12月27日は毎年恒例餅つきの日でした。今回のメンバーは、84歳おばあちゃんがもちろんボスで、62歳叔母、60歳母、35歳姉、おそらく42歳義兄、33歳私、2歳8ヶ月息子、そして67歳父は、コタツで寝てるだけ。私の夫は28日まで仕事で東京なので、今回は不在。かなりメンバー高齢化してきました。代替わりしなければと思いながら、私はいつも周りではやしたてたり、もちを食ったりするだけであまり戦力にはならず、姉に頼るばかり、、、。母や姉の賑やかな声が響きます。
父はもう最初から当てにされていないので、コタツでテレビを観ており、義兄マイマイは「手伝います!」といつも言ってくれているのですが、女勢のあまりの勢いにおされ、なかなか深くは入り込めず、私の息子をトミカでお守りをしてくれています。それが一番ありがたいんです、私としては。いつもありがとうございます。
つきたての餅を食べながら「あー、私が一年で一番好きな行事が今年も終わってしまったなー」としんみりします。私はこの行事が一年で一番好き。みんながおばあちゃんちに集まって、湯気がたって、賑やかで、つきたてのお餅が食べられる。準備も後片付けも大変だけど、もしなくなってしまったら心の底からさみしい。だから絶対に私と姉で引き継いでいかなくちゃと思っています。
お餅を食べたあとは、みんな満腹感と疲労で大きなコタツで一緒に昼寝。それも好きです。思いがけず寝込みすぎて夕方に起きてしまったあのちょっとした罪悪感なんかも、みんながいるから平気。
今年珍しかった我が家のごちそうとしては、近所の人からいただいた、生の鹿肉を使った「シカシチュー」でしょうか。母は鹿肉を手に入れた物の、どうしようどうしようとモヤモヤしておったようですが、ネットでシチューの作り方を入手し、作ってくれました。これが、、、絶品!絶品でした。私は悪阻が始まっていたので、「シカのシチュー」と聞いただけで、結構どよーんとしていたのですが、食べてみたら本当に、奥深ーいうまみがあって、悪阻でなかったらもっと食べたかったくらいです。
昔シカのお刺身は食べた事があって、それが本当に美味しかったので、本当は生で食べたかったのですが、妊婦に生肉はちょっとという思いもあり、シチューで良かったです。しかし、鹿肉は生でもいけるし煮込んでもいけるとは、やるね。もっと手軽にスーパーとかで買えるようになればいいのにと思います。
そして元日の朝、今年は元日から家族全員で鳥羽へ旅行だったので、おせちはごく簡単なもの。これにお雑煮がついています。しゃけとほうれん草は、お雑煮に入れる物です。でも今回のおせちは特別で、3品ほど、あのぐうたらなうちの父が作ったのでした。確か、ごまめと酢レンコンと、高野豆腐かなんか、、、。父がおせちを作ったのは初めてです。
3月に68歳で定年退職する父、ただでさえソファから離れずテレビばかり観ている父が定年なんかしたら、もう母は怒りで気絶するんじゃないかと私は心底心配していたので、前向きな父の姿勢に少し安心しました。
といっても、このおせちも母から尻を叩かれながら、うっすらモラハラを受けながら、台所で巨大な背中を丸めて作っていました。定年しても仲良くやってほしいと心から願っています。
みんなでおせちの朝食を食べ、お昼ぐらいから、父、母、姉、姉の旦那さんマイマイ、私の夫、私、息子、そしておばあちゃんの総勢8名で2台の車に乗り鳥羽へ。この日のために母は1年前からホテルを予約です。正月は、女は旅行をしたいんです。だって正月に家事したくないもーん。楽しく賑やかなお正月でした。
そして、帰って来たら母はまた来年の旅館を探し始めていました。この楽しい正月のためにまた1年がんばるんだ!