生後2ヶ月、久しぶりに登場の夫も東京からやってきていたので三重県護国神社にお宮参りに行って来ました。じいじとばあばも引き連れて。神主さんが厳かになにやら叫んでいるときに、息子2度屁を放つ。最後に絵馬に願い事を書いてぶらさげてきましたが、ああいうとき、何を書くか迷う物ですね。他の人の絵馬も確認しつつ、ありきたりだけど結局一番大事な願い事を書いて満足。
お宮参りから帰って来て、一息ついてから今度は最寄りの写真館へ写真撮影に行って来ました。「あんたたちが産まれた時にちゃんとした写真撮ってなくて後悔した。」という母の言葉で今回実現しました。
この写真館は、私が高校生の時も成人式の時もお世話になっている写真館で、高校生の時は大学受験で必要な油絵作品の写真を撮ってもらったりしました。成人式のときは、完全にタヌキの嫁入りのような悲惨な姿の私を、そのまま「タヌキのお見合い写真」として撮影していただきました。当時はCG加工とかなかったからね、、、写真は正直ですよ。どんなに美しく私は成長しただろう?と思ってワクワクと写真の出来上がりを楽しみにしていたが、現実を突きつけられてそれなりにショックであった。こんな顔でのこのこと成人式に出席していたのかと思うと恐ろしい気がした。しかし私の母の成人式の写真も似たようなものだったから、20歳はきっとそういうものなのだろう。
私が17歳で初めて会った時から今まで、一切髪型が変わらない写真館のおばさんがにこやかに出迎えてくれた。相変わらずエジプトのファラオのような髪型であった。風が吹いても多分彼女の髪はなびかない。おじさんは、日本人のはずなのに、なぜか日本人離れしたきれいなムラの無い褐色の肌の持ち主で、カメハメハ大王に見える。つまり見た目王族のような一家である。
「金太郎の服なんて着せるの嫌だよねえ?」と言われたけど、「それでお願いします。」と私が言ったので、丸裸にされた息子は金太郎となってフラッシュを浴びた。今しか着れんばい。大きくなったら、きっと私の事を「ばばあ!うるせー!」とか言ってくるんだろう、、、。今のうちに私の好きなようにさせてくれろ。かわいいのは今のうち、、、。
「お父さんとお母さんと赤ちゃんの手を重ねたやつを撮りまーす!」といって、私達は写真やのおじさんの言われるがままに、訳の分からない姿勢やポーズを延々と取らされる。夫は汗だくになって、段々と不機嫌になり、、息子も辛抱が徐々に切れて、写真やのお姉さんの振り回すでんでん太鼓の音でトランス状態に。撮影が終わる頃には喉カラカラ、汗びしょびしょ、3人はふらふらであった。
今はデジタルの時代なので、隣の部屋で早速出来上がった写真を選ぶ。案外と一番おもろかったのは夫の写真であった。真面目にしているのになんでこんなにおもろいのか。そのおもろい写真を夫は「それはすぐに削除してください。」とか言っている。いいじゃん、別に。私だって二重あごなんだからさ。
出来上がりは一週間後。良い記念になりました。