今朝起きるとリビングのテーブルに紙袋が。きた〜!いつものやつです。父はお祭り大好き人間なので、クリスマスプレゼントを毎年くれます。ええ、素晴らしくサービス精神のある父です。なにせマジシャンですから。
でも私は毎年この紙袋を開けるのがこわい、、、。なぜなら、たいてい使えないものや趣味の全く違うものが入っているからです。たまに行く海外へのマッジク出張からのおみやげにも、母は毎回「何も買ってこなくてもいいからね」と伝えています。昔は色鉛筆やかわいい宝石箱や美しいレターセットなど、父からのおみやげは私も大好きでした。ところが私達が高校生くらいになってくると、だんだん雲行きがあやしくなってきました。
「もう娘も大人だから」的な目線で父が選んだおみやげはどこかずれているのです。いや、私達が大人に成ったせいで趣味や好みが複雑化することはごく自然な事です。父よ、よく見ておくれ。私はいつも化粧をほとんどしていないだろう?娘が化粧に熱心かどうかくらい分かってほしい。なのに立派なお化粧セットをいただいてもどうしたらいいのか分からない。つまり赤い口紅はいらないのだよ。謎のデザインのスウォッチもつけられないのだよ。このブローチも私の年代ではどもにもこうにもつけられないのだよ。アロマオイルグッズも幸いストレスがあまり溜まってないし、省エネ思考だから電源をいれてまでオイルを温めようとは思わないのだよ。石けんは嬉しいよ。たまに奇跡の一品があったりすると小躍りします。
ということで、私はよく父とそのことでケンカをするので、もう父は海外からはおみやげを買ってこなくなりました。素直に喜んであげられない娘で大変に申し訳なく思います。
姉は父との意思疎通がうまいこといっていて、「パパ、韓国行くなら美容マスク買って来てや。」とか希望の品をちゃんと伝えるのでまんまと欲しい物を手に入れています。私は欲しい物が思いつかずに、ぼんやりしているといつのまにか父は海外から帰って来ています。「おまえにはないぞ」という言葉とともに。
そんな中、今回のクリスマスプレゼントは奇跡の一品でした。数少ない使えるものだ〜〜〜!暖かそうに見えてあんまり暖かくないスリッパ。ありがとうとまだ言えていません。「かかとがちょっと寒いよ、このスリッパ」としか伝えられていない私でした。