「本能は、暴走しない。暴走するのは知性の方だ。」この言葉はすごい。座右の銘にしよう。最近読んだ、夏目祭子さん著の「知的アンチダイエット生活」の中に書いてあった言葉だ。
今私の中では健康がブームになっている。とりあえず図書館で健康に関する本を借りまくっている。何冊か健康に関する本を読んでみたけど、基本的に「不自然なことはするな」という姿勢で書いている本が私は好きだ。この方向性で生きて行こう。
この夏目さんの本は、自身が11歳から始めた数々の失敗に終わったダイエット経験をもとに、確信にいたった「ダイエットは絶対にするな」という考えのもと書かれている。ゲームをしている夫の横で私はこの本を読みながら「ほえー!」とか「か〜!!そうやったんか!」と叫び続けていた。夫に「明日から好きな物を好きなだけ食べていいよ」と告げると、「本当に影響されやすいんだね」とぽそりと言われた。影響されやすさバンザイである。今まで塗りたくっていた化粧品も、米は太ると思わされていた事だって全部企業やそれで何かしら利益を得る人々からの影響だ。
私自身はあまりダイエットをしたことはないけど、姉が延々とダイエットを始めては挫折し、痩せては激太りをするという光景を目の当たりにして来た。それを見ていて私はいつしか「ダイエットってなんて意味のない苦行なんだろう」と思わざるをえなかった。(ねえちゃんごめん)だから私は世界中の、ダイエットをして食べたい物を我慢して、ストレスが溜まってどか食いをしている人々にこの本を読んでほしいと読みながら思った。
次はこれ。タイトルはあまり好きになれないけど、基本「不自然なことはするんじゃねえ」という姿勢なので好きだ。この幕内秀夫さんは「粗食のすすめ」という本が有名です。
これは「米さえ食べていれば大概大丈夫」というタイトルであってもいいかと思われる。というぐらい、米を基本とした食生活を送る事の重要性をといている。米を抜いて、ダイエットフードを食うとかトクホに頼るとか、生野菜は体にいいとか言ってサラダばっかり食べて体調を崩している現代人に警鐘を鳴らしまくっている。私は米だけでいいくらい米が好きなので、自分の食を肯定してくれるこの本が好きなのだ。だから米が太るから食うなとか、炭水化物が悪の根源とか言ってくる健康評論家(?)とか大嫌いなのだ。みんな米食って苦しい時を生きて来たのになに言ってんだ、と思うのだ。
最後にこれ。今まで三冊の本の表紙を見て、いかに読みやすそうな本を手に取っているかが分かってちょっと恥ずかしいけど、難しい事を読みやすくしている本は賢いと思うんだ!そういうことだ!
これはもう本当に「不自然なものは食うな」の一言に尽きます。著者の安倍司さんは、自分自身が添加物を作る側だったのだ。ある日自分が作った添加物がたっぷりの食べ物を、自分の子どもが手に取って食べようとした時にそれを急いで取り上げたらしい。そして食品会社に辞表を出し、その日から安全な食とは何かをといておられます。これだけで信じちゃうでしょ?
わかりりやすい見分け方として、食品の原材料が極力シンプルであるものを選べということですな。味噌なら「大豆(遺伝子組み換えでない)、食塩」以上。みたいなやつです。これを基本に選んで行こうと思う。
こんなことしてたって、突然車にひかれて死んじゃうかもしれんけどね。安全って何だよと思うけどね。利益を優先し過ぎて変な事してる会社にではなくて、誠実な気持ちで食べ物を作っている会社にお金を出したいということです。