実家にひと月帰っていたものの、全くブログを更新する暇がなく年が明け、あっという間に東京に帰って来てしまいました。ああ〜書きたいものが山積みなのに気持ちは焦るばかりです。
改めまして、皆様あけましておめでとうございます。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
たくさんあった年末のイベントですが、このタイトルにもありますようにですね、なんと私と息子、付き添いの私の姉はですね、なんと「おかあさんといっしょファミリーコンサートin大阪」に行ったのです。おかあさんといっしょファミリーコンサートというのは、小さいお子さんがおられる方々なら誰もが一度はテレビで観た事があるかと思います。NHKの教育番組のコンサートです、はい。DonDokoDonのお笑いライブと奥田民生のライブ以外、そのようなコンサート的なものにほとんど行った事がない私にとってはかなり新鮮な経験です。(マジシャンの父の関係でマジックショウだけは数えきれないほど行っていますが、うっかり引田テンコウさんなんかと握手したり)
なぜそんな人気のコンサートに参加できたのかといいますと、大阪の友達のヨーコちゃんがチケットが奇跡的に余分に入手できたことによるものなのです。そうでなかったら、コンサートに参加することなど夢にも考えていないぼんやり視聴者の私には到底手の届かないコンサートな訳ですよ。そんなことで、いつものように棚からぼたもち的にそのイベントをつかみとり、ほくほくと12月22日に三重から大阪へ父の車に便乗してNHKホール大阪に馳せ参じました。
コンサート会場に着くと、おかさんといっしょでおなじみのキャラクター商品がばか高い値段で売買され、キャラクターとの記念撮影には長蛇の列。息子は興奮気味でしたが、まだ「買って」とかいう概念もないのでもちろん素通り。私はふと、「そういえば行きの車でも息子は寝ずに、電車でも寝ていない、おまけにコンサートの時間はいつも昼寝の時間だけど、、、まあ大好きなおかあさんといっしょのコンサートだから、まさか寝たりしないよね、、、?」とうっすら不安がよぎったものの、私たち3人はコンサートホールに足を踏み入れました。
上の写真は会場で配られたビニールバッグ。今も時々息子は眺めて奇声をあげている。
コンサートホールは暖房がむんむん効いていて、寒すぎる外気にさらされていた私たちは、あくびを噛み締めながら開演を待っていました。チケットを入手してくれたヨーコちゃん一家も到着。席は遠く離れていましたが、再会を喜び合いました。ヨーコちゃんはチケットを譲ってくれたばかりでなく、クリスマスプレゼントまで息子にくれました。私はなーーーーーんにも気がつかず完全に手ぶら。うひょー、すいません、ダメな母親で。
そしてブザーが鳴り、幕があきました!強烈な光!スポットライトをあびる歌のお兄さんとお姉さん!ああ、テレビで観るよりお姉さんはかわいい!お兄さんは案外背が低いのね!息子も、ちょっと寝ようかなと思っていた所だったらしくふいをつかれたようで目を丸くし、呆然としながらとりあえず手拍子だけはしていました。
しかし、ポコポっていとが出て来た時点で、息子は寝た。まだ始まって間もない頃です。そしてそのまま揺すってもまぶたを引っ張っても、背筋を伸ばしても起きない。間もなく、暖かさと照明の薄暗さにやられて、姉も寝た。そして私も力つきた。静かな、静かな席です。うちだけ。熾烈なチケット争奪戦がおそらくあったであろう、貴重な今回の機会。私たちは、寝た。何日も前から楽しみにしていたのに、私たちは寝たのです。
1時間ばかりのコンサートは、ただの昼寝の時間と化し、空しく終わった。ヨーコちゃんが元気に手を振っている。「おねえさんのワンピースかわいかったなあ!うちははーちゃんも大ちゃんずっと嬉しそうやったわ。」とキラキラした目をした二人の子どもと一緒に出てきました。うちは未だ眠り足りないどんよりとした顔で、登場。
せめてキャラクターの人形と記念撮影だけはしようと、もう行列の途絶えたキャラクター前でぱちり。あ、これでちょっとは気持ちが救われた。
いつの日かまた、チケットが手に入るようなことがあれば、その時はお昼ねしてから行こうな。