でへ。まだ産んでません。予定日から一週間が過ぎました。昨日は産婦人科で、お腹の赤ちゃんが元気かどうか40分間お腹に機械をつけて心音を取りました。お腹にぐるっとテープを巻いて、手には胎動を感じたら押すスイッチを持って40分間病院の「処置室」に転がっていました。「処置室」ってなんかこわい響きやな、、、。
母も隣で待機。一緒になってぺちゃくちゃしゃべってしまうので、胎動スイッチを押し忘れないように気をつける。そうこうしていたら、電気屋に行っていた父が乱入してきました。父がピンクに彩られたこの産婦人科に居る事がすごく不自然に感じてしまう。廊下に出て新生児室に居た別の人の赤ちゃんを見てくる、というので「不審者に思われて捕まりませんように」と思う。
「処置室」とは名ばかりの、かわいらしい部屋。さすが産婦人科。隣には中学校があって、生徒達の元気な声が聞こえて来てのどかですが、あと数日で私はここで断末魔の叫びをあげるのかと思うと恐怖だ。
内診のときに、いつも私が「ぎゃー!痛いよ〜う!!」とうるさいので、院長ののりちゃんに「あんたが頑張らんで誰がガンバンの!」と言われる。看護婦さんも、内診のときにいくら「力抜いて〜。」といっても踏ん張り続ける私に不安そうである。「はい、足だらーっとしてだらーっと!」と言われるのに足は突っ張ったままなのだ。私も力を抜きたいのはやまやまなのだ。さらには「しっこでるー!」と私が叫ぶと、「もう、うんこでもしっこでもしたらええが。」と、おそらく70を過ぎている院長のりちゃんは悟りきった口調でカーテンの向こうで言うのだった。そういって安心させたかと思うと、私が「でも出産は内診の100倍痛いんでしょうか?」と恐る恐る聞くと「そんなもん!100倍どころやあらへんで!!」と今度は脅かしてくるのだ。私はその度に恐れおののいた表情で固まるので、看護婦さんたちも気の毒そうに苦笑いをしている。
この日の診察で、お腹の赤ちゃんは元気だけどもちょっと大きくなってきていて、にも関わらず子宮口からして全然出てくる気配がないので、月曜日に入院して産むことになりました。あ〜やっと産める。こわいけど、「いつ産まれるのか」と悶々として過ごす日々とやっとおさらばできると思うと清々しい気分です。
今度このブログを書く時は、私は無事に母となっているのでしょうか。