ワールドカップで日本ががんばっている最中、私も、我が家のキッチンを死守すべく、ついにベビーゲートを取り付ける事になりました。正確に言うと、夫が取り付けたことになりますが、、、。父の日サンキュー!
もう、何で早く取り付けなかったんだろうか。私のキッチンでのあの戦争は何だったのだろうか。ケチケチしてないで、さっさと買っときゃよかったよ。電動自転車よりこっちだろ。と、自分に突っ込みを入れる日々です。このゲートは3800円ほど、14万もした自転車を思うと屁のような値段なのに。なぜかでかい買い物のほうが気前のよくなる私。西友では常にお値下げ品コーナーをうろついてるのに。
そう、我が家のキッチンは、息子の遊び場になっており、車を走らせたり瓶を転がしたり、ペットボトルを転がしたり、ゴミをあさったりとやりたい放題でした。私がキッチンに立つ時は必ず息子は駆けつけるので(来なくて良いのに)毎日、最後の台所仕事が終わる頃には、息子があらゆる引き出しをあさって引っ張りだしたかつおぶしパックや、コーヒーの瓶、タッパーなどをひとつひとつ片付ける日々でした。ある日、息子が大人しいぞと思って顔をのぞくと、固形のコンソメをなめなめしていて、ゲートを取り付ける事にしました。そりゃうまかっただろうよ。うまみの元だもの。
しかし、取り付けたものの、息子の猛抗議が待っていました。予想は出来たけどさ。もう小さいゴリラですよ。泣き叫んでゲートをゆらすゆらす。オリに入っている側の私がなぜか申し訳なくなるよ。なので、結局たま〜に解放してガス抜きをしていますが。でも、もうどうにもならんほどに荒らされ始めたら、強行に追い出すという事ができるぞ!という強みを手に入れたので、よかったですよ。3800円だし。(しつこい)
そんなめちゃくちゃな日々ですが、私の強い味方はNHKの教育番組シリーズ。特に夕方4時からの流れでみんなの歌から、英語であそぼ、いないいないばあ、おかあさんといっしょ、みいつけた、まで、本当に助かっています。受信料払っててよかった。一体どんな研究をしたんだ?というほど子どもは食いつきます。オープニングの音楽が流れるやいなや、息子手拍子、ジャンプ、で釘付けです。本当にありがたや。
だいたいその間に夕飯を作ったり、なんやかんやの雑用を押し込んでやっています。
思い返せば私が保育園生だったころも、母が迎えに来るまで、ずーっとおかあさんといっしょを保育園で観ていました。じゃじゃまる、ピッコロ、ポロリは心の友だったし、みんなの歌は大好きで、今でも何曲かは歌える程です。特に好きだったのはメトロポリタンミュージアムにキャベツUFO、コンピューターおばあちゃんなどです。素敵な歌を聴いている間に、ひとりまたひとりとお迎えで友達がいなくなっていくのですが、私は人が少なくなって静かになっていくのが好きで、「みんな早くいなくならんかな〜。」とひっそりと思っていました。気の弱いいじめられっこでしたからね。今日も平和でありますようにと願う日々でした。そんなあまり楽しくもない保育園生活でも、おかあさんといっしょは私を楽しい気持ちにさせてくれたのを覚えています。
あのときは、ありがとう、おかあさんといっしょ。そして今は息子を楽しい気持ちにさせてくれてありがとう。