大阪在住の大学時代からの友人ヨー子ちゃんが、6月に第2子を出産しました。これは会いに行かねばと、息子を連れて大阪のおうちを訪ねました。大学時代は、痩せすぎくらいだったヨー子ちゃん、二人の子どもを産んでちょっぴり貫禄がついてきました。母は強し。まずびっくりしたのが、おうちがものすごく素敵なこと。マンションなのに、一軒家みたいに二階建てで、天井が吹き抜けで高い。ベランダもかわいい。すりガラスの窓もかわいい。ヨー子ちゃんは昔からインテリアに興味があるので、そこらじゅう、かわいい。家具も写真立ても、自分で作ったというドライフラワーの飾りも全部に統一感があって、かわいいのです。
そういえば、お家探しが楽しいと言っていたな。自分で見つけた部屋を、自分が好きなように飾るのは楽しいだろうな。私ももっと生活を楽しみたいけど、今の自分には全然そんな気持ちの余裕がない。いつ引っ越すかもわからないし。荷物が増える事ばかりを気にして、写真立てひとつ飾る気持ちになれない。飾っても、やんちゃ盛りの息子にぐちゃぐちゃにされることを思うと、そんな余裕が生まれるのはずーっとずーっと先の事だろうな。
でも、そんなヨー子ちゃんは子どもが二人もいるのだ。二人もいて、てんてこまいのはずなのに、生活を思う存分楽しんでいるのがヨー子ちゃんの表情からも、元気な声からも振舞ってくれた手料理からも伝わってきた。
振舞ってくれたタイ風チャーハン。ナンプラーが効いて、ものすごく美味しかった!子どもたちにはチキンライスを作ってくれました。
そう、そんな素敵なおうちでかわいいインテリアに囲まれて暮らしているヨー子ちゃん一家でしたが、子どもたちは、そんな綺麗に過ごしたい親の気持ちなんて一切関係ありません。1歳3カ月の私の息子、そして2歳になったヨー子ちゃんの長女のはーちゃん。二人は親にとっては天使で悪魔のような存在です。きれいだったお家は、みるみる散らかされて、床はりんごジュースでべたべた、机の上はこねくりまわされたチキンライスでねちょねちょ、積んであった絵本はばらばら、床一杯におもちゃが溢れました。
私もよーこちゃんも、話したいことがいっぱいあるのに、度々子どもたちが暴れまわるのを止めるために話を中断するので、何を話していたのかいつも振り出しにもどされました。2歳のはーちゃんは、親同士が話しているとさみしがって、必死に自分の方へ振り向かせようと大きな声を出します。息子は散らかし専門で、きれいに片づけてあったCDを全部床に掘り投げはじめました。
よーこちゃんは、はーちゃんにご飯を食べさせながら、第二子の大ちゃんにおっぱいをあげて、自分もチャーハンを口に押し込むという聖徳太子もびっくりの技を見せていました。女は働き者だぜ。その間に、私の息子が散らかすのを阻止したり、はーちゃんがチキンライスを投げるのを止めたり、私もヨー子ちゃんも汗びっしょりで、息も絶え絶えでした。
子ども番組を見せてどうにか事態の収束をはかろうとする図。結局、私たちは何のおしゃべりをしたんでしたっけ?そんな感じで、まだ何もしていなにのに、子どもたちの相手をするだけでどんどん時間がすぎていきました。私とヨー子ちゃんは顔を見合わせて「子どもって大変やな、、、。」と、お互いの苦労をわかちあいました。
私と息子を車で迎えに来てくれた私の母も、最初送りに来た時と、迎えに来たときで、家の中の散らかり具合があまりに違うのでびっくりしていました。今はまだ寝ているだけの大ちゃんが大きくなってきたら、きっともっと大変になるんだろうな。でも、よーこちゃんは「はーちゃんと二人だけより、大ちゃんが増えて3人になったほうがやっぱり楽しいで!全然大変じゃない。」と笑顔で言っていました。「どんだけでも子どもがほしいねん。賑やかにしたいねん。」と。それを聞いて、すごく嬉しくなりました。
私もがんばるー!そのまえにまず卒乳せなあかんなあ、、、。