12月13日の夫の誕生日にはすでに三重にいて一緒にお祝いできなかったにも関わらず、大阪在住の姉の12月26日の誕生日は家族全員でお祝いできました。夫様、すいません。
私の母は昔から、誕生日だけは全力で祝おうという姿勢の人だったので、私が大学生で実家から遠く離れていてもお祝いだけは贈ってきてくれていました。チーズケーキとか、ニットの帽子とか。
今回の姉の誕生日は大阪のイタリアンレストランで祝いました。姉と姉の旦那さんのマイマイ、私の両親、私と息子のこうすけの総勢6名。問題はやはり1歳8ヶ月の息子がじっとしているかどうかということ。大人が5人もいるのだからどうにかなるだろうと構えていたのですが、イタリアンレストランに行く途中の車内で息子は爆睡。そのまま屍のように動かなくなってくれたのでみんな狂喜乱舞してレストランに乗り込みました。
前にもこのブログに書きましたが、うちの家族はレストランに行くとハイエナのように意地汚くなり、大皿の料理が中央に置かれると一瞬でなくなります。一番文句を言うのは私で、すぐに「ねえちゃん!私にも残しといてよ!」とか叫びます。なぜなら姉の食べるスピードは、誰もその食べる姿を見た事がないほど、早いんです。なので、一人一皿というコース料理やお膳が置かれた料理の時、みんなまだ食べているのに姉の皿にだけ何もないという事がよくあります。姉はしょっちゅう「あかん、ゆっくり食べやな。ゆっくりや。」とぶつぶつ言っていますが、いざ皿が目の前におかれると、眠っていた能力が目覚めるかのように、すごいスピードで食べ物を飲み込んでいます。魔人ブウです。
うちの家族は、情けない事に、食べ物の事でよくケンカをします。その度に、母が「情けないやないか、もう30過ぎにもなって姉妹二人で食べ物の事でケンカするやなんて。」と悲しい声でつぶやきます。食べ物の事で家族会議までします。「だいたいパパがまったくみんなの事を考えずに好きな物だけ食べ過ぎとる。」とか「ねえちゃんは、甘い物を一人で全部食べてしまうのをやめてほしい。ママもシホコも食べたいのに。」とか「パパはご飯を食べやんようにしててもおかきを食べ過ぎてたらなんにもならんのやで。」とかです。
今回は、私たち家族の他に、姉の旦那様のマイマイがおります。「マイマイ、うちらのスピードについてきてな。」と私は祈るような気持ちでした。でも私も生存競争に勝たなければいけないので、マイマイに情けをかけている場合ではありません。ところで、このマイマイも大変に変わった人で、一日1食しか食べないのですが、その1食が尋常じゃない量を食べるという人です。そして、食べるスピードは、姉と反対にゆっくりです。
そんなメンバーでの誕生日パーティーでしたが、息子がずっと眠っていたこともあり、平和で、みんな満足して、最後はサプライズで花火がついたケーキのプレートが運ばれて来て、店員さんが歌まで歌ってくれるという騒ぎの中、楽しい気分でレストランを後にしました。でもマイマイは本当にお腹いっぱいになってたんだろうか?
別の日にまたケーキを食べる食いしん坊一家。これはクリスマスケーキ兼姉の誕生日ケーキ。マイマイが買って来てくれました。またケーキの大きさでああだこうだと私と姉が言い合ったりします。でも今回は姉の誕生日なのでね、、、文句は言わず。姉妹それぞれもう結婚しているのに、なぜかまだ家族全員でお祝いをしているというのは、なんだか変な状況だけど、楽しいから続くといいな。それぞれの旦那様はどう思っているのかわからんけど、、、。
久しぶりに会った私の夫に「私丸くなった?」と聞くと、全く躊躇せず、顔色一つ変えずに「うん。」と言われました。あの家にいると太るんだよ。