私の伯母さんが、61歳という若さで亡くなりました。10年前からガンを患っていましたが、本当に治療に前向きでものすごく頑張っていました。1年前の私の結婚式にも出席してくれて、そのときの写真は頬もふっくらしていて、全然病気には見えないくらいでした。自分がガンだということを、家族や親戚などの本当に近しい人にしか伝えてなかったので、近所の方々は急に亡くなったように感じて驚いていました。
でも、私達家族はみんな知っていました。彼女がどんなに頑張っていたか。良い治療法があると、すべて試していました。どんなに副作用が強くても「私は絶対負けない。」と言って、笑顔で頑張っていました。だから私には、ガンになってもずっと笑顔でいる伯母さんの顔しか記憶にないくらいです。
伯母さんは、私の母の一番上のお姉さんで、私のこともとても可愛がってくれました。私のこのブログを楽しみに読んでくれていて、「シホちゃんのブログ、私読むの好きやねん!シホちゃんとは気が合うわ〜。」とよく話してくれました。うちの姉とは、「スペインから帰って来たら一緒に農業をしようね。」と話していました。
「私はまだまだやりたいことがたくさんあるねん。死んでたまるか!」と言っていました。だから、伯母さんの最後の言葉は「悔しい」でした。泣きながら、「悔しい。」と言ったのです。
だから、私達も悔しい気持ちが溢れて、最後のお別れが本当に辛かった。伯母さんの娘のゆみちゃんは、何度も「お母さん、ありがとう、ありがとう。」と言って、花で埋め尽くされた伯母さんの顔をなでていました。みんなたくさん泣きました。
姪である私が、こうしてブログに書くべきじゃないのかもしれないけど、素通りできるわけがない日でした。頑張って頑張って生きていたはるみちゃんが亡くなった、もう肩の力を抜いて、天国でのんびりしてほしい。誰もはるみちゃんの事を忘れないから。