ばあさまが桜餅を作ったとのこと。桜餅って家庭で作れんのか〜と感心して一口。
私は桜餅が和菓子の中で一番好きで、一人暮らしの時はアパートの隣のミニストップで毎日2個くらい買って食べていました。桜餅の事を考えて眠りにつくこともあるくらいとにかく桜餅が好きなんです。理由は明確で、あの塩漬けの桜の葉っぱが要は好きなんです。塩スイーツとやらが流行ってましたけど、桜餅こそ塩スイーツの元祖だろう、と確信しています。
つまり、塩付け葉っぱの無い桜餅は、ただのピンクのハレンチな餅です。あの葉っぱに包まれてこそ、慎み深いかわいい餅ですが、あれを剥げばもうどうしようもないハレンチな餅です。
それで、ばあさまの桜餅は一見慎み深そうにみえますが、これ、塩漬けにされていませんでした。ただの葉っぱでした。野生です。アダムとイヴの裸をかくしていたような葉っぱを一枚はりつけてあるだけでした。しかも苦い。苦スイーツなんて絶対はやらない。
帰りの道すがら、母があまりにばあさまの桜餅のことを悪く言うので、これ以上言うのはかわいそうで何も言わないようにしようかな。でもやっぱり言おうかな。明日言おう。