマンのような顔で帰って来て「今からは私に任せてや!!」と、消耗しきれなかったエネルギーをぶちまけはじめた。
カボチャのような姉が転がる台所の風景。母はこの頃には完全にダウンして、コタツで寝ていました。私達三十路シスターズは、三十路であるにも関わらず、今年初めておせち作りに挑戦しました。
私が担当したのは、筑前煮、高野豆腐、サトイモの煮ころがし。姉が担当したのは、栗きんとん、ごまめ、酢レンコン、レンコンの煮物、紫イモのサラダ。でした。私は筑前煮を作り終えた時点で、バテて座り込んでしまいましたが、姉は「なんかもっと作りたい。」といって母を揺さぶって色々聞いていました。
料理を作る姉を側で見ていて思ったのは、何か全て実験をしているような感じがしました。「ハチミツこんだけ入れたらどうなんのやろ〜、やってみよ〜。」「アーモンド入れたらどうなんのやろ〜、やってみよ〜。」と思いついては実行していました。そういえば父が、姉の作ったスープのふたを開けるのがこわい、と言っていたのを思い出しました。毎回、見た事のない変わったスープだと言っていました。姉は小学生の頃から「レシピを見ずに勘でクッキーを作る」という遊びを繰り返していたので、三つ子の魂百までとはよくいったものです。
でもそれはそれは楽しそうに姉がおせちを作ってくれたので、私も楽しくおせちが作れました。こういうとき、姉妹はいいなと思いました。
年越しソバを食べているともう0時になっていて、毎年恒例の深夜の初詣に4人で歩いて行きました。歩いて行ける守居神社にはすでに長蛇の列。大阪の人は元気だな〜。飲み過ぎてリバースしている若者も居て、人々はめいめいに年明けを喜んでおりました。
おみくじを引くと、私は半吉、、、。姉は吉。半吉なんてあったのか、、、。小吉とどっちがいいんだろう?