今日は私が勤務している中学校の忘年会でした。津のイオンモール近くのカニ料理屋さん「甲羅」でしめやかに開催されました。去年の忘年会でも着ていた、「どれだけ食べてもラクなワンピース」を着ていきました。呑み会にはワンピースに限ります。かつてジーパンで参加して、お腹にくい込み血が止まりかけたのでそれは必須です。
私は教頭先生を始めとする重鎮席にほりこまれ、お酌のタイミングも逃しまくって最初からわき汗をかいていました。追い打ちをかけるように複雑なカニの関節に必死に食らいついていると、お楽しみビンゴゲームが始まりました。今回は一人1000円の予算でプレゼントを用意して行きました。私は怪しげなオブジェとハンカチという、かなり自己満足なプレゼントにしてしまい、ずっと誰に当たるか気が気ではありませんでした。
そうこうしていると、次々とビンガー(ビンゴになった人)が現れ、割と早い段階で私のプレゼントはもらわれて行きました。私は校長先生のプレゼントがあたり、暖かそうな耳当てを手に入れました。
ビンゴ大会も終わり再び歓談していると、「今からお楽しみ第二弾で〜す!」という声が。今年は豪華だな〜!と思っていると、、、。
「瀬島先生おめでとうございま〜す!」と言われ、、、自分が何かやらかしたかと思って、毛穴からさっき食べたカニの実がはみ出るかと思いました。
私は2月に結婚する事になっているのですが、何せ非常勤の身なので他の先生方にどのように伝えるべきか思い悩み、ひっそりと校長先生にだけ打ち明けておりました。しかも校長先生とは「非常勤ですし、内密で」みたいなお約束をしていたので、本当に驚き、なんとしよう!!!???とその後どのように振る舞うべきかわからなくなり先生達の顔が蜃気楼のように遠くに霞んで見えました。
そうして、先生方から結婚祝いの斬新なお花カゴと、ほしいと思っていたたこ焼き機と、超便利な卓上鍋と巨大なペアのマグカップをいただきました。うわわわわわわわわ、こんな迷惑しかかけていない私になんというもったいない、あ、あ、ありがとうございます。この御礼はきっといたします。
私は思えば大学卒業以来、どこにも正式に就職せず、まさにぺんぺん草ようにアルバイトをしながら絵を描いて生きていました。どこにいっても責任は薄く、自分で選んだ道とはいえこんな漂うホコリみたいな大人でいいのだろうか、自分は人の為に役立っているだろうかとよく不安にかられていました。
なので非常勤とはいえ学校という場所で働けて、「先生は先生じゃない。近所に住んでるねーちゃんみたい」と今も生徒に言われ続けているので教師とは呼べない存在ですが 、このように学校の一員として迎えられている事を感謝せずにはおれません。
迷惑しかかけておりませんが、あと3ヶ月どうぞよろしくお願いします。